月別アーカイブ: 2015年6月

天神祭「ギャルみこし」今年は歴代担ぎ手の記念巡行

天神祭「ギャルみこし」今年は初の歴代担ぎ手の記念巡行

大阪・天神祭恒例の「ギャルみこし」は35年目の今年、初めて歴代の担ぎ手だけの記念巡行になる。1984年の第4回以降の担ぎ手約110人の「元ギャル」が「ギャルみこしオールスター」として、天神祭の宵宮の前日(7月23日)にみこしを担いで天神橋筋商店街を練り歩く。このため当日は30代、40代、そして50代の「元ギャル」も参加するという。

「包近の桃」ギネス認定 甘さ世界一 糖度22.2

「包近の桃」ギネス認定 甘さ世界一 糖度22.2度

大阪府内最大の桃の産地、岸和田市包近(かねちか)町の農家が、土壌改良や肥料にこだわって栽培した桃の糖度がギネス世界記録に登録された。包近の桃は通常でも10~12度の糖度があり、十分に甘い。ところが、同町の農家「マルヤファーム」代表の松本隆弘さん(49)が育てた桃「まさひめ」の糖度は、このほぼ2倍の22.2度で、「世界一甘い桃」の栄冠を手に入れた。
そもそもギネス記録に桃の糖度のカテゴリーはなかった。だが、大阪府の協力も得て認定基準づくりからギネス側に働きかけ、2014年に収穫した「まさひめ」のデータで2015年5月末に認定証が届いた。

寝屋川で児童ら80人が自然栽培の田植え体験

寝屋川で児童ら80人が自然栽培の田植え体験

コメ作りの楽しさや大変さを通じて食の大切さを学ぼうと6月21日、寝屋川市立成美小学校(同市錦町)の2~6年生の児童と保護者ら計80人が田植え体験した。成美小学校の保護者の父親でつくる「おやじの会」が主催。同小学校で長年教鞭をとったOBが市内に所有する田んぼを開放した。
栽培は農薬などを全く使わない自然栽培、刈り取った雑草や前年の藁(わら)をそのまま肥料に利用。苗を植えた後に水を張って、10月中旬まで育てる。秋には児童らが稲刈り、脱穀までを体験し、収穫したコメを味わう予定だ。

柿安本店「バナナ大福」で若者開拓 7月から第2弾

柿安本店「バナナ大福」で若者開拓 7月から第2弾

柿安本店が運営する「柿安口福堂」が7月、本物のバナナそっくりの和菓子「バナナ大福」の第2弾を商品化する。6月販売の第1弾が見た目のインパクトで、交流サイト(SNS)で話題を集めヒットしたのを受け、生チョコを包んだ新商品を迅速に開発した。同店の顧客はシニア層が多いが、バナナ大福は若者の人気も高く幅広い客層をつかむ。7月1日から「冷やし生チョコバナナ大福」(価格は未定)を約50店で順次販売する。
6月発売の「完熟!バナナ大福」(税込み150円)はSNSで話題となり、口コミで販売が急増した。同社は8月までの3カ月間で50万個の販売目標を立てていたが、1カ月前倒しで達成する勢いという。
7月から販売する第2弾の新商品は、バナナの形に整えた大福生地で生チョコを包んだ。大福のもちもちした触感や、生チョコとバナナの風味との組み合わせが味わえる。

元気寿司 5年後めどに全店「回らない店」へ

元気寿司  5年後めどに全店「回らない店」へ

回転ずしの元気寿司は5年後をめどに、国内の全店舗を「回らない」方式に切り替える。寿司をベルトコンベアで回して提供する従来方式ではなく、来店客がタッチパネルで注文した商品だけを、高速クレーンで直接届ける。
鮮度の高い商品を食べられることをアピールして集客力を高める。回らない店では、来店客が席の正面にあるタッチパネルで注文すると最速で1分以内に商品が届く。また、店側は廃棄ロスを抑えることができる。
「元気寿司」や「魚べい」など国内136店(3月末現在)のうち、現在は36店が回らない店だが、2016年3月末現在には60店に広げる。今後新規出店は回らない店とし、既存店も改装などに際して回らない店に転換する。大手回転寿司店の中で、全面的に切り替えるのは業界でも珍しい。

ニトリ,ドンキーなどミナミで「爆買い」照準の免税店

ニトリ,ドンキーなどミナミで「爆買い」照準の免税店

家具インテリア大手のニトリホールディングスは6月19日、大阪・ミナミに同社初となる免税対応店をオープンした。22日には総合ディスカウント店「ドン・キホーテ」の免税対応の新店も近くに開業する。いずれも関西で増える中国人訪日客らの「爆買い」需要を取り込むのが狙いだ。

生メバチマグロ 入荷量少なく卸価格1割高

生メバチマグロ   入荷量少なく卸価格1割高

生メバチマグロの卸価格が高い。東京・築地市場では主力サイズが約30㌔で、1㌔2000円前後が中心。1年前に比べ1割程度上昇している。ニュージーランド・クック諸島沖など海外産が主体となっており。天候などの影響で入荷量が少なく、サイズも小さめだ。
この時期は同1700円前後と前年並みの沖縄産(50㌔が中心)など国内からの入荷もある。海外産も合わせた全体の入荷量は、6月中旬に入り1日の合計が20本程度の日がある。2014年は100本程度の日が少なくなかった。都内鮮魚店での販売価格は前年並みの100㌘700~800円。
品薄状態で推移しているメバチマグロだが、6月下旬には入荷が増えるとの見方は多い。7月下旬~8月中旬には和歌山、三重の2県にまたがる熊野灘や千葉県の銚子での漁がシーズンに入ることで、需給の改善が見込まれる。

農地バンク 14年度貸付実績は目標の5%にとどまる

農地バンク 14年度貸付実績は目標の5%にとどまる

農地の大規模化を進めるため、2014年度に設立した農地中間管理機構(農地集積バンク)で、小規模農家などから借り、大規模農家などに貸し付けた農地は初年度で計7340㌶と、目標のわずか5%にとどまった。農林水産省が6月19日、農業強化策について話し合う政府の「農林水産業・地域の活力創造本部」で公表した。
政府は23年度までに全農地面積の8割を担い手に集めることを掲げており、年間約15㌶の集積を目標としている。

日本 ミャンマー「ダウェー経済特区」開発に参加

日本  ミャンマー「ダウェー経済特区」開発に参加

日本政府はミャンマー南部で計画されている東南アジア最大規模の「ダウェー経済特区」の開発に参加する。ミャンマー、タイ両政府による特別目的事業体(SPV)に出資し、専門家の派遣などで特区の計画づくりを主導する。
製造業が集積するタイと現地を結ぶ道路整備も支援し、東南アジアからインドや中東、アフリカの市場をにらむ産業拠点を構築する。日本企業のビジネス機会を増やし、日本の経済成長につなげる。
安倍晋三首相が7月4日、ミャンマーのテイン・セイン大統領、タイのプラユット暫定首相と都内で会談。3カ国は協力に向けた合意文書に署名する。この骨子は①日本によるSPVへの出資②タイ国境とダウェーをつなぐ道路整備の支援③国際協力機構(JICA)職員ら専門家の派遣-などだ。
開発するのはバンコクの西300㌔㍍にあるダウェー経済特区。インド洋に臨む工業団地を中心とし、総面積は約2万㌶に上る。ミャンマーでは開発が先行する最大都市ヤンゴン近郊のティラワ経済特区の8倍以上の広さで、東南アジア最大の工業団地になる見通し。日本経済新聞が報じた。

日本がロヒンギャ支援 緊急無償資金協力4億円

日本がロヒンギャ支援   緊急無償資金協力4億円

岸田文雄外相は6月20日、東京都内の国連大学で講演し、難民化したミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」らが乗った密航船がインド洋上で漂流している問題で、総額350万㌦(約4億3200万円)の緊急無償資金協力を実施すると表明した。
ロヒンギャを巡っては、2012年にミャンマーのラカイン州で民族衝突が頻発し、十数万人が難民化。周辺国に密航船が相次いで漂着している。この問題で日本が資金協力するのは初めて。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などを通じ、インドネシアやマレーシアなどに漂着したロヒンギャに、避難所設置をはじめ人道支援を実施する。