月別アーカイブ: 2018年1月

富士通 高齢者の見守りで1月下旬から新サービス

富士通 高齢者の見守りで1月下旬から新サービス

富士通は1月9日、高齢者ケアをサポートする「FUJITSU IoT Solution BIQUITOUSWARE 居住者の見守りソリューション」(以下、居住者の見守りソリューション)のサービスを拡充すると発表した。介護スタッフによる迅速な対応を可能にする「居住者の見守りソリューション リモートモニタリングサービス」(以下、リモートモニタリングサービス)を1月下旬から提供開始する。
リモートモニタリングサービスは、入居者の介護レベルの重度化、人手不足、人的コストが課題となっている介護事業者のニーズに応えるサービスだ。介護事業者のスタッフは、居室内で一定時間、生活の気配がない状態や、異常音の発生、室内の温湿度の異変といったアラームを、Webアプリの画面一覧表示で確認することができる。

大同メタル工業 タイにアルミダイカストの製造子会社

大同メタル工業 タイにアルミダイカストの製造子会社

大同メタル工業(名古屋本社:名古屋市中区)は、タイに自動車向けを中心としたアルミダイカスト製品の製造子会社を設立する。
新会社「DM Casting Technology Co.,Ltd.」(所在地:タイ・サムットプラカーン県)の資本金は2億タイバーツの予定で、大同メタル工業が99.9%出資する。1月中に設立し、2020年2月に営業開始の予定。
今後加速すると見込まれる自動車業界の電動化の進展を見据え、電動自動車向けのアルミダイカスト製品の受注拡大を推進し、先駆者としての地位確立を図る。

プレシャスデイズ 香港・台湾向け越境EC販売代行サービス

プレシャスデイズ 香港・台湾向け越境EC販売代行サービス

インバウンド(訪日外国人)マーケティング支援事業を手掛けるプレシャスデイズ(東京都中央区)は1月10日から、業界初となる香港・台湾へ向けた完全成果型の越境EC販売代行サービスを開始した。
このサービスは訪日台湾・香港観光客向けメディア「GOGO-JAPAN(桃旅厳選)」に登録している香港・台湾ユーザー約9万件に対し、依頼主の販売代行を手掛けるもので、商品PRから現地通貨決済、商品発送までのすべてを同社が代行するもの。
サービス手数料は売上金額の25%(クレジットカード決済手数料を含む)+商品発送料金(EMSまたは国際eパケット)。サービス対象商品は販売単価5000円(送料別途)以内の商品で、香港・台湾へ輸出可能なもの。

日立国際電気 マレーシア空港と実証試験・技術協力の覚書

日立国際電気 マレーシア空港と実証試験・技術協力の覚書

日立国際電気は1月10日、マレーシア空港セパンとマレーシア工科大学との間で、「リニアセルレーダーの技術分野における協力覚書」を締結した。締結にあたり、マレーシアで両国の政府関係者を招き調印式を行った。
この覚書は、総務省の「リニアセルレーダーシステム(滑走路面異物検知システム)の海外展開を通じた周波数の国際協調利用促進に関する調査の請負」を日立国際電気が受託した取り組みの一環。クアラルンプール空港への実証試験システムの構築へ向けて、相互の技術協力を確認する。日立国際電気は、総務省の請負事業の実施機関としてプロジェクト全体を統括する。

ルノー・日産自・三菱自連合 VCF設立 5年で10億㌦投資

ルノー・日産自・三菱自連合 VCF設立 5年で10億㌦投資

ルノー・日産自動車・三菱自動車連合は1月9日、オープンイノベーションを支援する企業ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ」を設立し、今後5年間で最大10億㌦を投資すると発表した。
同ファンドは初年度、クルマの電動化、自動運転システム、コネクティビティ、人工知能などの新たなモビリティに焦点を当てている新興企業や、技術起業家が参加するオープンイノベーションのパートナーシップを対象に最大2億㌦を投資する予定。その後も毎年投資を行ことにより、アライアンス・アドベンチャーズは2017年発表した戦略的中期計画「アライアンス2022」の期間中、自動車業界で最大の企業ベンチャーキャピタルとなることを目指す。
なお、アライアンス2022でルノー、日産自動車、三菱自動車の3社合わせた年間販売台数は1400万台以上に、売上高は2400億㌦に達すると見込んでいる。

松前藩のアイヌ宛て最古の文書の原本 ロシアで発見

松前藩のアイヌ宛て最古の文書の原本 ロシアで発見

東京大学史料編纂所などの研究チームの調査によると、江戸時代後期の1778(安永7)年に、当時の松前藩から北海道東部のアイヌ民族の有力者に宛てた文書の原本が、ロシア国立サンクトペテルブルク図書館で見つかった。240年前の文書で、アイヌ民族とロシア人との接点や交易・交流を示すものとして注目される。
文書は松前藩の蝦夷地奉行から、根室半島”ノッカマップ”(現在の北海道根室市)を拠点としていたアイヌ民族の有力者、ションコに宛てたもの。交易に使われる施設の「運上小家」の火の用心に努めよ、和人の漂流船が漂着した際は、この文書を見せて介抱の上、送り届けよ-など4項目を「定(指示)」とし、背いた者は厳罰に処すと記されている。同チームは、鎖国の時代にアイヌの手から蝦夷地を訪れたロシア人に渡ったものとみている。
アイヌのションコは、1789年、幕府・松前藩治政下、過酷な労働環境などに不満を持ったアイヌ民族が武装蜂起し和人71人を殺害した「クナシリ・メナシの戦い」を、終息に導いた功労者の一人と言われている。

第90回センバツ入場行進曲「今ありて」に決まる

第90回センバツ入場行進曲「今ありて」に決まる

3月下旬から4月上旬にかけて開催される第90回センバツ高校野球の入場行進曲が谷村新司さんが歌う「今ありて」に決まった。
この曲は平成5年の第65回大会で3代目の大会歌として発表され、広く親しまれてきた。今年は90回の記念大会となることから、発表後25年を迎え、当時を知らない人たちを含めてさらに幅広い層の人たちに親しんでもらおうと再登場となった。
今年のセンバツ高校野球は1月26日に出場36校が発表され、3月23日に阪神・甲子園球場で開幕する。

台湾向け食用卵・卵製品の輸出再開 農水省

台湾向け食用卵・卵製品の輸出再開 農水省

農林水産省は1月9日、鶏卵の輸出再開に向けて台湾当局との間で進められてきた検疫協議をすべて終了し、同日から食用鶏卵および鶏卵製品の輸出を再開したと発表した。
台湾向け輸出は、平成28年11月の日本における高病原性鳥インフルエンザの発生を受け、同年11月29日から停止されていた。

2017年の介護事業者の倒産は111件で過去最多を更新

2017年の介護事業者の倒産111件で過去最多を更新

東京商工リサーチによると、2017年の介護サービス事業者の倒産は111件で、現行の介護保険制度がスタートして最も多かった2016年を3件上回った。下半期に全体の64%の71件の倒産が発生した。
特徴は負債額が1億円に満たない中小・零細事業者の倒産ケースが目立ったこと。ただ、数は少なかったが大型倒産もあって、負債額の平均は2016年の8700万円より4800万円高の1億3500万円となった。