「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

中国6月新築住宅価格 主要都市の91%で下落 いぜん低迷

中国国家統計局が7月15日発表した6月の主要70都市の新築住宅価格動向によると、前月比で全体の91%にあたる64都市で価格が下落した。下落した都市は5月から4都市減ったが、まだ90%以上の都市で住宅価格が低迷状態にある。しかも13カ月連続で半数を上回る都市で値下がりが続いている。

古江彩佳 海外メジャー初V 終盤で逆転 日本女子4人目

女子グルフのメジャー第4戦、エビアン選手権は7月14日、フランス南東部のエビアンのエビアン・リゾートGC(パー71)で、最終ラウンドが行われ、首位と1打差の21位から出た古江彩佳(24)が逆転優勝し、初のメジャータイトルを手にした。終盤の連続バーディ、イーグルは圧巻だった。メジャータイトルは、日本勢の女子としては樋口久子さん、渋野日向子選手、笹生優花選手に次いで史上4人目。

トランプ氏 演説中 銃撃され負傷 容疑者は20歳の男性

米国共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が東部ペンシルベニア州バトラーで7月13日、選挙集会で演説中に銃撃され、右耳を”貫通”負傷した。容疑者はトランプ氏を警護していた大統領警護隊(シークレットサービス)に射殺された。この銃撃で聴衆の男性1人が死亡、男性2人が重傷を負った。連邦捜査局(FBI)などによると、容疑者はトーマス・ルックス(20)と特定されたが、動機など詳細はは明らかになっていない。

6月バイト・パート時給2%高 年初からの急激な伸び一服

リクルートの媒体情報によると、6月のアルバイト・パート募集時平均時給は3大都市圏(首都圏、東海、関西)で前年同月比23円(2.0%)高の1,181円だった。引き続き人手不足を背景に、上昇基調に変化はない。ただ、年初から続いてきた3〜4%台の高い伸びはやや減速した。

世界人口 2080年代にピーク103億人 中国は半減 国連推計

国連は「世界人口デー」の7月11日、世界の人口が2080年代半ばに103億人でピークを迎え、今世紀中に減少に転じるとの推計を発表した。従来の予測よりもピークの人口が少なく、早く到達する見通しとなった。現在の世界の人口は約82億人で、今後60年でさらに20億人増加する。
現在世界2位の中国は約14億2,000万人から、今世紀末には約6億3,000万人へ半減する。日本は今後30年で2,100万人減少する。

米ペリー 横浜に上陸170年 警備を担った武士目線で記念展

2024年はペリー提督率いる米国艦隊が日本の海に現れ、横浜に上陸し、日米和親条約が結ばれてから170年目にあたる。この節目の年を記念し、ペリー来航に際し現場で警備を担った武士たちの目線から、彼ら残した日記や手紙をもとに、ペリー来航の新たな一面を分かりやすく紹介する展示会が、横浜市歴史博物館で開かれる。
170年記念展『サムライ Meets ペリーWith黒船ー海を守った武士たち』の会期は7月13日〜9月1日。開館時間は9時〜17時。観覧料は一般1,000円、高校・大学生500円、小・中学生200円。
当時、江戸幕府はペリー来航に備えて江戸湾の警備を強化。横浜市域では武州金沢藩(神奈川県横浜市)、鳥取藩(鳥取県)、小倉藩(福岡県)、松代藩(長野県)などが警備を担当した。

東大など 認知症の非記憶系症状は大脳の異常と関連

東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構、国立精神・神経医療研究センター、米国ブラウン大学との共同研究により、アルツハイマー型認知症の非記憶系症状は大脳ネットワークの活動異常と関連していることが解明された。
今回明らかになったのは①アルツハイマー型認知症の非記憶系症状(注意の障害など)は、左頭頂葉の変性が引き金となって起こされる大脳ネットワークの活動異常と関連している②左頭頂葉の神経細胞の変性は、同脳部位の神経活動を不安定にし、様々な情報を統合処理する能力を低下させている③こうした左頭頂葉の活動の変化は、脳全体に広がるデフォルトモードネットワークという神経ネットワークの活動を不安定にし、結果として注意の障害など非記憶系の症状を引き起こしているーの3点。

旧統一教会「献金の返還求めず」念書は無効 最高裁が初判断

最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は7月11日、世界平和統一家庭連合連合(旧統一教会)に対し、元信者の遺族が違法な勧誘で献金被害に遭ったとして、教団側に薬6,500万円の損害賠償を求めた訴訟で、元信者が署名押印した「返金や賠償を求めない」との念書を「無効」と判断した。
教団の献金勧誘を巡る最高裁の判断は初めてで、元信者らの救済につながる司法判断として注目される。同様の念書を交わしたケースは多数あるとされ、教団に対して被害の回復を求める訴訟が今後、爆発的に増える可能性がある。

京都 祇園祭 四条通で山鉾巡行を前に「鉾建て」始まる

京都・祇園祭のハイライト、山鉾巡行(前祭は7月17日、後祭は7月24日)を前に、京都市内の四条通など中心部では7月10日から、鉾を組み立てる「鉾建て」が始まった。木材を組み合わせ、くぎを一切使わず、縄だけで固定する「縄がらみ」という方法で組み立てていく。周辺では交通規制が始まり、行き交う人の中には組み立ての様子をカメラにおさめる人もいる。組立作業は12、13日ごろまで続けられる。