「歴史くらぶ」カテゴリーアーカイブ

長崎の鷹島沖 元寇船に麻雀起源の札,サイコロ?も見つかる

長崎県松浦市は10月28日、同市の鷹島沖の海底に沈む鎌倉時代の元寇(げんこう)船からサイコロや札のようなものが見つかったと発表した。調査した国学院大などの専門家は、当時の船員が遊ぶために使ったとみられ、麻雀の起源とされるゲームの道具の可能性があると推測している。
現場には元寇の沈没船が3隻沈んでおり、同様のものが見つかるのは初めてという。また、陶器や包丁とみられる鉄製品が見つかり、付近は船内の調理場だったと推定される。

4万~3万年前 地球の海面水位約100m低かった 福井県立大

福井県立大学などの研究グループは、約4万年前~3万年前の地球の平均海面水位は現在よりも約100m低かったことを、有孔虫の化石をから明らかにした。
有孔虫は海底に生息する数ミリ程度の微小生物で、種類ごとに生息する推進が異なる。同グループは、この違いを利用して過去の水位を推定し、放射性炭素を測定して年代を分析した。
研究グループは2010年にオーストラリアのグレートバリアリーフの沖合の掘削調査で採取した地層に含まれる有孔虫の化石に着目。放射性炭素を調べ、当時の推進を推定し、得たデータを地殻の隆起や沈降などのデータで補正した。

京都,二条城で”二重価格”導入. 市民1,000円, 市民以外2,000円

京都市が世界遺産・二条城(所在地:京都市中京区)の入場料金について、2027年度に市内居住者と市外居住者で分ける”二重価格”の導入を検討していることが分かった。現在は1,300円の入城券と二の丸御殿観覧券のセット料金について、市民を1,000円、市民以外を2,000円とすることを検討している。
料金改定で増収を図り、二の丸御殿の大規模保存修理に伴う財源確保につなげたい考え。

北海道大 グリーンランドの氷河 13年間で5.4m薄くなった

北海道大学の研究グループは、グリーンランド北西部の氷河が13年間で厚さが5.4m薄くなっていることを明らかにした。気温がセ氏1度上昇すると氷河が失われる速度が2倍になる恐れがあるという。
研究グループは2012年7月から、グリーンランド北西部の「カナック業が」の観測をはじめた。毎年夏に測定を行い、雪が降った量や融けた量などを解析したところ、13年間で氷河全域の厚さが平均5.4m薄くなっていることが分かった。

水星 半径10km以上縮む 地表の”しわ”新解析で判明 北大

北海道大学の研究チームは、水星が約46億年前に誕生して以降、内部が冷えるのに伴って、半径が10km以上縮んでいたことを突き止めた。この論文は9月10日、米科学誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ」に掲載された。
現在の水星の半径は約2,440km。米探査機メッセンジャーなどによる観測で、水星の地表には収縮に伴って生じた、”しわ”のような地形が多数存在することが分かっている。
研究チームは今回、隕石衝突などで生じる水星表面の凹凸の程度(ラフネス)を数値化、収縮地形の分布と比較した。その結果、クレーター付近などラフネスが高いところは収縮地形が少ない傾向が判明。これを考慮に入れて補正すると、半径は12km近く縮んでいたことが分かった。

小惑星「リュウグウ」は太陽系初期の天体の残骸 北海道大

北海道大学などの国際研究チームは、「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰った試料の年代の分析結果を公表した。試料に含まれるマンガンとクロムの放射性同位体を調べた結果、約45億6,530万年前にできたことが分かった。このことから、リュウグウは、太陽系ができた初期段階の天体の残骸だった可能性があるという。これらの成果は、米科学誌「サイエンス」に掲載された。

世界の気温 数年以内に「産業革命以前から1.5度上昇」

国連環境計画(UNEP)は、今後数年以内に産業革命以前からの気温上昇が1.5度を超える見通しにあるとする報告書を発表した。
地球の温暖化が加速する中、パリ協定で各国が決めた温暖化ガス削減削減目標(NDC)を達成し、CO2排出量の実質ゼロにできたとしても、気温上昇は1.8度にに達するという。すなわち、目標達成は全く困難ということだ。現在の平均気温は10年間当たり約0.25度のペースで上昇しており、2024年には1年で1.5度を超えている。

総重量400㌧ 弘前城天守111年ぶり「曳戻し」77m移動

弘前で今、石垣修理のために移動していた、総重量約400㌧もの弘前城天守を元の位置に戻す「曳戻(ひきもど)し」が行われている。11月までに合わせて約77m移動する。この曳戻しは1925年以来、実に111年ぶり。
弘前城は、桜の名所として知られる弘前公園(所在地:青森県弘前市)にある、移動する異色の城だ。

よろい竜の新属新種を「ニッポノペルタ・エゾエンシス」

北海道大などの研究チームは9月5日までに、北海道夕張市の約1億年前(白亜紀後期)の地層から1995年見つかった恐竜の頭蓋骨の化石が、全身が硬い骨に覆われたよろい竜類の新属新種と判明。新たにこれを「ニッポノペルタ・エゾエンシス」と命名したと発表した。
日本で新属新種の命名は初めて。ニッポノペルタ・エゾエンシスは、ラテン語や日本語を組み合わせ「北海道で見つかった日本の盾」の意。

北極海の氷河 13年で厚さ5m失う, 海面上昇加速

北海道大などの研究チームは、地球温暖化の影響が著しい北極圏のグリーンランド北西部の氷河が、13年間で厚さ5.4m分の氷が失われたとする研究成果をまとめた。国際雪氷学会の学術誌に論文掲載した。気温上昇が続けば消失は2倍に加速すると予測している。
世界最大の島・グリーンランドは日本の約6倍の面積を誇り、厚いところでは3,000mを超える氷柱に覆われている。グリーンランドの氷がすべて融ければ、海面は約7m上昇する量と試算される。北極の気温は地球全体の平均の3~4倍の速さで上昇している。これにより、グリーンランドの氷は急速に溶け、海面上昇や海洋、生態系に影響を与えている。