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スマホ「半導体関税対象」1, 2カ月内導入示唆 米商務長官

米国のラトニック商務長官は4月13日、相互関税の対象外とされたスマートフォンなどの電子機器について「今後導入される半導体への関税の対象には含まれる」と述べた。米ABCテレビのインタビューで語った。ラトニック氏は、1〜2カ月以内に半導体を含む分野別の関税を導入するとのん見通しを示した。

「1万人の第九」Adoさんライブ, 水上ショー饗宴 万博初日

大阪・関西万博は開幕初日の4月13日、あいにくの雨だったが、早朝から入場ゲートは大混雑し、人気のパビリオンにも長蛇の列ができた。予定されていた航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」の展示飛行は、天候不良で注視となったが、開幕を祝う多彩なイベントで盛り上がった。
開場時刻の午前9時、大屋根リングでベートーベンの「交響曲第9番」第4楽章を1万人で合唱する「1万人の第九 EXPO2025」があり、公募で選ばれた1万263人(6〜93歳)による歌声で祭典の幕を開けた。午後7時過ぎには会場南側のウォータープラザで会期中、毎夜ある水上ショー「アオと夜の虹のパレード」があった。午後7時45分ごろからは会場西側の屋外ステージ・EXPOアリーナで、素顔を見せずに活動し、国内外で人気を誇るAdoさんのライブがあった。

東京消防庁 乳幼児の誤飲で救急搬送5年間で5,000人超

東京消防庁によると、管内で2023年までの5年間に、5歳以下の乳幼児が食べ物などを喉に詰まらせるなどして窒息し、医療機関に救急搬送されたケースが計5,528人に上ったことが分かった。年齢別で多いのが0歳児で2,021人、1歳児が1,432人、2歳児が799人となっている。
窒息が起こった場所は、自宅などの居住場所が全体の9割を超える5,120人で、時間帯は夕方から夜にかけてが最も多かった。窒息の原因は食品や菓子、おもちゃなどを「誤飲」、「誤えん」するもの。多いのが食品や菓子で1,208人、続いておもちゃが970人だった。
治療にあたる小児科医は、これらの誤飲や誤えんは窒息死の危険性があり、重い後遺症が残ることもあり、注意が必要と指摘している。

台湾で旧人・デニソワ人の骨 人類との交雑解明に期待

東京大学、総合研究大学院大学などの国際共同研究チームは、台湾の海底で見つかった骨が旧人「デニソワ人」のものであることを突きとめた。骨に残るたんぱく質の解析から明らかにした。デニソワ人はゲノムの一部が日本人にも引き継がれた太古の旧人で、その化石が温暖なアジア地域で見つかったのは初めて。
この骨をもとにした化石の分類が可能になり、今後デニソワ人の分布や、人類「ホモ・サピエンス」との交雑解明が、人類史を解く手がかりになるものと期待される。

馬インフル発生 熊本県の農場3カ所で 国内では17年ぶり

軽種馬防疫協議会(所在地:東京)は4月8日、熊本県の農場3カ所で馬インフルエンザが発生したと発表した。同県では感染した馬の隔離や、施設の消毒作業に追われ、まん延防止に努めている。
馬インフルエンザは発熱を伴う呼吸器疾患で、人などうま以外の動物には感染しないとされている。国内での発生は2008年以来、17年ぶり。

纏向遺跡で出土の織物は最古級の矢入れの一部と判明

奈良県立橿原考古学研究所の調査によると、邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纏向遺跡で、1971年に出土した3世紀中頃(古墳時代初め)の織物が、箱形の矢入れ「ゆき」の一部とみれらることが分かった。
織物は用途不明のまま同研究所付属博物館で保管され、マイクロスコープで調べ直した。長さ20.2cm、幅7.9〜8.2cmで、細い絹糸を使ったとみられる。経糸と緯糸を交差させた”綾織り”で”杉綾文様”をつくり出していた。絹の綾織りは、中国の技術とみられる。
ゆきは3世紀後半〜4世紀(古墳時代前期)の古墳の副葬品として知られ、中央から地方に配布されたと考えられている。また、ゆきは普通の繊維製品ではなく、古墳時代の三角縁神獣鏡と同様に政治的な意図が込められていた。
今回判明した国内最古級のゆきの出土で、同研究所では纏向遺跡が古代王権の中心地だったことを改めて示す発見としている。

24年 独居死亡者7万6,020人, うち孤立死推計2万1,856人

警察庁によると、2024年に自宅で亡くなった独り暮らしの人が7万6,020人に上った。また、内閣府の推計によると、このうち死後8日以上発見されず「孤立死」したとみられる人数は2万1,856人に上ったことを明らかにした。政府が孤立死に関する推計を公表したのは今回が初めて。
孤立死したとみられる人のうち、年齢別の内訳では60歳代以上が1万7,937人と、全体の約8割を占めた。以下、50歳代は2,740人、40歳代は755人だった。

ENEOS, 自動車5社 万博会場運行に合成燃料使用車両を提供

ENEOS、スズキ、SUBARU、ダイハツ工業、トヨタ自動車、マツダの6社は4月11日、大阪・関西万博開催期間中、来賓・関係者向け車両の会場内運行で、合成燃料を混合した燃料使用の乗用車を提供すると発表した。
合成燃料は再生可能エネルギー由来の水素とCO2を原料としており、製品ライフサイクル全体においてCO2排出量を抑えることのできるクリーンな燃料だ。液体燃料の合成燃料は既存インフラで活用できるため、内燃機関のCO2排出量削減のも貢献することができる。

ロス夏季五輪 女子選手50.5% 参加数 初の男子超え

国際オリンピック委員会(IOC)は4月9日、スイスのローザンヌで理事会を開き、2028年ロサンゼルス夏季五輪の競技種目を決定し、参加選手枠について女子50.5%、男子49.5%とすることを決めた。1896年の近代五輪の開始以降、史上初めて女子の参加数が男子を上回ることになった。
競技種目は野球・ソフトボール、ラクロス、クリケットなど追加の5競技を加えた計36競技で、選手枠は女子5,655人、男子5,543人とした。種目数は女子161、男子165、混合25の計351で、パリ五輪より22種目増えた。
団体競技では、男子16チーム、女子12チームで実施してきたサッカーを、米国の女子サッカー人気を考慮して女子16、男子12に入れ替える。女子のチーム数が男子を上回るのは初めて。体操、卓球、ゴルフ、陸上の400mリレーなどで混合団体種目を新たに導入する。卓球は男女それぞれの団体がなくなり、ダブルスが復活する。スポーツクライミングは、1種目として実施していたリードとボルダーを分け、2種目とする。3人制バスケットボールは、出場を男女各12チームに拡大する。