京都の世界遺産、東寺(所在地:京都市南区)で8年ぶりに国宝「曼荼羅図(まんだらず)」が一般公開されている。平安時代に天皇から東寺を託された空海が真言宗を開いてから、今年で1,200年にあたることから、同寺に伝わる宝物を集め特別展を行っている。
「両界曼荼羅図」は密教の世界観に基づき「胎蔵界」と「金剛界」という2つの世界を表した絵画で、国宝に指定されている。大きさはそれぞれ縦がおよそ185cm、横がおよそ165cm。描かれてから1,000年以上経っても鮮やかな極彩色が残っているのが特徴。
このほか、南北朝時代に空海の生涯を絵巻にした国の重要文化財『弘法大師行状絵巻』も8年間かけて修復され展示している。今回の特別展示は途中、作品を入れ替えながら11月25日まで開かれている。
「歴史くらぶ」カテゴリーアーカイブ
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”日本最古の学校” 栃木・足利学校で伝統の古書の虫干し
日本最古の学校として知られる栃木県足利市の足利学校で10月7日、虫食いやカビなどから貴重な書物を守るための虫干しの作業が始まった。虫干しは11月上旬まで、晴れて湿度が低い日に行われる予定で、一般の方も見学できるという。
7日は足利市の重要文化財に指定されている中国・後漢の歴史を記した『後漢書』など56冊を所蔵庫から風通しの良い部屋に運び、畳の上に並べていた。職員はマスクや手袋をして書物を1ページずつ開いて風にさらすことで湿気を取る作業をしながら、綴じ糸がほつれていないかや、新たな傷みがないかなど確認していた。
足利学校には、平安時代以降の書物およそ1万8,000冊が所蔵され、一部は国宝や国の重要文化財にも指定されている。
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佐藤春夫の新たに100通超の家族宛て手紙 出身地で見つかる
大正から昭和にかけて作家、詩人として活躍し、近代文学を代表する和歌山県出身の佐藤春夫が、家族に宛てて書いた100通を超える手紙が新たに見つかった。これは昭和26年までの35年間に家族に宛てて書かれた手紙など118通で、実践女子大の河野龍也客員教授らが確認した。佐藤の親族から出身地の和歌山県新宮市にある佐藤春夫記念館に寄贈された資料から見つかった。
今回見つかった手紙の中には、親友で作家、谷崎潤一郎の妻だった女性と結婚したことから世間で話題になった際、昭和5年9月、父親宛てに心配する必要はない旨、伝える内容や、脳出血で倒れた佐藤春夫を看病する妻からの7通の佐藤の父親宛てには、入院生活の様子や病状などについて書かれたものもあった。佐藤春夫と家族の意外なほど親密な関係性をうかがわせるものだ。