大阪労働局によると、9月の近畿2府4県の有効求人倍率は1.03倍で、前月から0.01ポイント低下し9カ月連続で前の月を下回った。3月の1.42倍と比べると、6カ月間でおよそ0.4ポイント下がり、新型コロナウイルスの影響で厳しい状態が続いている。
府県別では大阪府が1.12倍、奈良県が1.09倍、京都府が1.01倍、和歌山県が0.96倍、兵庫県が0.93倍、滋賀県が0.82倍と3県が1倍を割り込む水準が続いている。今後について、大阪労働局では「全体としては雇用情勢が好転する要素は見当たらず、(コロナの)影響は続きそうだ」としている。
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大阪府の昨年度のいじめ把握件数4万3,911件で過去最多
文部科学省の調査によると、昨年度、大阪府内の小中学校、高校、特別支援学校で把握されたいじめ件数は合わせて4万3,911件で前年度より7,960件増え、いまの方法で統計を取り始めた平成18年度以降で最も多くなった。内訳をみると、小学校で3万7,409件、中学校で5,753件、高校で6,291件、特別支援学校で120件となっている。
いじめを認知するきっかけは、アンケート調査など学校の取り組みによるものが2万5,884件と最も多く、次いで本人からの訴えが6,354件、学級担任が見つけたのが5,380件などとなっている。
このほか、不登校の児童や生徒の数は小学校で3,458人、中学校で9,022人、高校で5,924人で、合わせて1万8,404人となり、前年度比884人増えている。