スウェーデン自然史博物館などの国際研究チームはこのほど、南米大陸とドレーク海峡で隔てられている南極半島付近の島で、約4,000万年前と推定されるカエルの化石を発見したと発表した。現在チリに生息する「ヘルメットガエル」の仲間とみられる。同島は当時は温暖湿潤で森や湖沼、川がある環境だったと考えられるという。現存する両生類の化石が南極で見つかったのは初めて。英国の科学誌サイエンティフィック・リポーツに論文が掲載された。
ヘルメットガエルは、頭の皮膚が骨と密着し硬いのが特徴。見つかった化石は頭骨の一部と腰の骨。南極大陸や南米、オーストラリアなどはかつて、巨大な大陸の一部だった。
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東寺、東大寺など京都・奈良の著名寺社 新型コロナで拝観停止に
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の対象拡大を受けて、人の接触削減のため京都、奈良の著名寺社がいずれも拝観休止を発表した。
まず京都・東寺のお堂の拝観は4月22日から当面休止となった。東寺の拝観が始まった1965年以降、休止となるのは初めてという。仁和寺も5月6日まで拝観を休止する。北野天満宮、清水寺、下鴨神社、東本願寺などは開門時間を短縮する。
奈良・東大寺大仏殿内部は4月24~5月31日まで拝観停止する。二月堂、法華堂、戒壇堂など6つのお堂も拝観停止する。斑鳩町の法隆寺、奈良市の唐招提寺は4月23日から5月6日まで拝観停止する。このほか、和歌山の高野山・金剛峰寺、壇上伽藍なども5月6日まで拝観を休止する。