月別アーカイブ: 2017年12月

キューピー 中国・広州市に4カ所目の生産拠点

キューピー 中国・広州市に4カ所目の生産拠点

キューピー(本社:東京都渋谷区)は、中国における4カ所目の生産拠点として「広州丘比食品有限公司」(仮称、広東省広州市)を設立する。これにより、中国事業における生産能力の増強を図り、新市場の開拓を加速する。
広州丘比食品有限公司の主要な生産品目は家庭用および業務用のマヨネーズ・ドレッシング。設立は2018年1月、出荷開始は2020年春を予定。資本金は2億7000万人民元(約46億円)で、丘比(中国)有限公司が100%出資する。同社が製造する商品は、グループの杭州丘比食品有限公司が販売する。
キューピーの調べによると、中国主要都市における同社の家庭用マヨネーズのシェアは北京約90%、上海約60%、広州約80%となっている。

ガルーダ航空 山梨県との相互協力の覚書更新・3年延長

ガルーダ航空 山梨県との相互協力の覚書更新・3年延長

ガルーダ・インドネシア航空(本社:ジャカルタ)はこのほど、同航空本社で山梨県との間で「相互協力に係る覚書」の更新並びに3年間の延長に合意し、調印文書を交わした。
同航空は学術文化・スポーツ・観光・地場産品の4つを柱とした観光需要湯喚起のためのパイロットプログラムに取り組み、山梨県とも2013年10月16日に相互協力に係る覚書を締結。近年では2016年のサイクリングツアーの実施に加え、2017年4月に山梨県甲府市で開催された「第46回信玄公祭り」では、「ガルーダ・インドネシア航空隊」として46名が参加。また、9月にはジャカルタで開催されたガルーダ・トラベルフェアには山梨県として参加があり、インドネシアから山梨県へのツアーの申し込みが500名以上あるなど、相互にコラボ実績を確認している。

三菱UFJ銀 インドネシア・ダナモン銀を買収 7000億円規模

三菱UFJ銀 インドネシア・ダナモン銀を買収 7000億円規模

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱東京UFJ銀行は12月26日、インドネシア第5位(時価総額ベース)の商業銀行、ダナモン銀行を買収すると発表した。ダナモン銀行の親会社の政府系ファンド、テマセク・ホールディングスと合意した。年内から3段階にわたって株式取得を進め、最終的に73.8%以上を取得して、2019年の子会社化が有力。株式の取得価額は7000億円規模に上る見込み。
邦銀による買収案件としては最大規模とみられる。

JAL・JTB 中国顧客に医療インバウンド展開開始

JAL・JTB 中国顧客に医療インバウンド展開開始

日本航空(東京都品川区、以下、JAL)、ジェイティービー(東京都品川区、以下、JTB)は2018年1月10日から、がん研有明病院(東京都江東区)の協力を得て、中国顧客を対象とした医療インバウンド商品(検診)の販売を開始する。
中国におけるJALマイレージバンク(JMB)会員で、検診商品を購入した先着100名が対象。対象路線はJALが就航している中国大陸全路線(北京、大連、天津、上海、広州の計5地点)。

縄文時代の”幻の貝塚”約120年ぶりに見つかる 東京・豊島区

縄文時代の”幻の貝塚”約120年ぶりに見つかる 東京・豊島区

東京・豊島区の住宅街で、研究者の間で”幻の貝塚”と呼ばれていた縄文時代の遺跡、「池袋東貝塚」がおよそ120年ぶりに見つかった。周辺には大規模な集落が広がっていたとみられ、貴重な発見だと注目を集めている。
およそ3000年から4000年前の縄文時代後期の遺跡、池袋東貝塚は明治時代に発見されたという記録があったが、豊島区教育委員会によると周辺の宅地化が急速に進んだことなどから、その後所在が分からなくなっていた。
今年10月、豊島区の東武東上線の下板橋付近の住宅街で建物の建て替え工事が行われた際、大量の土器や貝が見つかり、当時の記録と出土した遺物や場所がおおむね一致したことなどから、池袋東貝塚と確認された。
遺跡からは縄文土器のほか、ハマグリやカキ、それにシカやイノシシなどの動物の骨が大量に見つかった。また当時の人が土を盛ってつくった盛土遺構が見つかったほか、火を起こした跡も確認され、豊島区教育委員会は遺跡が集落の一角だったと考えられるとしている。

パラマウントベッド 医療・介護向け床ずれ防止マットレス

パラマウントベッド 医療・介護向け床ずれ防止マットレス

パラマウントベッド(東京都江東区)は、優れた体圧分散性に加え、ずれ・蒸れを軽減する機能を持つ、医療・介護向け床ずれ防止マットレス「エバープラウド」を2018年1月11日に発売する。
製品ラインアップは使用者の特性に配慮し「ドライタイプ」「清拭タイプ」「通気タイプ」の3種類を用意している。端坐位姿勢を安定させやすいサイドエッジ機能、背上げ等、ベッドの動きへの追従性を向上させるクッション材加工を施すなど利用者の安全性、快適性を高めたほか、シーツを簡単に固定できるシーツストッパーを4隅に設けるなどケアを行う方の利便性に配慮している。

JR九州 タイで初の海外サービスアパートメント事業へ参入

JR九州 タイで初の海外サービスアパートメント事業へ参入

JR九州(福岡市博多区)グループはタイ・バンコクのスクンビット・アソークエリアで、海外における初の不動産事業として、サービスアパートメント(以下、SA)「Somerset Lake Point Bangkok」(サマセット レイクポイント バンコク)を取得し、同事業に参入した。物件所有・運営会社としてJR Kyusyu Business Development(Thailand)Co.,Lte.(タイJR九州ビジネスディベロップメント)を設立した。
同SAは、バンコク スカイトレイン(BTS:高架鉄道)アソーク駅から徒歩約10分に位置する。鉄筋コンクリート造32階建てと同27階建ての2棟で、客室数は429室。延床面積は約5万1000平方㍍。屋外プール、フィットネスセンター、レストランなどの共用施設を備えている。

日本山村硝子 台湾の光通信市場向けレンズ事業で合弁

日本山村硝子 台湾の光通信市場向けレンズ事業で合弁

日本山村硝子はこのほど、台湾の中國砂輪企業股份有限公司(以下、KINIK社)と、光通信市場向けレンズ事業に関する合弁会社を設立することで基本合意した。
新会社の所在地は台湾新竹縣。光通信市場向けレンズキャップの生産・販売を手掛ける。出資比率は日本山村硝子70%、KINIK社30%。2018年4月設立予定。

王子HD マレーシアで350億円投じ段ボール原紙生産設備増強

王子HD マレーシアで350億円投じ段ボール原紙生産設備増強

王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は、マレーシアのGS Paperboard&Packaging Sdn Bhd(以下、GSPP社)で、新たに段ボール原紙生産設備を増設する。
今回新たに増設するのはGSPP社の本社工場(セランゴール州)で、生産量は年産45万㌧。生産品種はライナー、中芯で、2021年4月稼働開始の予定。段ボール原紙およびエネルギー供給、用排水設備を含めた今回の設備投資額は約350億円。

大塚製薬とDKSH ミャンマーで医薬品販売開始

大塚製薬とDKSH ミャンマーで医薬品販売開始

大塚製薬(本社:東京都千代田区)と、ヘルスケア事業をグローバルに展開するDKSHグループのDKSHミャンマー(本社:ミャンマー・ヤンゴン市)は、ミャンマーでの医療用医薬品販売に関する契約を締結した。これにより、大塚製薬はDKSHを通じて、同社創製の抗血小板剤「プレタール」および胃炎・胃潰瘍治療剤「ムコスタ」の販売を開始した。
今回の提携により、両社は共同のマーケティング・セールスチームを立ち上げ、ミャンマー国内に向けたプレタコール、ムコスタの情報提供と情報収集を行う。