羽柴(豊臣)秀吉が中国(毛利)攻めの際、備中高松城に仕掛けた”水攻め”作戦を、毛利軍から記した初の史料が確認された。6月2日、山口県岩国市の博物館「岩国徴古館」が発表した。
この書状が書かれたのは秀吉に毛利攻めを命じた織田信長が、明智光秀に討たれた本能寺の変(1582年)の当日だ。これを記したのは毛利元就の次男、吉川元春で、「この期に及んでは”安否の一戦”(決戦)を行う他ない」と綴っている。
書状は1582年6月2日付で、援軍として元春の周辺に陣取った重臣の今田経高に宛てたもの。
「歴史くらぶ」カテゴリーアーカイブ
144人が犠牲 十勝岳の”大正泥流”から100年
”東北絆まつり” 盛岡で開幕, 6県の夏祭り集結
恐竜絶滅起こした小惑星衝突の痕跡 北海道で発見
東北大学、東京大学、福井県立大学などの研究チームは、約6,600万年前の白亜紀末にメキシコでユカタン半島付近で起きた小惑星衝突の衝突時に似た痕跡を示す地層を北海道東部の浦幌町をを流れる川流布(かわるっぷ)川の支流上流で発見したと発表した。地層が含む金属成分や微生物の化石などを詳しく分析し、白亜紀末を示すK/Pg境界層の一部であることを突き止めた。
小惑星衝突の痕跡が、科学的な証拠を伴って日本国内で見つかるのは初めて。これらの共同研究の成果は、科学誌「コミュニケーションズ・アース・アンド・エンバイロメント」に掲載された。
白亜紀末、小惑星の衝突により恐竜などの生物が大量に絶滅したとされている。小惑星に多く含まれたイリジウムやオスミウムなどの金属元素が地球全体に広く降り積もった。
旧人 石器使い虫歯治療していた 5万9,000年前
ロシアなどの研究チームが5月13日、米科学誌プロスワンに、旧人ネアンデルタール人が小型の石器を使って虫歯を治療していたとみられる化石を見つけたと発表した。歯は約5万9,000年前のもので、同チームは本格的な虫歯治療を施した最古の事例だとしている。
歯は下顎の奥歯で、ロシア・南シベリアのアルタイ山脈にある洞窟で発見。性別は不明の成人のもの。歯髄に届くほどの深い穴が開いていた。偶然できた損傷ではなく、治療によって意図的に施されたものだとチームは分析した。そして、治療後もこの人物は長期間生存したとみられるという。
チームは、虫歯治療にあたって「痛みの原因を診断し、適切な石器を選ぶ必要があった」と指摘。ネアンデルタール人が「洗練された認知能力を持っていたことを示している」としている。