岡本太郎氏の初期の新聞連載小説の挿絵54点を初公開

岡本太郎氏の初期の新聞連載小説の挿絵54点を初公開
 画家の故岡本太郎氏が新聞連載小説のために描いた挿絵の原画が岡本太郎記念館(東京・青山)の展覧会で初公開され、注目を集めている。連載小説は、坂口安吾の作品「花妖」。1947年2月から東京新聞に連載。同年5月、挿絵が付いた連載は打ち切られた。公開されているのは、掲載された挿絵58点のうち54点。残りの4点の原画は現在も行方が分からないという。挿絵はペンや筆を使った墨で描かれている。後年の作品での署名は「TARO」だが、挿絵では一文字の「太」としている。