月別アーカイブ: 2017年9月

ジェットスター・パシフィック 関空-ハノイ線就航

ジェットスター・パシフィック 関空-ハノイ線就航

ジェットスター・パシフィック航空(本社:ベトナム・ホーチミン市)は9月1日、関空-ハノイ線(ダナン線は9月2日)の運航を開始した。日本とベトナムを結ぶ同路線は、LCC(格安航空会社)による初めての直行便となる。同路線は、エアバスA320型機(180席)で全便運航される。
ベトナムにおける在留邦人数は現在1万6000人を超え、同国を訪れる日本人観光客は年々増加傾向にあり、2016年には74万人を突破した。また在日ベトナム人は19万9990人が滞在している。

Source: New feed

ミャンマー教育省の研究革新局長が特許庁を訪問

ミャンマー教育省の研究革新局長が特許庁を訪問

日本の特許庁がミャンマーで準備を進めている知的財産庁の設立に向け、同庁設立を担当するミャンマー教育省のウィン・カイン・モー研究革新局長が9月1日、特許庁を訪問し、宗像長官と二国間の知的財産分野における協力について意見交換を行った。
また、このほど同国教育省知的財産部の職員を対象とした研修「ミャンマー知財庁設立支援コース」を実施し、大学および企業への訪問や外部専門家との意見交換を行った。

Source: New feed

11月から冬季限定でシンガポールー新千歳直行便開設

11月から冬季限定でシンガポール―新千歳直行便開設

シンガポールを本拠とするLCC(格安航空会社)のスクートは9月1日、シンガポール―新千歳への直行便を11月3日に開設すると発表した。この直行便は11月3日~2018年2月11日の冬季限定。週2便(金・日曜日)の運行となり、既存の台北経由(火・木・土曜日)を合わせ、シンガポールまで週5便の運航となる。
使用機材はボーイング787-9で、座席はスクートビズが35席、エコノミー340席の合計375席。今回の開設を記念してスクートではスペシャル価格で航空券を販売する。

Source: New feed

商船三井 インド浮体式LNGプロジェクトに参画

商船三井 インド浮体式LNGプロジェクトに参画

商船三井(東京都港区)は、インドSwan Energy Limitedが主導するインドグジャラート州のLNG受入ターミナル建設・運営プロジェクトにおいて、事業主体のSwan LNG Private Limited(以下、Swan LNG)との間で、受入基地の中核となるFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)1隻の長期保守操業契約、FSU(浮体式LNG貯蔵設備)1隻の提供、および長期保守操業契約を締結した。
同プロジェクトに投入されるFSRUはSwan Energy子会社が保有するが、商船三井はFSRUの共同保有事業に参画するオプションを持っており、同オプションの行使は同船の竣工までに決定する予定。また、同社はSwan LNGに出資し、ターミナル運営事業のテクニカルパートナーとして、同プロジェクトに参画する。
ターミナルの操業開始時期は2020年前半の予定。このプロジェクトはインドで初めての新造FSRU案件。LNG受入能力は年間500万㌧。FSRUとFSUを係留し、FSRU上でガス化されたLNGを陸上へ送出する。

Source: New feed

千々石ミゲルの木棺?の一部見つかる 天正遣欧使節

千々石ミゲルの木棺?の一部見つかる 天正遣欧使節

天正遣欧使節(1582~1590年)のメンバーの一人、千々石(ちぢわ)ミゲルの墓とされる、長崎県諫早市の石碑周辺の発掘調査現場で9月1日、木棺の一部とみられる木片と金具が見つかった。別府大の田中裕介教授は、石碑は墓石でミゲルの墓であることはほぼ間違いない-としている。天正遣欧使節メンバーの墓が確認されれば初めて。
8月20日に始まった調査では、石碑の地下1.5㍍から平らな自然石を並べた3枚の「蓋(ふた)石」が出土。蓋石を外すと内部は縦約1㍍、横約0.7㍍、深さ約0.5㍍の空洞で、土の壁に埋まった状態で、取ってや留め具のような金具3点と木片が確認された。碑文などから石碑はミゲル夫妻の墓とされてきたが、これまで埋葬施設との確認はなかった。発掘調査作業は9月中旬まで行われる。
天正遣欧使節は1582年、九州の大友宗麟、有馬晴信、大村純忠らのキリシタン大名が欧州に派遣した少年4人。伊東マンショ、中浦ジュリアン、原マルチノ、千々石ミゲルで、彼らは8年後に帰国したが、待っていたのは豊臣秀吉による伴天連追放令(1587年)だった。このキリシタン弾圧の嵐の中で殉教など過酷な運命をたどった。ただ唯一、ミゲルはキリシタン弾圧に遭い信仰を捨て、大村藩士を務めたとされる。しかし、その生涯の多くの部分は謎に包まれている。

郵船ロジ ベトナム向けに日本産梨を海上・航空輸送

郵船ロジ ベトナム向けに日本産梨を海上・航空輸送

郵船ロジスティクス(東京都港区)は、今年からベトナム向けの輸出が解禁された日本産梨の海上・航空輸送を手配した。
2007年にベトナムで植物検疫法が制定されて以降、日本の生果実をベトナム向けに輸出することが規制されていた。その後、政府当局相互の協議の結果、2015年9月のりんごの輸出解禁に続いて、日本産梨の輸出も今年1月に解禁された。
郵船ロジスティクスは8月中旬に茨城県産と福島県産の「幸水」をベトナム国内の量販店および百貨店向けに、海上・航空輸送手配した。航空輸送は保冷梱包を施し、海上輸送はリーファーコンテナを活用し、鮮度を保持したまま輸送する。日本産梨の旬の10月ごろまで、様々な品種をベトナムに輸送する予定。

Source: New feed

神鋼環境S ベトナムでVNGから排水処理設備受注

神鋼環境S ベトナムでVNGから排水処理設備受注

神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区)の100%子会社KOBELCO ECO-SOLUTIONS VIETNAM CO.,LTD.(本社:ベトナム・ホーチミン市、以下、KESV)は、ベトナムVhin Phuc(ビンフック)省Ba Thien(バーティエン)Ⅱ工業団地の服飾工場向け排水処理設備を受注した。
同プロジェクトは、香港のTALアパレル社のグループ会社で、ベトナムの服飾業界のリーディングカンパニー、Vietnam Garments Manufacturing Limited(以下、VNG)によって主導される。VNG排水処理設備の完工時期は2017年12月の予定。
神鋼環境ソリューションは日本の環境省の予算補助を受け、2013年から2015年まで、繊維染色排水の処理最適化に関する調査及び実証実験を行い、繊維染色排水の水質や処理方法について様々なデータを積み重ね、水質に応じて最適なプロセスが提案できるよう取り組みを進めてきた。
TALグループは香港、中国、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムに生産拠点を持ち、VNGが東南アジアでの製品需要を受けてベトナムでの投資を拡大している中で、KESVのEPC事業者としての優れた品質とベトナムで積み重ねてきた実績が評価され、今回の受注につながった。

Source: New feed

住友化学 タイの石化プロジェクトにPO製造技術供与

住友化学 タイの石化プロジェクトにPO製造技術供与

住友化学工業は、タイPTTグローバルケミカル(以下、PTTGC社)との間で、同社が進める石油化学プロジェクトに、プロピレンオキサイド(PO)の製造技術をライセンス供与することで合意した。
PTTGC社は現在、ポリウレタンチェーンの構築に向けて、子会社を通じたPOおよびポリオール生産設備の新設プロジェクトを進めており、PO生産には住友化学が独自に開発した製造技術の採用を決めている。新設するPOプラントの能力は年産20万㌧で、2020年第2四半期に完工予定。

Source: New feed

国産初の金兵衛火縄銃のレプリカ 関市「鉄砲伝来展」

国産初の金兵衛火縄銃のレプリカ 関市「鉄砲伝来展」

国産初の鉄砲製造に成功した刀鍛冶、八板金兵衛清定(1502~70年)が造った火縄銃のレプリカを紹介する「鉄砲伝来展」が岐阜県関市南春日町の関鍛冶伝承館で開かれている。
金兵衛は戦国時代に美濃国関(現在の岐阜県関市)で生まれた刀鍛冶だが、種子島(現在の鹿児島県西之表市)へ移住して鉄砲鍛冶となったと伝えられる。1543年8月、種子島にポルトガル商人が乗った船が漂着し、火縄銃が日本に伝来した。このことが金兵衛の人生を大きく変えることになる。
種子島島主の種子島時尭(ときたか)は大金を払って、火縄銃を手に入れると、金兵衛に鉄砲の製造を命令し、試行錯誤を経て1545年に国産初の鉄砲が造られたとされる。
鉄砲はその後、天下統一を目指した織田信長などがいち早く合戦に取り入れ、その威力を天下に示した。そして、大阪・堺などの鉄砲鍛冶の手で改良を加えられ、戦国の世の戦のあり方や、やがてその鉄砲の調達力が歴史を変える有力な手段となっていく。

永井荷風晩年の創作ノート発見 膨大な推敲の跡

永井荷風晩年の創作ノート発見 膨大な推敲の跡

江戸文化や花柳界を題材にした作品などで知られる作家、永井荷風(1879~1959年)の晩年の創作ノート2冊が見つかった。大学ノートで2冊あり、合わせて約200㌻に鉛筆書きされている。
短編小説「吾妻(あづま)橋」や戯曲「渡鳥(わたりどり)いつかへる」など、1950~59年に発表された小説・戯曲13作品や随筆などが下書きされていた。題名や構成、そして言葉を何度も練り直した、膨大な推敲(すいこう)の跡がうかがえ、孤高の作家の創作過程を伝える貴重な資料といえそうだ。
秀明大学の川島幸希学長が2016年春、東京都内の古書店で購入し、詳細が確認された。