駐韓大使が一時帰国 釜山の少女像設置の対抗措置

駐韓大使が一時帰国 釜山の少女像設置の対抗措置

韓国・釜山の日本総領事館前に、2015年末の日韓両政府の合意に反する、慰安婦問題を象徴する少女像が設置された問題を巡り、長嶺安政・駐韓大使と森本康敬・釜山総領事が1月9日、一時帰国した。長嶺氏は帰国に先立ち、ソウルの金浦空港で記者団に「少女像の設置は極めて遺憾だ」と述べた。
これは、像設置および韓国政府が像撤去へ動かないことへの対抗措置。大使らは10日以降、状況を報告し、一時帰国の期間など今後の対応を協議する見通し。
駐韓大使が韓国政府への抗議の一環で一時帰国するのは、2012年8月に李明博(イミョンバク)大統領(当時)が竹島に強行上陸して以来。