月別アーカイブ: 2017年7月

エースコック ミャンマーにヤンゴン工場竣工

エースコック ミャンマーにヤンゴン工場竣工

エースコック(本社:大阪府吹田市)の子会社、エースコックミャンマー社(本社:ミャンマーヤンゴン市)は7月4日、ヤンゴン工場の竣工記念式典を執り行った。
同工場は日本の技術を駆使した最新鋭の即席めん工場で、CO2排出量を抑えたボイラーを導入し、ミャンマーで初となるJCMの対象として日本の環境省から認定された工場。敷地面積は4㌶、工場延床面積は1.3㌶、生産能力は年間3億食。エースコックが100%出資するエースコックミャンマー社の資本金は3000万米㌦。

米中融和ムード変調 台湾・南シナ海で対立鮮明に

米中融和ムード変調 台湾・南シナ海で対立鮮明に

北朝鮮問題で協力を探り、融和ムードだった米中(トランプ大統領・習近平主席)関係が変調、対立が鮮明になってきた。これは、北朝鮮問題で米国が中国側に求めた対策でほとんど効果が見られないためだ。
まず米国側は、中国が100日以内に効果的な行動を取ることで合意した4月の会談以後、期日を経ても「成果が出ていない」とし不満を募らせている。加えて、6月に両政府が初めて開いた「外交・安全保障対話」で、米国側は中国が北朝鮮に本格的な制裁を加える意思はない-との感触を持ったためだ。
これを受け6月29日、トランプ政権は中国の最も嫌がる台湾への武器売却方針を初めて発表。また、7月2日には南シナ海の西沙(パラセル)諸島のトリトン島から12カイリ(約22㌔)内を横切る「航行の自由作戦」を実施。これに対し、中国側は3日、「米艦が勝手に中国の領海に入る挑発」は重大な違法行為にあたり、断固反対する」と強く反発している。

国内最古の真珠と確認 飛鳥寺で約60年前に出土

国内最古の真珠と確認  飛鳥寺で約60年前に出土

奈良文化財研究所の最新の分析によると、6世紀末に建立された日本最古の本格的な寺、奈良県明日香村の「飛鳥寺」で、およそ60年前に行われた発掘調査で出土した品々の中に真珠があったことが確認された。国内の寺で出土した真珠としては最も古いという。
真珠は直径1.5㍉から2㍉ほどの大きさで14個あり、真ん中には小さな穴が開けられている。ガラス玉や武具などとともに出土したが、傷みが激しく、これまで材質は分かっていなかった。同研究所のX線など最新の方法で分析した結果、主な成分が炭酸カルシウムで何層も重なってできていることなどが分かり、真珠と確認された。
真珠は仏教の世界では七つの宝、「七宝」の1つとされ、金や銀と並ぶ貴重なものとして珍重されてきたが、国内の寺で見つかった埋納品としては最も古いという。

JICA スリランカの気象レーダー整備に無償資金

JICA スリランカの気象観測レーダー整備に無償資金

国際協力機構(JICA)はこのほど、スリランカの首都コロンボで同国政府との間で、「気象観測ドップラーレーダーシステム整備計画」を対象に、25億300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結した。
この事業は、スリランカ全土において気象観測レーダー塔およびレーダー中央処理システム・表示システムを整備することにより、リアルタイム雨量観測に関する能力強化を図り、気象災害による被害の軽減を目指すもの。

JICA バングラデシュ向けに総額1782億円の円借款

JICA バングラデシュ向けに総額1782億円の円借款

国際協力機構(JICA)はこのほど、バングラデシュ政府との間で、6事業、総額1782億2300万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。
対象とする事業は①ハズラット・シャージャラール国際空港拡張事業(第一期(借款金額768億2500万円)②カチプール・メグナ・グムティ第2橋建設および既存橋改修事業(同527億3000万円)③ダッカ都市交通整備事業(1号線)(同55億9300万円)④マタバリ超超臨界圧石炭火力発電事業(Ⅲ)(同107億4500万円)⑤ダッカ地下変電所建設事業(同204億7700万円)⑥小規模水資源開発事業(フェーズ2)(同118億5300万円)-の6件。

北朝鮮 ICBM発射成功と発表 朝鮮中央テレビ

北朝鮮 ICBM発射成功と発表 朝鮮中央テレビ

北朝鮮の朝鮮中央テレビは7月4日午後3時(日本時間同3時半)、特別重大報道として「金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が大陸間弾道ミサイル(ICBM)火星14の試射を命じ、成功裏に行われた」と発表した。
北朝鮮国防科学院の発表によると、火星14は4日午前9時(日本時間同9時半)に発射された。最高高度2802㌔に達し、39分にわたり933㌔飛行した後、日本海に設けた目標水域に正確に弾着したとしている。

若冲の墨画発見 塩飽水軍の子孫所有 鑑定番組で

若冲の墨画発見 塩飽水軍の子孫所有 鑑定番組で

江戸時代の、鶏をモチーフにした作品で知られる画家、伊藤若冲(1716~1800年)の鶏図(墨画)が見つかった。今回見つかったのはテレビの鑑定番組に出されて本物と分かったもの。かつて瀬戸内海で活躍した塩飽(しわく)水軍の本拠地、香川県丸亀市の本島にある水軍の子孫の旧家で、50年以上、蔵で眠っていたものという。
作品は、若冲が得意とした鶏を描いた左右一対の掛け物で、雄がひなと雌を見守っている構図。鑑定で「本物」と判定され、1500万円の評価額が付いた。

アデランス タイのがんセンターに医療用かつら寄贈

アデランス タイのがんセンターに医療用かつら寄贈

かつら大手のアデランス(本店:東京都新宿区)は6月30日、抗がん剤治療などで髪の毛を失ったタイのがん患者らのために、首都バンコクの国立がんセンターなどに医療用かつらを寄贈した。
この日、国立がんセンターには120個を寄贈。女性の患者らが早速、好みの色やヘアスタイルのかつらを選び、アデランス・タイ社のスタッフらのサポートで着用していた。
アデランスは進出先のタイで社会貢献の一環として、2012年から医療用かつらを寄贈。今年は7月にかけて3つの病院に計270個を寄贈する予定。同地の病院関係者によると、医療用かつらの需要は増えており、同社は今後も医療施設への寄贈を続けていく意向。

イオン環境財団 第5回「ミャンマー ヤンゴン植樹」

イオン環境財団  第5回「ミャンマー ヤンゴン植樹」

公益財団法人イオン環境財団は7月8日、ミャンマー・ヤンゴン市郊外のローガー湖周辺で、第5回目となる「ミャンマー ヤンゴン植樹」を実施する。今年はミャンマー・日本両国のボランティア合わせて1200人とともに、地域に自生するマホガニー、オリーブ、カイエー、チーク、モンキーポッド、ゴールデンシャワーなど6種の苗木3000本を植樹する。これにより、同国における累計植樹本数は4万7000本となる。
同財団は2013年にヤンゴン市郊外のフ-ジー湖周辺での3年間の植樹活動に取り組み、4年目となる2016年からは場所をローガー湖周辺へ移し、新たに3年計画で植樹を継続している。ローガー湖は、ヤンゴン市民や近隣住民の生活用水の水源であり、森林をより豊かなものにすることで、、水源涵養機能をさらに高める。
ミャンマー ヤンゴン市開発委員会、イオン財団法人が主催。ヤンゴン政府関係者、在ミャンマー日本大使館参事官らが参加する予定。

群馬銀行 ベトナム・HDバンクと業務提携

群馬銀行 ベトナム・HDバンクと業務提携

群馬銀行(群馬県前橋市)はベトナム・ホーチミン市開発商業銀行(HDバンク)と業務提携した。近年、顧客企業のベトナム進出が急増していることを受け、インドネシアへの行員の派遣をHDバンクのジャパンデスクへの派遣に変更し、顧客企業の進出ニーズに応える。HDバンクは日系中小企業のベトナムビジネス支援に積極的な地場銀行で、同行ジャパンデスクとの連携により、ベトナムにおける支援体制の一層の強化を図る。