JR西日本が来春 新大阪-奈良を快速直通運転
JR西日本は11月13日、2019年春「おおさか東線」が全線で開業することに伴い、新大阪駅と奈良駅を結ぶ快速列車の直通運転を始めると発表した。新大阪駅と奈良駅の間の直通運転の所要時間はおよそ1時間で、1日8本運行する。
おおさか東線は、新大阪駅と八尾市の久宝寺駅の間を結ぶ路線で、このうち南側の久宝寺駅から大阪・鶴見区の放出(はなてん)駅の間はすでに開業している。残りの放出駅から新大阪駅の間は現在建設中で、2019年春に全線開業が予定されている。
天皇陛下在位30年記念貨幣 大阪・造幣局で打ち初め式
大阪市北区の造幣局で11月5日、天皇陛下の在位30年を記念した1万円金貨と500円銅貨の打ち初め式が行われた。
1万円金貨は純金で20㌘あり、表には翼を広げた鳳凰(ほうおう)がデザインされ、500円銅貨には天皇皇后両陛下のご成婚のパレードで使用された馬車がデザインされている。また、いずれも桐と白樺があしらわれ、裏には菊の紋章が描かれている。
1万円金貨は単体の場合、13万8000円、金貨と銅貨のセットは14万円で通信販売され、銅貨だけの場合は金融機関の窓口で額面と同じ500円で引き換える。通信販売の申し込みは11月21日までで、販売と引き換えは2019年2月ごろから予定されている。
大阪・御堂筋などで冬の風物詩「光の饗宴」開幕
冬の大阪をイルミネーションで彩る、いまや冬の風物詩ともなったイベント「大阪・光の饗宴」が11月4日夜から始まった。大阪市のメインストリート・御堂筋も、梅田から難波までのおよそ4kmが、約130万個の色とりどりのLED電球の鮮やかな光で照らし出された。
点灯式には松井知事、吉村市長ほか人気デュオ、コブクロの2人らが参加した。初日は一部区間が歩行者に開放され、訪日外国人やカップルらが写真に収める姿が目立った。御堂筋のイルミネーションは12月31日まで、午後5時~午後11時まで。
冬の大阪をイルミネーションで飾るイベントは、海外から冬場にも観光客を呼び込もうと大阪府・市、経済界が官民挙げて協力のもと開いているもので、万博記念公園の太陽の塔や天王寺公園など各地もイルミネーションで彩られる。
近畿の9月有効求人倍率1.64倍と最高水準更新
大阪労働局によると、9月の近畿2府4県の有効求人倍率は前月比0.02㌽上回る1.64倍と、平成に入って最も高い水準をさらに更新した。
近畿2府4県で9月、仕事を求めている人は28万5745人と4カ月連続で減少したのに対し、企業の求人数は46万9659人で2カ月連続で増えた。府県別の有効求人倍率は、大阪府が1.83倍(前月比0.02㌽増)、京都府が1.56倍(同0.01㌽減)、奈良県が1.54倍(同0.07㌽増)、兵庫県が1.49倍(同0.03㌽増)、滋賀県が1.39倍(同増減なし)、和歌山県が1.38倍(同0.01㌽増)だった。
大阪労働局は今後の見通しについて、一時的に台風の影響はあったが、慢性的な人手不足を背景に、雇用情勢は引き続き堅調に推移するとみられるとしている。