「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

新鮮野菜たっぷり マクドが夏季限定バーガー発表

新鮮野菜たっぷり マクドが夏季限定バーガー発表

日本マクドナルド7月13日、定番のハンバーガーに新鮮な野菜を加えた新商品「フレッシュマック」を14日から8月上旬までの夏季限定で販売すると発表した。野菜を増やしてとの声を反映した新メニューで、品質問題に伴う売上高減少に歯止めをかけたい考えだ。
新商品は3種類で、従来の「フィレオフィッシュ」「ベーコンレタスバーガー」「チキンフィレオ」に、トマトや紫キャベツなどを挟んだ。単品価格は通常より最大で90円高く、フィレオフィッシュが360円、ほかは390円。
8月11日からは、栄養豊富なアボカドを使ったバーガー3種類を、同月下旬までの期間限定で発売する。

静岡発うなぎコーラ 木村飲料 エキス配合

静岡発うなぎコーラ  木村飲料  エキス配合

ラムネなど清涼飲料メーカーの木村飲料(静岡県島田市)は7月21日、ウナギのエキスを配合したコーラを発売する。ウナギ風味という奇抜さと、静岡県の特産品であるウナギのご当地感を売りに、全国のスーパーや県内の土産物店を中心に、 初年度約60万本の販売を目指す。
うなぎコーラは、静岡県内の調味料メーカーが開発したウナギのエキスを配合している。味自体は普通のコーラと変わらないとしている。240㍉㍑入りでオープン価格だが、店頭想定価格は1本200円前後の見込み。

炊飯器で調理する「おかずごはん」味の素が新投入

炊飯器で調理する「おかずごはん」味の素が新投入

味の素はこのほど秋の新製品説明会を開き、総菜用調味料「クックドゥ」シリーズとして、炊飯器に具材と米を入れて炊くだけでメーン料理をつくれる「おかずごはん」を新たに投入する。「今日の大皿」の新品種も発売する。
おかずごはんは「アジアン鶏飯(チキンライス)用」など3品種をそろえた。おかずとごはんを同時につくれ、その間にサラダやスープなどの副菜を」用意することで、栄養バランスの取れた一汁三菜が手軽にできる。8月10日から首都圏で先行販売する。

養殖ウナギ「若うなぎ」半年で出荷 ヨンキュウ

養殖ウナギ「若うなぎ」半年で出荷 ヨンキュウ

養殖を手掛けるヨンキュウと鮮魚店運営の魚力は、短期養殖のウナギの新ブランドを立ち上げ、7月12日に販売を始める。成育期間が6カ月程度と短く、身が柔らかい。24日の土用の丑(うし)を前に消費者にアピールする。商品はヨンキュウ子会社の西日本養鰻(愛媛県宇和島市)が出荷するもので、ブランド名は「若うなぎ」。初回出荷分の約10㌧は、魚力が都内百貨店の地下食品売り場にある店舗や自社飲食店で扱う。サイズは1パック約140㌘、価格は1980円(税抜き)。従来品より1~2割高い。同社は年250㌧の出荷を目指す。

サンマ 築地初セリで昨季比8割高の高値付ける

サンマ 築地初セリで昨季比8割高の高値付ける

東京・築地市場に7月10日、今シーズンのサンマが初入荷した。卸価格は1㌔1万4000円前後が中心で昨年の初入荷時に比べ8割高い。水揚げが少なく、入荷量が昨年比8割減の170㌔程度にとどまったことがこの要因。
北海道東部・太平洋沖ではシーズンのトップを切って8日にサンマの流し網漁が解禁。今回の入荷は釧路港で9日に初めて水揚げされ、空輸されたものだった。

うなぎ味のナマズ 近畿大7/24に大阪・東京で試験販売

うなぎ味のナマズ  近畿大7/24に大阪・東京で試験販売

近畿大学は養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」2店舗で、うなぎ味のナマズを使ったランチメニュー「うなぎ味のナマズ御重」を7月24日に試験販売する。価格は消費税込み2200円。大阪店(大阪市北区)と銀座店(東京都中央区)で、各店舗30食程度限定で提供する。
同大学は種苗生産技術が確立しているマナマズに着目し、エサや水質を調整して、食味をうなぎに近づけたマナマズを開発した。試験販売の結果を研究に生かし、さらに高品質化を目指す。将来的には二ホンウナギの半分以下の価格で提供したい考えだ。

コメ価格に先高観 全農が15年産米5~10%高提示

コメ価格に先高観 全農が15年産米5~10%高提示
コメ価格に先高観が出ている。米穀安定供給確保支援機構(東京都中央区)が7月9日発表した6月の価格判断を示す指数(DI)は、3カ月先の見通しが前月比4㌽上昇し56だった。横ばいを示す50を2カ月連続で上回った。秋に収穫する2015年産米の価格が、14年産と比べると上がるとの見方が強まっている。
6月中旬に全国農業協同組合連合会(全農)がコメ卸に対して15年産米の収穫前契約の基準価格を提示した。主要銘柄は前年産定価と比べ5~10%程度の引き上げとなった。

「三輪そうめん」ブランド再興目指し業界一丸

「三輪そうめん」ブランド再興目指し業界一丸

そうめん発祥の地とされ、かつては業界をリードした奈良県桜井市の「三輪そうめん」業界が一丸となって、ブランド再興を目指している。ライバル業者同士が工場を相互見学するなど「秘中の秘」も明かし合い、”手の内”を見せ合って、品質向上に取り組む。国の「地理的表示保護制度」も活用して、兵庫や長崎など他産地との差別化を図る。
そうめんは奈良時代に宮司の子孫が、飢饉対策で作った保存食が起源という。江戸時代には播州(兵庫県)、小豆島(香川県)、島原(長崎県)など各地にそうめん製造の技法が伝わった。2009年の手延べそうめん生産量(小麦粉使用料ベース)は兵庫の2万117㌧、長崎の1万3566㌧に対し、奈良は3位の3669㌧と大きく水をあけられた。
さらに14年夏の商戦では、天候不順などで売り上げが前年比で1割も落ち込み、県三輪素麺工業協同組合の約80社は、最近10年以上なかった生産調整に踏み切った。通常は冬場から6月末まで続く生産を4月で中断したのだ。これで、危機感を共有したという。
三輪そうめんの需要振興に向け、県内の大学と連携した商品開発、宿泊付きの手延べそうめん体験などの計画も進行中だ。

寒天3年ぶりに値上がり 天候不順と円安で

寒天3年ぶりに値上がり  天候不順と円安で

和菓子やトコロテンなどに使われる寒天の卸価格が3年ぶりに上昇した。夏場の需要期に向け、糸状の細寒天は1㌔4950円前後と前月比150円(3.1%)高い。棒状の角寒天も2本147.5円前後と同5円(3.5%)値上がりした。
原料のテングサが国産・輸入品とも値上がりした。国産テングサは収穫期の6月に天候不順に見舞われ、収穫量が前年より1割減った。輸入テングサは円安で値上がりしている。寒天製造用テングサの1~5月の輸入単価は1㌔509円だった。2014年平均に比べ11%、13年平均に比べ16%値上がりしている。

遠藤商事HD 長野・地元農家と連携しイタリア料理店

遠藤商事HD 長野・地元農家と連携しイタリア料理店

ファストフードピザ店「ナポリス」を運営する遠藤商事ホールディングス(東京都渋谷区)は7月10日、長野県塩尻市に地元農家と組んだ新業態のイタリア料理店を開業する。厳選した地元食材を直接仕入れ、観光客や地元客らなど幅広く集客する。
「リストランテ ピッツェリア ナポリ 長野塩尻」(長野県塩尻市)を住宅街の一角に開く。地元農家が生産した野菜や肉、新潟などから直送した鮮魚を使った料理を提供する。直売所から直接仕入れるなど食材にこだわった。