出光興産(本社:東京都千代田区)と東レ(本社:東京都中央区)は2月2日、国内初となるバイオマスABS樹脂のサプライチェーンを構築し、製造販売することで合意した。両社はバイオマスナフサ由来のスチレンモノマー(以下、バイオマスSM)の製造並びに、バイオマスSMを原料としたアクリロニトリルブタジエンスチレン(以下、バイオマスABS樹脂)を製造する。製造開始は2023年10月を予定。
バイオマスナフサは植物由来の原材料などから製造されているため、石油由来のナフサと比べCO2排出量を抑制することが可能。
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日本製鉄など3社 海外CCSの協働で覚書を締結
日本製鉄、三菱商事、エクソンモービルの3社は1月26日、豪州などの海外アジアパシフィック圏内でのCO2回収・貯留(CCS)、およびCCSバリューチェーン構築に向け共同検討に関する覚書を締結したと発表した。
3社は日本製鉄の国内製鉄所から排出されるCO2の回収に関する調査や必要な設備開発の評価を行い、エクソンモービルによる豪州およびマレーシア、インドネシアをはじめとする海外アジアパシフィック圏でのCO2貯留先の調査、および三菱商事による海外へのCO2輸送およびCCSバリューチェーン構築に向けた評価を実施していく。
日本でのCO2回収・海外でのCO2貯留に関するCCSバリューチェーン構築の具体的な検討は世界で初めての取り組みとなる。
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ドローン「レベル4」飛行へ 1/16から国家試験
ドローンを市街地など人がいる上空で上空で目視できない範囲を飛行させる「レベル4」が昨年12月に解禁されたことに伴い、その操縦に必要な国家資格の試験が1月16日から全国で始まった。
安全性を厳格に担保するためには操縦の際には「一等無人航空機操縦士」という新たな国家資格の取得が必要で、学科試験と実地試験、身体検査が課される。
1月16日から始まる学科試験は全国160カ所の会場で受け付けている。実地試験の申し込みも1月から順次始まる予定だが、国に登録しているドローンスクールの講習を修了していれば免除される。機体も安全性を確保する「機体認証制度」が設けられ、国土交通省は順調に進めば3月には「レベル4」の最初の飛行が実現する見通しだとしている。