川崎重工 共同開発のセメント排熱発電向けボイラ運転開始
川崎重工は中国合弁企業、安徽海螺川崎工程有限公司と共同開発したセメント排熱発電設備向け新型ボイラ「VEGA(ベガ)ボイラ」初号機の運転を、准北衆北水泥有限公司(中国安徽省)のセメント製造工場で開始した。
工場でのセメント生産容量は日産4500㌧、排熱発電設備の出力は7800KW。この排熱発電設備の設置により、燃料を追加することなく、セメント工場内の必要電力の約30%を賄うことができる。
パラマウントベッド トータルリフトベッド取扱い開始
パラマウントベッドは米国Vital Go Inc.社製ICU向け電動ベッド「トータルリフトベッド」の取扱いを開始する。このベッドは主にICU(集中治療室)などで使用される早期離床・早期回復を促すための電動ベッドだ。
最大82度まで無段階で傾斜するチルト機構や柔軟性のある素材で患者を支えるストラップシステムを備え、ベッド上に寝た状態のまま安全に起立訓練を行うことができる。
また体重・重力負荷量のリアルタイム測定・表示機能や、床ずれ防止に役立つ湿潤管理機能付きベッド連動エアマットレスなど、より高度な早期リハビリテーションをサポートする機能が標準装備されている。
住友商事 インドで日系企業初のマンション開発・分譲事業
住友商事(本社:東京都中央区)は、Krishna Group(所在地:インドハリヤナ州、以下クリシュナグループ)と共同で、在インドの事業会社「Krisumi Corporation Private Limited」(以下、クリスミ)を設立し、クリシュナグループがインド北部ハリヤナ州グルグラム市で開発するマンション事業「Krisumi Cityプロジェクト」へ参画した。
このプロジェクトは、日系企業が初めて参画するインドでのマンション開発、分譲事業となる。約26㌶の敷地に住宅約5000戸と商業施設、オフィスビルを全8期にわたって建設する計画で、グルグラムでも最大級の大規模開発案件。建設予定地はニューデリー中心部から南西約30㌔㍍、インディラガンジー国際空港から南西約18㌔㍍に位置し、ニューデリーとグルグラムを結ぶ主要幹線道路、NH8(国道8号線)に近接している。
住友商事はクリスミを通じて、このうち約2.1㌶の敷地にマンション2棟(35階建て、総戸数約433戸)を建設する第1期プロジェクトに参画する。今後、第2期以降の事業についてもクリシュナグループとともに検討を進めていく。第1期プロジェクトの総事業費は約160億円で、2021年完成予定。
川崎重工 バンコク地下鉄建設工事のシールド掘進機3機受注
川崎重工は、タイのバンコク地下鉄オレンジライン建設工事に投入されるシールド掘進機3機を、同国のシーケーエスティー(CKST)共同企業体より受注した。川崎重工はシールド掘進機の設計・製作・海上輸送などを担当し、2019年2月から同8月にかけて順次納入する予定。
今回受注した掘進機はバンコク中心部の交通渋滞緩和のために新設される地下鉄オレンジライン(全長約39.5㌔㍍)の第1期工事イーストセクションに投入され、E01工区(約4.2㌔㍍)とE02(約2㌔㍍)の各上下線、合計12.3㌔㍍を掘削する。これらのトンネル掘削工事は2021年の完了を予定している。