文化審議会は12月20日、江戸時代に起きた島原・天草一揆(1637〜1638年)を退けたことで知られる島原城跡(所在地:長崎県島原市)や、古代の役所「大宰府」政庁を守る土塁があった可能性がある前畑遺跡(所在地:福岡県筑紫野市)など6件を史跡に指定するよう文部科学省に答申した。このほかの答申は次の通り。【史跡】松倉城跡(所在地:岐阜県高山市)、越高(こしたか)遺跡(同長崎県対馬市)、臼杵城跡(同大分県臼杵市)、与論城跡(同鹿児島県与論町)。【名勝】納池(のいけ)(同大分県竹田市)【登録記念物】明神山(同奈良県王寺町)、丸井氏庭園(同鳥取県倉吉市)、上林(かみはやし)の風穴(同愛媛県東温市)、穴井戸観音(同大分県豊後高田市)。
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日本の「伝統的酒造り」ユネスコの無形文化遺産登録決定
南米のパラグアイで開かれているユネスコの政府間委員会は12月4日(日本時間5日)、日本が提案した日本酒や焼酎、泡盛など日本の「伝統的柵造り」について審議、全会一致で無形文化遺産に登録することを決めた。
500年前に原型が確立した日本の「伝統的酒造り」は①米や麦などを蒸す②こうじをつくる③もろみを発酵させるーーなど伝統的に培われてきた技術が各地の風土に応じて発展し、自然や気候と深く結びつきながら伝承されてきた。こうした技術で製造される酒は、儀式や祭礼行事などにも使われ、日本文化で不可欠な役割を果たしてきたとされている。
今回の登録決定で、国内の無形文化遺産は「能楽」「和食」「風流踊」など23件となる。
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ケニアで150万年前の猿人と原人の足跡発見 共存していた
米国チャタム大やストーニーブルック大など国際研究チームは11月29日付の米科学誌サイエンスに、アフリカ、ケニア北部のトゥルカナ湖沿岸の約150万年前の地層から、同時期に残ったとみられる猿人と原人の足跡を発見したと発表した。今回見つかったのは猿人の「パラトロプス・ボイセイ」と、より進化した原人の「ホモ・エレクトス」が残したと推定される足跡だ。
他の場所で見つかっている頭骨や骨格の化石から、ボイセイは小柄でも頑丈な顎で植物の茎や根、堅い実などを食べていたとみられる。一方、エレクトスは現生人類(ホモ・サピエンス)と同属で、直立二足歩行を確立し、その後の時代に欧州やアジアに進出したと考えられている。異なる種の古人類がどのように共存して暮らしていたかを探る貴重な手掛かりになるという。