月別アーカイブ: 2017年9月

平安後期の大型住居跡 岩手県九戸村・外久保遺跡

平安後期の大型住居跡  岩手県九戸村・外久保遺跡

岩手県・九戸村教育委員会が発掘調査を進めている同村長興寺の外久保(そとくぼ)遺跡で、平安時代後期(10世紀後半)とみられる大型の竪穴住居跡が見つかった。
面積は約72平方㍍と県北の高地性集落では最大規模。南北を崖に挟まれ、尾根をふさぐような立地も珍しく、調査関係者は「特殊な役割や仕事を担う場所だったのではないか」とみている。
同遺跡は約2700平方㍍で、近接する同村江刺家の県史跡・黒山の昔穴(むかしあな)遺跡の関連調査として7月に発掘を始めた。これまで4棟の住居跡が見つかり、大型住居跡からは鉄をつくる炉へ風を送る羽口(はぐち)や鉄器の破片などが出土。鍛冶を行っていた可能性もあるという。

熊谷組 ラオスから「漁業養殖研究開発計画」受注

熊谷組 ラオスから「漁業養殖研究開発計画」受注

熊谷組はラオス農林省から、同国への再進出となる工事「漁業養殖研究開発強化計画」を受注した。同社の同国での工事は15年ぶりとなる。工事は日本の政府開発援助(ODA)によって行われる。
この工事は首都ビエンチャン市ナムスワン(ビエンチャン市中心部から車で北へ約1時間)に位置する既存施設のナムスワン養殖センター内に養殖開発施設を新設するもの。工事価格は5億4500万円、工期は2017年7月~2018年6月。
同施設の詳細は事務・研修棟、宿泊棟、種苗生産棟、高架水槽、、ミジンコ培養槽、親魚池・中間育成池(6カ所)、排水調整池の建設と電気設備・機械設備・給排水衛生設備などの建築付帯設備の付設、研究開発にかかる資機材などの調達を担当する。
ラオスでは淡水魚が重要な動物性たんぱく源で、漁業は重要な産業となっている。

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島津製作所 中国事業体制強化 西安市に分析センター

島津製作所 中国事業体制強化 西安市に分析センター

島津製作所(本社:京都市中京区)は、中国事業体制強化の一環として西安市の拠点、島津企業管理(中国)有限公司の西安分公司を移転し、分析センターを新設する。
これによりサポート体制を強化するとともに、事業拡大を図り、2019年度売上高を現在(2016年度13億円)の1.5倍にあたる20億円を目指す。これに伴う総投資額は1億5600万円(移転費、分析センター設置費、改装費など含む)。分析センターの設置予定機種はクロマトグラフ10台、質量分析5台、光分析装置4台。2018年4月設置予定。
同社は中国事業で沿岸部および内陸部含め、華北(北京市)、華東(上海市)、華南(広東省広州市)、華中(湖北省武漢市)、東北(遼寧省瀋陽市)、西南(四川省西都市)、西北(陝西省西安市)の7拠点体制を推進している。

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挑発続ければ北朝鮮を「完全に破壊」トランプ氏

挑発続ければ北朝鮮を「完全に破壊」トランプ氏

国連総会の一般討論演説が9月19日、ニューヨークの国連本部で始まった。これまで国際協調主義に否定的だったトランプ米大統領が初めて演説に立った。同大統領は、核とミサイル発射を誇示する北朝鮮に対し、挑発行為を続けるなら米国と同盟国を守るため「北朝鮮を完全に破壊するほか選択肢はない」と強い言葉で警告した。
そのうえで国際社会に対して「金正恩(キムジョンウン)政権を孤立させるため、すべての国が協力する時だ」と訴え、北朝鮮への制裁を完全に履行するよう求めた。
また、同大統領は世界が直面する脅威として北朝鮮問題を挙げ、横田めぐみさんを念頭に「日本の13歳の少女が自国の海岸から誘拐された」と述べ、北朝鮮による拉致を非難した。
今回の一般討論は中国、ロシア、インド、ドイツなどの首脳が欠席する中、行われた。

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雪舟の幻の水墨画「倣夏珪山水図」84年ぶり確認

雪舟の幻の水墨画「倣夏珪山水図」84年ぶり確認

山口県立美術館(山口市)は9月19日、室町時代の代表的水墨画家、雪舟の幻の作品「倣夏珪(ほうかけい)山水図」の存在が確認されたと発表した。縦約30.1㌢、横約30.8㌢のうちわ型で、山や水面には緑や青で薄く彩色も施されている。
中国・南宋期の夏珪の作品に倣(なら)い、少なくとも12点描かれ、他に6点の存在が確認されている「倣古(ほうこ)図」シリーズの1点。雪舟60歳前後作品とみられる。
1933年、当時の所有者が売りに出した記録が残り、一部で存在が知られながら、長らく所在不明で、今回84年ぶりにその存在が確認された。専門家らは、構図や力強い筆致に雪舟のオリジナリティーが感じられ、重要文化財級の作品―と話している。

島津製作所 19年度に比工場の基板製造を倍増へ

島津製作所 19年度に比工場の基板製造を倍増へ

島津製作所(本社:京都市中京区)は、フィリピンの製造子会社SHIMADZU PHILIPPINES MANUFACTURING INC.(SPM)の基板製造ラインを増設し、2019年度に現在の2倍に引き上げる。これにより、フィリピン工場での生産高を2016年実績の9億円から2倍にあたる18億円に上げる。
また、2019年度までの3年間累計で3.5億円のコストダウンを図ることで製品のコスト競争力を高め業績向上に貢献する。これらに伴う投資額は3億7300万円(建屋、製造ライン増設、生産・検査設備費などを含む)。19年度の人員計画は128名(16年度86名)。

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釧路・根室市 マレーシアで「東北海道展」物産販売

釧路・根室市 マレーシアで「東北海道展」物産販売

北海道釧路市や根室市が9月11日から11月12日にかけて、マレーシア・クアラルンプールでで「東北海道展」を開催し、海産物などを売り込む。
三井不動産がクアラルンプール国際空港敷地内に建設したASEAN最大級のアウトレットモール「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港セパン」で、日本製品の販売を手掛ける「ふぁんじゃぱん」内に特設コーナーを設置している。特産品のタラコ、サケ、シシャモを巻き込んだ昆布巻きや、タラバガニ、サケフレークなど製品の8割は海産物。その他、ハンドクリームやスキンケア製品や菓子類など地元企業の商品約25品を販売している。
釧路商工会議所によると、「東北海道展」としてマレーシアで出展するのは初めて。2カ月という長期にわたって反響を探ることで、単なる一過性の物産展ではない、長期的な取引につなげたい考え。また、製品を通じて雄大な自然に恵まれた東北海道をアピールし、インバウンド観光の誘致につなげたい―としている。NNA ASIAが報じた。

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缶チューハイでアジア開拓 訪日客の帰国後需要に的

缶チューハイでアジア開拓 訪日客の帰国後需要に的

増え続けるアジアからの訪日客の間で、缶チューハイが人気を集めている。これを受け、サントリーホールディングスやアサヒグループホールディングスなど酒類大手が、缶チューハイでアジア市場の開拓に動き出した。
日本滞在中になじんだ缶チューハイを、帰国後も楽しみたいというアジアの消費者の思いに応えようというものだ。缶チューハイは風味の多さや飲みやすさが受けており、酒類大手各社は主力商品の投入などで、今後大きな成長が見込まれるアジア市場の缶チューハイ需要の取り込みを目指す。

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大阪城天守閣 入館者数1億人達成 86年間で

大阪城天守閣 入館者数1億人達成 86年間で

大阪城天守閣(大阪市中央区)の入館者数が9月18日、1931年の開館以来86年間で1億人に達し、記念セレモニーが開かれた。
1億人目は大阪市の会社員、三宅拓也さん(29)。島根県出身の妻、恵利華さん(27)と一緒に訪れた。記念品として、伝統工芸品の大阪欄間の技術でつくられた「大阪城透かし彫刻額」などが贈られた。
天守閣は近年、外国人観光客にも人気で、2016年度の入館者数は約256万人と2年連続で過去最高を更新している。

産総研 インド科学技術省と国際共同ラボで拡大合意

産総研 インド科学技術省と国際共同ラボで拡大合意

国立研究開発法人 産業技術総合研究所は、インド科学技術省バイオテクノロジー庁(以下、DBT)との間で、日印両国の強みを生かした健康・医療産業のイノベーションを目指し、包括研究協力覚書の更新とともに、国際共同研究ラボラトリーの拡充に合意する共同研究契約を締結した。
DBTは、インドにおけるバイオテクノロジー政策を担当し、主に生物工学およびその生産製造に関するプロジェクトの選定と支援、また大学や研究所において、生物工学分野の若手研究者の育成を支援している。

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