ベルグアース 中国で野菜苗事業準備で合弁会社設立
ベルグアース(本社:愛媛県宇和島市)は、中国の河北銘福隆農業開発有限公司との合弁により新会社「欣環(北京)農業科技有限公司」(北京市)を設立した。中国国内での本格的な野菜苗事業を開始することを目的とした企画・運営準備のため。
新会社の資本金は500万人民元で、出資比率は河北銘福隆農業開発有限公司60%、ベルグアース40%。
ラオス「タゴン灌漑農業改善計画」に無償援助協力
外務省によると、ラオスの首都ビエンチャンで12月26日、日本側・引原毅駐ラオス大使とラオス側のカンパオ・ウーンタヴォン外務副大臣との間で、8億3700万円を限度とする無償資金協力「タゴン灌漑農業改善計画」に関する交換公文の署名が行われた。
この計画は、ラオス政府がビエンチャン特別市サイタ二郡タゴン地区で、老朽化した既存のポンプ灌漑施設を改修するための資金を無償で供与するもの。
これにより、タゴン灌漑の乾期における灌漑面積が2016年時点の282㌶から2022年(事業完成3年後)には400㌶に増大し、米の生産量が約1200㌧から、その2倍まで増加することが見込まれる。
日本触媒 タイの界面活性剤製販合弁事業検討の覚書
日本触媒(本社:大阪市中央区)は、PTT Global Chemical Public Company Ltd(以下、PTTGC)、三井物産(本社:東京都千代田区)と共同で、タイにおけるエチレンオキサイド(EO:酸化エチレン)を原料とするセカンダリーアルコールエトキシレート(界面活性剤、商品名:ソフタール)の製造販売合弁事業に関する検討を進めるための覚書(MOU)を締結した。2019年3月期中の投資判断を予定している。
同製造設備の立地は、タイ・ラヨーン県マプタプットのヘマラートイースタン工業団地を候補地とし、2022年の商業運転開始を目標に検討を進める。原料となるEOは同工業団地内のPTTGCより供給を受ける予定。
通天閣で「とり」から「いぬ」への引き継ぎ式
年の瀬の通天閣で、干支(えと)の動物たちによる恒例の引き継ぎ式が行われた。干支にちなんだ掛け合いで、初めに通天閣の運営会社の西上雅章社長が「とり年は、なんとトリこぼしの多い年!政界、財界、相撲界、トリ乱したがトリ戻せず、天高く飛び立とうとしましたが、一石二鳥とはなりませんでした」などと今年を振り返った。
これに対し、来年の干支のいぬとして、関西を拠点に活動する女性アイドルグループ「たこやきレインボー」の堀くるみさんが愛犬2匹とともに登場し、「ドッグリ構えて一生ケン命ケン闘し、ワンさワンさと良いことが起きるワンダフルな年に!すてきなハッピーイヌイヤーを迎えられますように!」と来年の抱負を述べた。
国内最古、縄文草創期のクリの実か 長野の遺跡
長野県・上松(あげまつ)町は12月25日、町内の「お宮の森裏遺跡」で見つかったクリの実が、国内の発見例として最古となる縄文時代草創期(1万6000~1万1000年前)のものと判明したと発表した。
見つかった多くのクリの実・破片のうち、形が残る実が2個(縦横1.2~1.3㌢)に、乾燥などで収縮しているが、人為的に開けたと思われる小さな穴があり、今後調査を進めるという。
上松町によると、これらのクリの実は国道19号線バイパス工事に伴い、1992年ごろ竪穴式住居跡から出土し、保管されていた。これらは2016年、民間の分析機関に依頼し、放射性炭素年代測定などで1万2900~1万2700年前のものと特定された。
これまでは静岡県沼津市の遺跡から出土した縄文時代早期(1万1000~7000年前)のものが国内最古として知られていた。