「歴史くらぶ」カテゴリーアーカイブ

飛鳥宮跡で塀の跡見つかる 最初の宮殿「飛鳥岡本宮」の遺構か

奈良県立橿原考古学研究所の調査によると、奈良県明日香村で7世紀後半につくられた天武天皇や持統天皇の宮殿跡より、さらに古い時期、7世紀前半の舒明天皇の時期の塀の跡が見つかった。天武・持統天皇のころのものと異なる方位に向いて建てられているという。見つかったのは天皇の住まいがあった「内郭」と呼ばれる区域で、長さおよそ35mの塀の跡。研究者はこの場所につくられた「飛鳥岡本宮」の塀の可能性が高いと注目している。

超高エネルギー「宇宙線」を観測 大阪公立大など国際グループ

大阪公立大など8カ国が参加する国際研究グループは、宇宙から降り注ぐ小さな粒子「宇宙線」のうち、計算上わずか1グラムで地球が破壊されるほどの巨大なエネルギーを持つものを観測、発見したと発表した。今回捉えたのは「244エクサ電子ボルト」という観測史上2番目に高いエネルギーの宇宙線だ。グループは宇宙の謎の解明につなげる期待を込め「アマテラス粒子」の名付けた。
日本、米国、ロシアなど8カ国が参加している研究グループは、2008年から米国ユタ州の砂漠地帯に設置された570台の検出装置のデータを定期的に解析している。

ナポレオンの帽子に3億1,500万円の高値 フランスの競売で

パリ=AFP時事によると、19世紀のフランス皇帝ナポレオン1世が所有していた帽子が11月19日、パリ近郊でフランス競売のオズナのオークションにかけられ、193万2,000ユーロ(約3億1,500万円)で落札された。ナポレオン帽子の落札額として、2014年の188万ユーロを上回る最高額を記録した。

雪舟「天橋立図」に描かれた建物の遺構 発掘調査で見つかる

京都府教育委員会によると、京都府宮津市の国の史跡、丹後国分寺跡の発掘調査で、室町時代に活躍した水墨画家、雪舟が「天橋立図」に描いたとみられる建物の遺構が見つかった。幅が最大およそ1mの建物の基礎に使われた礎石が5つ見つかった。
周辺では室町時代の土器なども見つかり、当時の資料などからも府教委は雪舟が1501年ごろに描いた天橋立図の中の金堂の後ろにある、僧侶が生活する「僧坊」の遺構である可能性が高いとみている。そして雪舟はこの寺について、実際の風景に忠実に描いている可能性が高いことがわかったとしている。

栃木 奥日光「華厳滝」など観光名所にライトアップ

国の名勝地に指定されている「華厳滝」など栃木県日光市・奥日光の観光名所で11月11日、夜のライトアップが始まった。今年は華厳滝を一望できる県営の「観瀑台」で11日の夕暮れ、山伏姿の僧がホラ貝を吹いてライトアップの開始を告げた。そして二荒山神社中宮祠の神職が期間中の安全を祈願した後、午後5時半過ぎの日没時にライトが点灯された。薄暗い渓谷に白い滝が浮かび上がると、集まった家族連れらが一斉にカメラで撮影していた。

京都府で「長岡京ガラシャ祭」光秀の娘, 玉の輿入れ行列再現

京都府長岡京市で11月12日、戦国時代の武将、明智光秀の娘、細川ガラシャの輿入れ行列を再現した「長岡京ガラシャ祭」が行われた。同祭は440年余前に、現在の長岡京市一帯を治めていた戦国武将、細川忠興のもとに、明智光秀の娘・玉、後にキリスト教に帰依し改名する細川ガラシャが嫁いだことにちなみ、毎年行われているもの。
祭は輿に乗った主人公のガラシャや、夫の忠興はじめ、清少納言や菅原道真など地元ゆかりの人物に扮した人などおよそ1,000人が市内を練り歩いた。同日、長岡京市内はあいにくの小雨模様だったが、沿道には家族連れなど大勢の見物客が行列を写真に収めていた。

奈良・春日大社で高僧, 行基をしのび功績を紹介する催し

奈良市の春日大社で11月12日、飛鳥時代から奈良時代にかけて活躍した高僧、行基をしのび、その功績を紹介する催しが開かれた。行基は、聖武天皇が国家安寧の拠り所とした東大寺の大仏(毘盧舎那仏)を造立するために寄付を呼びかけたほか、関西各地に道路や橋を造る数多くの土木工事を行ったことで知られる。
地元の住民などでつくる実行委員会が行基の功績を広く知ってもらおうと毎年この時期に開いているもので、会場となった春日大社の境内には、市内の寺に伝わる行基の像が安置され、訪れた人たちが手を合わせていた。また、行基の功績を紹介する紙芝居が上演されたほか、仏像を造る際にも使われる鋳造技術を体験する教室が開かれた。

中国でサルのES細胞使い「キメラ」サル誕生に成功

中国科学院などはサルの胚性幹細胞(ES細胞)を使って、違う個体の細胞が混ざった「キメラ」のサルを誕生させることに世界で初めて成功した。11月9日付の米科学誌「セル」に掲載された。これにより、ES細胞はキメラサルの全身のあらゆる組織の細胞に成長し、「万能性」を実証した。

米ハーバード大など 132億光年先にブラックホール 観測史上最古か

米ハーバード大などの研究チームは11月6日、英天文学誌「ネイチャー・アストロノミー」に、地球からおよそ132億光年先に位置し、観測史上最古となるブラックホールを発見したと発表した。宇宙誕生からわずか4億7,000万年後にはすでに大質量ブラックホールの形成が始まっていたと判明したとしている。

沖縄で最小級の2つの新種イカ発見 体長最大12ミリ

沖縄科学技術大学院大学などの研究チームは、世界最小級のイカとして知られる「ヒメイカ」の新種2つを発見した。今回調査した個体の中で体長は最大でわずか12ミリと小さい。新種の学名はそれぞれ「イディオセピウス キジムナー(通称リュウキュウヒメイカ)」「コダマ ジュウジュツ(同ツノヒメイカ)」と名付けられた。2種とも夜間にしか活動せず、リュウキュウヒメイカは冬にしか姿を現さない。ツノヒメイカはサンゴ礁に生息するという。