月別アーカイブ: 2017年2月

ミスミグループ本社 ECサイト公開し営業展開本格化

ミスミグループ本社 ECサイト公開し営業展開本格化

ミスミグループ本社(東京都文京区)は2016年7月、ベトナムに現地法人「MISUMI Vietnam Co.,LTD.」を設立したのに続き、2017年2月8日からECサイト「ミスミベトナム」を公開し、本格的に営業展開を開始した。
ECサイトでFA・メカ・エレ・工具ほか300万点の商品の販売を開始する。今後ベトナム語での紙カタログ発刊も予定している。
ミスミ100%出資による現地法人の所在地は、バクニン省ティエンソン工業団地。ミスミグループのベトナム国内における既存の生産・営業拠点はいずれもホーチミン市に設置している。

トーカロ インドネシア・カラワン工業団地で子会社

トーカロ インドネシア・カラワン工業団地で子会社

トーカロ(神戸市東灘区)は、インドネシア・カラワン工業団地に溶射加工事業を手掛ける子会社を設立する。同社の100%出資による新会社は「PT.TOCALO Surface Technology Indoesia」(仮称)で、2016年2月に同国で開始した溶射加工事業をPT.Tanaka Machineryから移管する。出資金額は300万米㌦。5月に設立登記を完了する予定。

JFEエンジ ラオスで国際幹線道路の橋梁工事受注

JFEエンジ ラオスで国際幹線道路の橋梁工事受注

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は、ラオス国道9号線の橋梁改修工事を受注した。これは二国間援助のODA(無償資金協力)として発注されたもの。安藤・間(本社:東京都港区)と共同企業体を構成し、約30年前に建設され老朽化が進行しているセクムカーム橋とセタームアック橋を架け替える工事。
安藤・間は共同企業体のリーダーとして迂回道路の建設と既設橋の撤去および新橋の下部工の施工等を担当、JFEエンジニアリングは新しく建設する2橋の上部工お製作・建設を担う。2019年6月に竣工予定。JFEエンジニアリングは2橋の建設で独自に開発した「リバーブリッジ」を海外で初めて採用する。
国道9号線はベトナムからラオス、タイを経由してミャンマーに至る東西経済回廊の一部を構成する最重要路線で、全長約1450㌔㍍の国際幹線道路。

道鏡ゆかりの由義寺の存在裏付ける塔の基壇見つかる

道鏡ゆかりの由義寺の存在裏付ける塔の基壇見つかる

大阪府八尾市文化財調査研究会は2月9日、奈良時代に女帝・称徳天皇(在位764~770年)と、その寵愛を受けて「法王」の座に就いた僧・道鏡(?~772年)が建立した由義(ゆげ)寺があったととみられていた大阪府八尾市の東弓削(ひがしゆげ)遺跡で、巨大な塔と思われる建物の基壇(土台)が見つかったと発表した。
同市教委や調査研究会は、文献でしか確認されてこなかった由義寺の存在を裏付ける貴重な史跡とし、保存も検討するという。
基壇は約20㍍四方で、奈良時代後半の地層から見つかった。一辺20㍍の基壇から類推すると、同寺には高さ60㍍級の七重塔が建っていた可能性があるという。付近からは塔頂部の装飾品「相輪(そうりん)」の破片とみられる銅製品も見つかった。

オートバックス ジャカルタ近郊インドネシア4号店

オートバックス ジャカルタ近郊インドネシア4号店

オートバックスグループは2月10日、インドネシア4号店となる「オートバックス ビンタロー ジャヤ エクスチェンジモール店」を、首都ジャカルタ南西に隣接する南タンゲラン市ビンタローのショッピングモール内に出店する。
今回オープンする店舗は2013年8月、現地のインドモービルグループと合弁で設立したオートバックス インドモービルインドネシアが、新たにPT.INDOMOBIL TRADA NASIONALとライセンス契約を締結して出店する。
オートバックスグループは、ASEAN地域で1995年にシンガポールに初出店し、現在シンガポールに2店舗、タイに8店舗、マレーシアに5店舗、インドネシアに3店舗、フィリピンに1店舗を出店しており、今回の出店で計20店舗となる。

日清オイリオG インドネシアでチョコ事業合弁

日清オイリオG インドネシアでチョコ事業合弁

日清オイリオグループ(東京都中央区)は、連結子会社の大東カカオ(東京都目黒区)がサリムグループ傘下のインドフードグループ企業、SIMPとの間で2月7日、インドネシアで業務用チョコレートの製造・販売を行う合弁会社を設立することで合意し、契約を締結した。
合弁新会社は「PT INDOAGRI DAITO CACAO」で3月に設立する予定。資本金は3200万米㌦相当のインドネシアルピア(約38億円)。出資比率は大東カカオ51%、SIMP49%。
サリムグルーはアジアを拠点とするグローバル企業グループで、本店所在地はインドネシア・ジャカルタ。インドフードグループは、サリムグループ傘下のインドネシアを代表する食品製造企業。

パナソニック タイでエアコン拡充 アジアで事業拡大

パナソニック タイでエアコン拡充 アジアで事業拡大

パナソニックは急成長するアジアの家庭用エアコン市場のさらなる事業拡大に向け、現地での生産体制を拡充する。
今回、タイにおける需要拡大への対応と販売強化向けて、冷凍・空調用の熱交換器などを生産しているパナソニックアプライアンス冷機デバイス タイの既存建屋を活用して1月からエアコンの生産を開始した。1年目の2017年は約50万台規模の生産を予定しているが、今後需要の増加に応じて規模の拡大を検討していく。同増産工場の所在地はバンコク都心部から約50㌔㍍のナワナコーン工業団地。
パナソニックのアジアにおけるエアコン事業は、グローバルマザー工場のパナソニックアプライアンス エアコンマレーシアを中心に、アジア各製造拠点で現地生産している。

クボタ 事業拡大へミャンマーの農機販売会社が始動

クボタ 事業拡大へミャンマーの農機販売会社が始動

クボタ(大阪市浪速区)は、ミャンマーに設立した農業機械販売会社「Kubota myanmar Co.,Ltd.」(以下、KMCL)がこのほど開所式を行い、本格始動したことを明らかにした。KMCLの資本金は2380万米㌦で、出資比率はクボタ80%、SIAM KUBOTA Corporation Co.,Ltd.20%。
クボタは1953年からミャンマーに、耕運機など農業機械の輸出を開始し、2011年からタイのSIAM KUBOTA Corporationがディストリビューターを通じて供給していた。
しかし、今回同社の販売会社が直接ミャンマーで事業活動を行うことで、同社が日本はじめアジア地域で培ってきたトラクター、コンバイン、田植え機など農業機械の販売ノウハウを活かし、ディーラー網の構築、サービス体制の強化を推進し、機械事業のさらなる拡大を図る。
開所式典はミャンマー政府関係者、日本政府関係者、ティラワ経済特区管理委員会、サプライヤーなど総勢約200人が出席して執り行われた。

「献身の手本」福者・高山右近を称賛 ローマ法王

「献身の手本」福者・高山右近を称賛 ローマ法王

ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は2月8日、バチカンでの信者との交流行事で、カトリックで「聖人」に次ぐ崇敬の対象の「福者」に認定された戦国キリシタン大名の高山右近について、「信仰の強さと慈善への献身の立派な手本だ」と称賛した。
豊臣秀吉、そして徳川政権下、為政者に強く改宗を促されても、「屈服するより、世俗の名誉や富を捨て、屈辱と国外追放を受け入れた」として、法王は右近が信仰を保ち続けたことを称えた。

東洋紡 インドにエンプラ事業の現法 海外13拠点目

東洋紡 インドにエンプラ事業の現法 海外13拠点目

東洋紡は4月に、中長期的に自動車需要の拡大が期待されるインドに現地法人、TOYOBO INDIA PRIVATE LIMITED(以下、TCインド)を設立する。自動車関連用を中心とするエンジニアリングプラスチック樹脂の生産・販売を手掛ける。同社のエンプラ事業の海外拠点としては13番目となる。
TCインドの資本金は3000万インドルピー(約5000万円)。所在地はハリヤナ州グルガオン市(デリー近郊)。