明日香村の甘樫丘で7世紀中ごろの蘇我氏(?)の建物跡発見

明日香村の甘樫丘で7世紀中ごろの蘇我氏(?)の建物跡発見
 奈良文化財研究所は9月5日、飛鳥時代の有力豪族、蘇我氏の邸宅があったとされる奈良県明日香村の甘樫丘(あまかしのおか)東側の麓で谷を埋め立てて建てた7世紀中ごろの建物跡を見つけたと発表した。建物跡は大小2棟あり、高床式の構造で小型の倉庫かやぐらなどだったとみられる。谷を埋め立て5.5㍍以上の盛り土をして平坦地を造成してあった。南西の谷でも造成工事の痕跡が見つかっており、同研究所では当時、甘樫丘全体を大規模に造成していた可能性が高いとみている。