茨城・白菊酒造がベトナムへ日本酒輸出 現地仕様で攻勢
茨城県石岡市の酒蔵「白菊酒造」が、8月末からベトナムへ日本酒の輸出を開始する。2014年10月、茨城県と同県内企業などでつくる訪問団が、ベトナムで県産品をPRしたことが実を結んだ。白菊酒造は金箔入りでラベルに浮世絵を描くなど、現地好みの特別仕様で攻勢をかける。
すり身7年ぶり高値 今春比6%高 北米産冷凍品
ちくわなど水産練り製品の原料となる北米産冷凍すり身の価格交渉が、ほぼ決着した。日本の水産会社などの輸入価格は、今春に比べ6%程度引き上げられた。値上がりは2年ほど前から続いており、7年ぶりの高値水準だ。為替の円安が進んだほか、アジアなど世界各国で需要が拡大し品薄感が強まっている。
北米産すり身はスケソウタラが原料。今秋シーズンの輸入価格は、取引の多い中級品が春に比べ1㌔当たり20~25円引き上げられ、1㌔400~425円(船賃込み)となった。主に贈答用に使用する高級品も20円上がり440~460円となった。北米側は今回20~30円の値上げを日本側に要求し、全額近く受け入れられた。
すり身需要は日本では減っているが、世界的には増えている。日本の需要は10年で2割減ったが、欧米では3割、韓国では2割、東南アジアでは2倍にそれぞれ増えている。
9/1からたんぱく質抑えた野菜大福 ファンデリー
健康食宅配サービスのファンデリー(東京都北区)は9月1日、野菜スイーツ専門店と組んだ野菜大福を自社の通販カタログ上で発売する。弁当宅配の通販カタログ「ミールタイム」で野菜を使った大福を発売する。野菜スイーツ専門店「パティスリーポタジエ」を運営するイヌイ(東京都目黒区)と共同開発した。たんぱく質調整した酒類など2品を用意した。
通常の「彩り野菜のもっちり大福」(12個入り2980円)は、ニンジンや小松菜、ごぼうを使い、砂糖の代わりに自然派甘味料を使うなどしてカロリーを抑えた。たんぱく質を調整した商品は、具材にかぼちゃや大葉、紫芋を使う。たんぱく質を抑えて食事制限の必要がある顧客も食べられるスイーツにする。