「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

パリ五輪 7/26開幕 日本選手団最多の409人 金20個目標 

パリオリンピックが7月26日開幕した。今回の大会は『広く開かれた大会』をスローガンに、夏季五輪史上初めてスタジアム以外のセーヌ川で開会式が行われた。エッフェル塔がレーザー光線で、パリの上空が様々に照らし出される光の演出は圧巻だった。愛の讃歌が流れる中、エッフェル塔のステージに登場したセリーヌ・ディオンが美しい歌声を響かせた。長く記憶に残りそうな開会式だった。
パリ五輪はエッフェル塔スタジアム、コンコルド広場、ヴェルサイユ宮殿前などの街中も競技会場となって実施される。日本選手団の選手数は海外で行われる大会では史上最多の409人となった。目標とする20個の金メダル獲得を目標に8月11日までの17日間の戦いが幕を開けた。
パリ大会には32競技の合わせて329種目に200ほどの国・地域などから男子がおよそ5,700人、女子が5,500の合わせて1万1,000人余の選手がエントリーしている。このほか、難民選手団が前回の東京大会より8人増えて、これまでで最多の37人、ウクライナ侵攻により、国として参加が認められていないロシアと、その同盟国のベラルーシ国籍の選手がか”AIN”と呼ばれる「中立的な立場の個人の資格の選手」として合わせて32人が出場する見込み。

平均寿命3年ぶりに延びる 女性87.14歳, 男性81.09歳

厚生労働省公表の簡易生命表によると、2023年の日本人の平均寿命は女性が87.14歳、男性が81.09歳となり、前年に比べ女性は0.05歳、男性が0.04歳それぞれ延びたことが分かった。直近2年間は新型コロナウイルス禍の影響で男女とも連続して縮んでいた。したがって延びるのは3年ぶり。
国別にみると、女性は日本が前年と同様世界1位、男性は4位から5位に下がった。女性は2位がスイス(85.9歳)、3位がフランス(85.75歳)。男性は1位スイス(82.3歳)、2位スウェーデン(81.58歳)、3位ノルウェー(81.39歳)。

なでしこジャパン パリ五輪初戦はスペインに敗れる

パリ五輪のサッカー女子は7月25日、1次リーグ各組の第1戦が行われた。C組の日本代表「なでしこジャパン」は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位で、2023年のワールドカップ(W杯)覇者のスペインに1−2で逆転負けし、勝点を得ることはできなかった。
試合はスペインがボールを支配する時間が圧倒的に長く、日本は自陣でしのぎながらカウンターアタックの機会をうかがう展開。ただ、この日のなでしこはパスミスや、スペインの素早い、そして厳しいチェックに遭い、攻撃の組み立てが十分できず、シュートに持ち込めた場面は極めて少なかった。このため、なでしこは序盤13分にFKを直接決めて先制した1点にとどまった。
スペインは、2023年のW杯1次リーグで0−4で惨敗した、なでしこに対する戦い方を、徹底して磨いていた。
なでしこジャパンは28日にブラジル、31日にナイジェリアと」それぞれ対戦する。

大阪・天神祭 夏本番「船渡御」と奉納花火が夜空彩る

水の都・大阪に夏本番を告げる大阪天満宮(所在地:大阪市北区)の天神祭は7月25日、クライマックスの「船渡御(ふなとぎょ)」を迎えた。市中心部を流れる大川では午後6時過ぎ、菅原道真のご神霊を乗せた船をはじめ、赤や白の提灯で飾られた船が次々と出発。太鼓や鉦(かね)を鳴らしながら往来、総勢約100隻の船が行き交った。また、夜空を彩る奉納花火も打ち上げられ、見物客を魅了した。

サッカーパリ五輪男子 パラグアイに5−0 白星発進

パリ五輪開会式に先立ってスタートしたサッカー1次リーグで、日本男子代表は7月24日(日本時間25日)、フランス・ボルドー競技場でD組初戦を南米の雄、パラグアイと戦い、5−0と大勝し白星発進した。パラグアイは序盤とくに、パスを出した直後の日本選手への、バックからの悪質な足元や足首へのアタックが目立った。このため審判が注意を与えるシーンが度々あり、中断した。こうしたプレーにより、パラグアイ側が退場者を出したことで、ハードワークとなった後半に、日本の数的有利が発揮され、日本はゴールを重ねた。
次戦は7月27日(日本時間28日)、マリと対戦する。

24年度最低賃金 全国平均1,054円 上げ幅50円は過去最大

厚生労働相の諮問機関、中央最低賃金審議会の小委員会は7月24日、2024年度の最低賃金の目安を全国平均で時給1,054円にすることを決めた。現在の1,004円から50円の引き上げで、22年連続の増加となる。引き上げ幅は2023年度の43円を上回って過去最大。幅広い品目の長期にわたる諸物価上昇への対応を重視することで、労使双方が折り合った。

日本人86万人減の1億2,156万人 外国人初の300万人超え

総務省の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、1月1日時点の日本人の人口は1億2,156万1,801人で、前年から86万1,237人減少した。減少となるのは15年連続で、前年比の減少幅は1968年の調査開始以来、最大となった。一方、外国人は前年から11.01%増え、過去最多の332万3,374人となり、初めて300万人を超えた。増加幅は過去最大の32万9,535人だった。
この結果、外国人を含む総人口は1億2,488万5,175人となった。日本人の減少幅が外国人人口の増加分を上回り、総人口は53万1,702人減少した。

京都・祇園祭 後祭で山鉾11基が巡行 前祭とは逆ルートで

京都・祇園祭は7月24日、四条通〜河原町一帯の京都市内中心部で後祭の、前祭の巡行(17日)とは別の、それぞれ豪奢な山鉾11基による巡行が行われた。午前9時半ごろ、先頭の橋弁慶山が前祭とは逆のルートで出発。四条河原町の交差点では話題にされる「鉾」の「辻回し」ほか、「山」が90度、方向転換する「辻回し」がみられた。男衆らが小型の山を肩に担ぎ、威勢の良い掛け声で回転させた。見物客は前祭とはまた別の、精緻な図柄の前懸けや躍動感ある人形が飾り付けられた山鉾に見入っていた。
京都・祇園祭の山鉾巡行は、かつての「伝統を重んじるべきべきだ」との考え方のもと、2014年から古式に則って前祭(7月17日)と後祭(7月24日)に分けて実施されている。

23年の大麻摘発最多大幅更新の6,703人, 30歳未満が7割

警察、海上保安庁、厚生労働省麻薬取締部などによる2023年の大麻事件の摘発者数が前年比20.9%増の6,703人に上り、過去最多だった2021年(5,783人)を大幅に上回ったことが分かった。30歳未満が約7割を占め、早急な対策が求められる。
薬物事件全体の摘発は9.46%増の1万3,815人。うち覚醒剤は3.43%減の6,073人で、8年連続で減少した。ただ、押収量は237.0%増の1601.6kg
と大幅に増加した。摘発者数は大麻が初めて覚醒剤を上回った。