ノルウェー科学文学アカデミーは3月26日、「数学のノーベル賞」とも呼ばれる国際数学賞「アーベル賞」に、京都大数理解析研究所の柏原(かしわら)正樹・特任教授(78)を選んだと発表した。ノーベル賞が数学分野を対象としていないことから、ノルウェー政府が2002年、数学分野のノーベル賞としてこの「アーベル賞」を創設。日本人の受賞は初めてとなる。賞金約1億円が贈られる。柏原さんは代数解析学の要となる「D加群」の基礎理論を構築し、この分野の発展の貢献した。
柏原氏は27日、京都大で「50年を超える研究全体が評価されたと思う。多くの共同研究者に感謝したい」と喜びを語った。
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京都市議会 宿泊税上限1万円可決 26年3月以降適用へ
京都市議会は3月25日、市がホテルや旅館の利用者に課す宿泊税について、1人1泊あたりの上限額を1,000円から1万円に引き上げる条例改正案を賛成多数で可決した。2026年3月以降に適用される見通し。定額制で全国最高額となる。これにより、市の税収は現在の倍以上の126億円が見込まれるが、オーバーツーリズム(観光公害)対策などに充てる。
宿泊税の改正案では、税額の区分を現行の3段階から5段階に細分化。1人1泊10万円以上の場合は1万円としたほか、5万〜10万円未満は4,000円、2万〜5万円未満は1,000円、6,000〜2万円未満は400円、6,000円未満は200円ーーとしている。ただ、修学旅行生の免除は継続される。
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75歳以上のATM上限30万円 詐欺被害防止へ 警察庁が検討
警察庁が、高齢者を対象にした特殊詐欺被害が急増していることを受け、75歳以上によるATM(現金自動預け払い機)の1日あたりの利用限度額について、引き出し、振込とも30万円に制限する方向で検討していることが分かった。
特殊詐欺事件では、犯罪組織が高齢者らを電話でATMに誘導し、指定口座に振り込ませる手口が長年続いている。昨年の特殊詐欺被害は前年比1.6倍の約721億円(暫定値)に上り、過去最悪となっている。
ATMの利用限度額は現在、各金融機関の自主的な取り組みとして、「引き出しは1日50万円」、「振り込み・振り替えは1日100万円」などと定められている。制度で一律に制限することになれば初めてとなる。
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最も困惑するのは兵庫県職員 斎藤知事, 見解変えず
斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ問題を巡る、第三者委員会の公益通報「違反」、10件もの「パワハラ認定」を内容とする報告書を受けて、その対応に関する同知事自身の会見が3月26日、兵庫県庁であった。
結果は予想通り、パワハラについては初めて認めて謝罪したものの、他については自身の「対応は適切だった」と、これまで通りの見解を繰り返しただけだった。専門家で構成される第三者委員会の調査報告は本来、身を正し、謙虚にこれからの処し方を丁寧に説明すべき、もっともっと重いものだと思っていたが、斎藤氏にとっては決してそうではなかった。「そういう捉え方もあるかも知れませんね」程度のものでしかなかった。「改めるべきことは改め、県政を前に進めることが自分の責務だ」と。「辞職」などということは全く考えず、その欠片もなかった。
これを受けて、最も困惑するのは日々、同知事と顔を合わせ業務する県の職員ではないだろうか?同知事の職員に対する対応が、これまでと手の平を返したようにやさしく(?)なることはあり得ないだろうし…。一番わかりやすく今後の対応を決めるのは、県議会が知事に対し不信任決議することだが、当然すべきことを同県議会はやってこなかったし、またとてもやりそうもない。多くの職員は泣く泣く、胸のうちに様々な想いやストレスを溜め込んだまま、日々を過ごすことになりそうだ。本当に気の毒としか言いようがない。これで果たして、円滑な県政が進められるのだろうか?