「新システム」カテゴリーアーカイブ

マリス,マクニカ AI活用の視覚障がい者向け歩行アシスト機器

福祉機器開発のマリスcreative design(本社:東京都墨田区、以下、マリス)、国立大法人九州工業大学(本部所在地:福岡県北九州市)の和田親宗研究室、半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス&ソリューション・プロバイダーのマクニカ(本社:横浜市)は12月3日、2021年3月より実証実験を進めてきた視覚障がい者のための歩行アシスト機器「seeker(シーカー)」で、AIを活用した危険検知の精度・性能向上に産学連携で共創し、実用化を加速すると発表した。3者は、2024年3月のseeker実用化に向け、ユーザー(視覚障がい者)に寄り添った最適な技術の調査・検証を2022年3月までに実施する。

川崎汽船 舶用バイオ燃料使用した自動車専用船の試験航行

川崎汽船は12月2日、国際的統合エネルギー企業のbp(本社:英国・ロンドン)と舶用バイオ燃料供給契約を締結し、同社運行の自動車専用船「POLARISHIGHWAY」で舶用バイオ燃料を用いた試験航行実施したと発表した。11月6日にオランダ・フラッシング港でbp社より舶用バイオ燃料の供給を受け、欧州ECA出域後に試験航行を行った。
バイオ燃料は、環境負荷低減が可能な代替燃料で、船舶の既存のディーゼルエンジンの仕様を変えずに使用することができ、従来の化石燃料と比べてライフサイクル(原料の栽培から最終的な燃料利用まで)で約8割から9割のCO2削減効果が期待できる。

コベルコ建機とNEC 建設機械の遠隔操作普及へ技術開発協定

コベルコ建機(本社:東京都品川区)と日本電気(本社:東京都港区、以下、NEC)は11月30日、建設現場のより働きやすい作業環境に実現に向けて、現場作業の遠隔化・建設現場の自律化を目指し、建設機械の遠隔操作の普及に向けた技術開発協定を締結したと発表した。両社が相互連携することにより、最新鋭の遠隔操作システムと高度な無線ネットワーク技術が融合し、より高度で安定した建設機械の遠隔操作に実現が可能になるとしている。
同協定に基づく取り組みの第一弾として、コベルコ建機五日市工場(所在地:広島)に設置したK-DAIVE CONCEPTのコックピットとNEC我孫子事業場(所在地:千葉)の実証フィールドにある油圧ショベルを、NECの「重機遠隔操縦サービス」を用いて接続し、安定した映像配信とスムーズな作業操作が可能か検証する実証実験を実施した。
その結果、両社のシステムを連携した場合でも、お互いのシステムの性能(通信状況、作業性等)を損なうことなく、遠隔操作が可能であることを実証できた。

LIXIL 愛知県で使用済み紙おむつ処理の負担軽減の社会実験

LIXIL(本社:東京都江東区)は12月1日、国土交通省下水道局、愛知県豊田市上下水道局および、特別養護老人ホーム三九園(所在地:愛知県豊田市、以下、特養三九園)の協力のもと、高齢者施設に設置した紙おむつ処理機から出る廃棄物」(し尿)を下水道へ排出し、影響を確認する調査およびごみ処理負担の軽減による自治体のごみ処理への影響と、CO2排出量を調査する社会実験を開始すると発表した。
今回の社会実験では、LIXILが開発した破砕機構付おむつ処理機を特養三九園に導入し、まず処理機から出るし尿などの廃棄物を下水道へ排出し、下水道への影響の調査を進める。また紙おむつを3分の1以下に減容減量させたごみを自治体のごみ処理として焼却コストとCO2排出量を計算し、自治体のごみ処理への影響調査も行う。この実験により、高齢者施設内のおむつ処理問題を解決するだけでなく、自治体におけるごみ処理の問題を低減することを見込む。

パナソニック 電池生産技術を応用しパラ代替素材を量産へ

パナソニックは2022年に、石油由来のプラスチックの使用量を5割減らした樹脂を量産する。電池材料を均質に混ぜる技術を応用した独自の製造工程を確立。家電や自動車部品に使うプラスチック素材のポリプロピレンにスギの間伐材を原料とする繊維を55%の比率で混ぜる。生産は大阪府門真市の電池の製造設備を手掛ける子会社で担い、生産能力は月10万トン。日用品や飲料容器向けに試験販売するほか、自社の家電でも採用を広げる。日本経済新聞が報じた。

カシオ,JAXA 月面基地建設へ「picalico」で測位実験を開始

カシオ計算機と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は11月29日、共同で宇宙探査における研究テーマとして、独自のカメラ可視光通信を使った高精度測位システム「picalico(ピカリコ゚)」による測位実験を、同日から12月3日にかけてサーティーフォー相模原球場(所在地:神奈川県相模原市)で実施すると発表した。
当面は月に衛星測位システム(GNSS)がないことを想定し、カメラとLED灯を使って月面を移動する月面探査車等の位置を正確に把握する技術の研究テーマとして、ピカリコ゚活用の共同研究を実施する。

住友商事など3社 カーボンニュートラルメタンで事業化調査

住友商事、東京ガスは11月25日、マレーシアの国営石油ペトロナスとの間で、生産から利用までの過程で二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロとなる「カーボンニュートラルメタン」のサプライチェーン(調達・供給網)構築に向けた事業可能性調査を開始することで合意したと発表した。こうしたメタンの製造は、脱炭素化の手段の一つとして注目が集まっている。
マレーシアで再生可能エネルギー由来のグリーン水素とCO2のメタネーションによりカーボンニュートラルメタンを合成し、日本に導入するサプライチェーンを構築する。

旭化成 再エネで水素製造 25年にも装置販売 水素価格1/3へ

旭化成(本社:東京都千代田区)は11月25日、脱炭素社会に向け、2025年にも再生可能エネルギーの電気で水素を製造する装置の販売を始める計画を明らかにした。福島県浪江町で実証実験中の装置を商用化する。水素製造効率を高め、価格を現在の3分の1程度に下げることを目指す。

旭化成 廃プラ由来ブタジエンによるS-SBRを生産へ

旭化成(本社:東京都千代田区)は11月24日、Shell Eastern Petroleum(Pte)Ltd.(本社:シンガポール、以下、Shell社)と、廃プラスチックおよびバイオマス由来のブタジエン「以下、サステナブルブタジエン」の購入に関する売買契約を締結したと発表した。2022年3月末までにシンガポールにある同社の合成ゴムプラントにサステナブルブタジエンを投入し、同時にこれらを原料としたサステナブルS-SBR(溶液重合法スチレンブタジエンゴム)の生産およびマーケティングを開始する予定。

大阪メトロなど 「レベル4」の自動運転バスの実証実験

大阪メトロ(大阪市高速電気軌道)は11月22日、関西電力、NTTドコモなど9社と自動運転バスの実証実験を始めると発表した。2025年の大阪・関西万博会場を想定した1周約400mの専用のテストコースで、一定の条件で運転を完全自動化する「レベル4」相当の走行を試す。実証実験は2022年3月ごろに実施する。高速通信規格「5G」を利用した運行状況の管理や人工知能(AI)による信号の識別などを検証する。万博の交通手段として導入を目指す。実証実験には一般からモニターを募集する。