日本病院会など病院関係6団体が会員の5,901施設を対象に実施した調査によると、物価の高騰や賃金の上昇に伴い、診療にかかる費用が収益を上回り、経常利益が赤字の病院が6割超に上ることが明らかになった。2024年度の診療報酬改定後に病院がより深刻な経営難に陥っているとする緊急調査の結果を公表した。
改定後の2024年6〜11月と2023年同期の経営状況を比較した。その結果、経常利益が赤字と回答した病院は61.2%で、2023年同期(50.8%)から10.4ポイント増加した。通常の入院や外来診療の医業収益は1.9%増だったのに対し、給与費は2.7%増、診療材料費や水道光熱費などの経費は2.4%増と、いずれも医業収益の増加率を上回った。
調査は今年1〜2月、6団体の会員、5,901施設を対象に実施し、1,816施設(30.8%)が回答した。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
EU, カナダ 対米報復関税を発表 世界経済への悪影響が懸念
欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は3月12日、トランプ米政権による鉄鋼・アルミニウム製品への追加関税への対抗策として、最大260億ユーロ(約4兆2,000億円)相当の米国からの輸入品に報復関税を課すと発表した。
報復関税は2段階で実施し、まず4月1日から、EUが第1次トランプ政権時に決定した米国製品への報復関税を復活させる。第2弾は4月中旬までに発動する。カナダ政府も12日、米国の追加関税に対抗し、米国の鉄鋼やアルミなど298億カナダ・ドル(約3兆1,000億円)相当の輸入品に、13日から25%の報復関税を課すと発表した。米国とEUの貿易関係は堺最大で、関税に応酬による世界経済への悪影響が懸念される。
春闘 大手満額回答相次ぐ 中小企業へ波及するかが焦点
2025年春闘は3月12日、自動車や電機などの大手企業が集中回答日を迎えた。24年並みの要求に対し、満額回答の企業が相次ぎ、前年に続いて高水準の賃上げを維持した。今後は賃上げの機運が中小企業の労使交渉にも波及するかが焦点となる。
ただ、大手企業の下請けとなる中小企業では価格転嫁が進まず、労働組合がない企業も多く、賃上げの原資をつくりにくいのが現状。このため、中小企業の経営者からは賃上げの継続が難しいとする企業も少なくない。その結果、待遇面で大手との格差がさらに拡大することを懸念する声も聞かれる。
大手の自動車や電機業界などの労組でつくる金属労協によると、平均賃上げ学は1万4,575円と前年(1万4,638円)波を維持した。トヨタ自動車、マツダが賃上げ、一時金ともに満額で回答した。日立製作所やNECも満額回答だった。
天皇皇后両陛下 大阪・関西万博 4/12の開会式に出席へ
カスハラ対策法案閣議決定 企業に相談窓口設置など義務付け
造幣局「桜の通り抜け」4/5〜 30万6,000人の来場見込む
外国人材「育成就労」基本方針決定 特定技能へ移行促す
米トランプ政権 鉄鋼・アルミ製品に25%関税 3/12発動
ウクライナ 一時停戦受け入れ用意表明 米軍事支援再開決定
ウクライナ情勢を巡って、米国とウクライナの高官による協議が3月11日、サウジアラビアのジッダで行われた。協議の後、両政府は「両国の代表が永続的な平和に向けた取り組みを開始すべき時だという認識で一致した」との共同声明を発表。そのうえで、米国の提案を受け入れ、ウクライナは即時かつ暫定的な30日間の停戦を受け入れる用意があると表明した。この停戦は当事者の合意によって延長が可能で、ロシアが受け入れ、同時に実施することが条件になるとしている。
また、今回の協議を受けて、米国が一時停止しているウクライナへの軍事情報の共有と軍事支援を再開すると発表した。
この協議には、米国側からルビオ国務長官、マイク・ウォルツ大統領補佐官、ウクライナ側からアンドリー・イェルマーク大統領府長官、アンドリー・シビハ外相、ルステム・ウメロフ国防相が出席した。