JR西日本(本社:大阪市北区)は12月16日、JR大阪駅北側の梅田貨物駅の跡地で開発が進められている「うめきた」エリアの地下に建設中の、仮称・北梅田駅の工事現場を報道陣に公開した。地下15mほどの場所には、ホームの基礎部分やトンネルなどおよそ全工事の4割ができあがっているという。今後2つのホームと4本の線路が建設され、完成すれば関西空港と新大阪や京都方面を結ぶ特急「はるか」が停車する。開業は4年後の2023年春の予定。同駅完成時には、様々なタイプの車両に応じて開閉する場所を自在に変えられる世界初のホームドアの導入が検討されているほか、駅構内の混雑防止や緩和のため、カメラやAIなどを活用した、最新技術による次世代型の仕組みを取り入れる予定。
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大阪都構想の是非問う住民投票 20年11月実施 吉村知事が表明
大阪初の自動運転バス 公道で実証実験、来年度実用化目指す
大阪シティバス、大阪メトロは12月16日、自動運転バスの来年度中の実用化を目指し、大阪では初めて北区のグランフロント大阪の周辺の公道で実証実験を行った。自動運転バスはフランスの企業が開発した全長5mほどの15人乗りで、運転席もハンドルも設置されていないが、車体の上部や側面に搭載されたGPSやセンサーなどを使って数cm単位で位置を把握でき、あらかじめ設定されたルートを完全に自動で走行できるという。今回は障害物を設置したおよそ600mのコースを時速10kmほどで走行し、途中で人が飛び出した場合や前方で車が停止した場合に、センサーが検知してうまく停止できるかを確認していた。12月末から夢洲の公道で実証実験を重ねたうえで、大阪の湾岸エリアを中心に4つの路線で来年度中の実用化を目指すとしている。
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河内長野市でAI活用の乗り合いバス実証実験,高齢者の移動手段確保へ
大阪府河内長野市の南花台地区で、外出が難しい高齢者などの移動手段を確保するため、AI(人工知能)を活用した運行システムによる乗り合いバスの実証実験が12月9日から始まった。バスは電気で走る7人乗りの2台のカートで、およそ1時間ごとに充電しながら、街の中心部にあるスーパーを拠点に半径およそ2kmの地域を時速10kmの速さで無料で走行する。利用者はスマートフォンのアプリで乗り降りする場所や人数を予約すると、AIが予約の状況に応じて最適なコースを割り出し、これに従って運転手がバスを運行する。当面、毎週月・木曜日の2日間、9時半~16時半ごろまで運行。その後、運行日数を増やし、河内長野市では3年以内に本格運用につなげたいとしている。