「歴史くらぶ」カテゴリーアーカイブ

12日~皇居・東御苑 明治の元勲 肖像写真 初公開

12日から皇居・東御苑で明治の元勲の肖像写真を初公開
 明治の元勲らの肖像写真を紹介する企画展「明治十二年明治天皇御下命『人物写真帖』四五〇〇余名の肖像」が、1月12日から3月10日まで皇居・東御苑にある三の丸尚蔵館で開催される。写真はすべて初公開で、明治天皇が1879年、信頼する臣下らの写真を手元におきたいとして、当時の宮内省のトップ宮内卿に「写真帖」の編纂を命じ、大蔵省印刷局の写真撮影所が作成を担当した。

大きな歯持つ太古の鳥の化石発見 中国・遼寧省

大きな歯持つ太古の鳥の化石発見 中国・遼寧省
 米国、中国の研究チームは1月7日、中国・遼寧省の白亜紀初期の地層から、恐竜のように大きく硬い歯を持つ1億2000万年以上前の鳥類の化石を発見したと発表した。恐竜から鳥に進化した際の名残りと考えられ、硬い殻を持つカニや昆虫を食べていたらしい。こうした硬いエナメル質まで残る大きな歯を備えた鳥の化石は初めてという。

マチスの盗難絵画 25年ぶり英国で発見

 英国メディアによると、25年以上前にスウェーデンの首都ストックホルムの美術館から盗まれたフランスの画家アンリ・マチスの作品が、このほど英国で見つかった。発見されたのは「Le Jardin(庭園)」と題された作品で、100万㌦(約8700万円)相当の価値があるという。1987年に盗難に遭い、行方が分からなくなっていた。

太平洋戦争末期 海軍も移転準備を始めていた

太平洋戦争末期 海軍も移転準備を始めていた
 太平洋戦争末期に空襲を避けるため、天皇や政府機関の移転先として長野市一帯に陸軍主導で建設されたのが「松代大本営」だが、このほど同市の民家で海軍部隊名入りの「表札」が保管されていたことが分かった。表札は長野市安茂里地区の塚田興造さん(74)方で見つかり、木製で「海軍薗田部隊士官宿舎」と記されていた。海軍は当初、この移転計画に反対していたが、実際には移転準備を始めていたことを裏付けるもの。このほか、塚田さんの祖父の日記で海軍関係者が移転準備で滞在した記録や、海軍関係者が残した食器などがあるという。

伊藤博文暗殺めぐる漱石の寄稿発見

伊藤博文暗殺めぐる漱石の寄稿発見
 伊藤博文が旧満州(現在の中国東北部)のハルピンで独立運動家の安重根に射殺された事件をめぐり、夏目漱石が満州の邦字紙に寄せた所感が見つかった。漱石が寄せた記事は、1909年11月5日付と翌6日付の「満州日日新聞」の「韓満所感」。漱石はこの事件に、「稀有の兇変」と驚き、ただ「余の如き政治上の門外漢は遺憾ながら其の辺の消息を報道するの資格がない」と記し、距離を置いて見ている。漱石の全集には未収録の資料という。見つけたのは作家の黒川創さん。黒川さんはこの記事を手掛かりに時代を考察した小説「暗殺者たち」を執筆、1月7日発売の文芸誌「新潮」2月号に掲載されている。

岐阜・安八町の結神社で盗難の神像見つかる

岐阜・安八町の結神社で盗難の神像見つかる 岐阜県警大垣署は、縁結びの神社として知られる岐阜県安八町の結神社で、10月に本殿内から盗まれた木製の神像17体が見つかったと明らかにした。結神社の氏子総代の男性が12月25日朝、高さ約25㌢の神像17体が入った白い袋を境内で見つけた。大垣署は神像を盗んだ犯人が返したとみている。

秀吉の豪奢な聚楽第の石垣見つかる

 京都府埋蔵文化財調査研究センターは12月21日、関白の豊臣秀吉が1587年、公邸として築いた豪奢な城郭、聚楽第(京都市上京区)の本丸南側で、東西32㍍にわたり石垣が見つかったと発表した。石垣は石を3、4段積み、高さは最大2.3㍍。一辺0.7~1.5㍍の花崗岩の自然石を使用。最も大きなものは重さ1.8㌧。上部が壊され、当時の高さは不明。石垣からさらに東へ約10㍍に大手門があったとされる。聚楽第は、秀吉待望の秀頼が誕生した後、同邸の主となっていた跡継ぎの甥・秀次を謀反の疑いで処刑した際、1595年、秀吉の命により徹底的に破壊され、遺構は残っていないと考えられていた。

大阪・野中古墳発掘時の映像発見

 大阪大学は、1964年に大量の鉄製甲冑(かっちゅう)が出土した野中古墳(大阪藤井寺市)の発掘の様子を撮影したカラー8㍉フィルムが見つかったと発表した。考古学研究室のホームページで15分間の映像を公開している。同古墳は世界遺産登録を目指す「百舌鳥・古市古墳群」の一つで、国史跡。野中古墳は5世紀半ばに造られた1辺37㍍の方墳。

ツタンカーメン暗殺?のアイの名刻んだ指輪出土

 日本のアコリス調査団によると、エジプト中部のアコリス遺跡から紀元前1320年ごろに、ツタンカーメンの次に第18王朝の王(ファラオ)だったアイの名が刻まれた指輪が出土したことが分かった。出土したのは焼き物の青い指輪で、4分の3ほどが欠けていた。大きさは縦約2.2㌢、幅約1.4㌢。アイはツタンカーメンを暗殺したとの俗説もあるが、在位が4年と短く、関連する遺物は極めて少ない。したがって、謎の多い古代エジプト王の治世を知る手がかりになるとみられる。アコリス遺跡は、カイロから南に約250㌔のナイル川東岸にある都市遺跡。紀元前2300年代の前半から約3000年間にわたり、人が生活していた痕跡が残っている。

<歴史くらぶが選んだ2012年の20大ニュース>

1.9世紀の土器片に最古級の平仮名発見 藤原良相邸宅跡
2.尾形光琳の「八橋図屏風」全面に金箔下地
3.平城宮朱雀門前で新たに鉄鍛冶工房の跡発見
4.都内収蔵庫で菱川師宣の肉筆画見つかる
5.奈良後期の775年に大量の宇宙線 屋久杉の年輪から判明
6.難波京の南で大規模建物群跡発見 京の範囲拡大も
7.勝海舟、大久保利通らの岩倉具視宛て書簡発見
8.生麦事件の犠牲者の手紙見つかる 日本の好印象綴る
9.滋賀・園城寺の仏像内に足利尊氏?の遺髪 包み紙見つかる
10.本願寺史料研究所で春日局、吉良上野介の書状見つかる
11.森鴎外の離婚に至る書簡の下書き見つかる 気性合わず
12.米沢藩士が会津戦争の開戦の様子伝える手記見つかる
13.小林一茶自筆の草稿発見 撰集「三韓人」の一部
14.錦絵「百物語」は葛飾北斎の真作 専門家が確認
15.津波で被災した?縄文人の複数の人骨出土 宮城・東松島
16.9世紀の大宰府の長官級の墳墓見つかる 福岡堀池遺跡
17.青森県で野口雨情の直筆作品4点見つかる
18.棟方志功の未発表の35作品見つかる 青森で公開
19.大阪・瓜破遺跡で弥生期の環濠集落見つかる
20.弥生時代の水田跡から採取した土でイネを栽培実験 奈良