月別アーカイブ: 2018年2月

川崎重工 共同開発のセメント排熱発電向けボイラ運転開始

川崎重工 共同開発のセメント排熱発電向けボイラ運転開始

川崎重工は中国合弁企業、安徽海螺川崎工程有限公司と共同開発したセメント排熱発電設備向け新型ボイラ「VEGA(ベガ)ボイラ」初号機の運転を、准北衆北水泥有限公司(中国安徽省)のセメント製造工場で開始した。
工場でのセメント生産容量は日産4500㌧、排熱発電設備の出力は7800KW。この排熱発電設備の設置により、燃料を追加することなく、セメント工場内の必要電力の約30%を賄うことができる。

ササクラ子会社が中国・上海市に新会社 需要増に対応

ササクラ子会社が中国・上海市に新会社 需要増に対応

ササクラ(本社:大阪市西淀川区)は、子会社の台湾篠倉貿易股份有限公司(ササクラ出資比率90%、本社:台北市)の全額出資により、中国・上海市に新会社を設立する。
新会社「上海ササクラ環保科技有限公司」の資本金は800万人民元(約1億3400万円)で、2018年5月設立予定。蒸発濃縮装置および関連機器の販売を手掛ける。
中国における環境規制の高まりを背景に、増加する同社の水処理装置、蒸発濃縮装置への需要に応える。

「絆を深めて」大阪で日中平和友好条約締結40年の集い

「絆を深めて」大阪で日中平和友好条約締結40年の集い

日中平和友好条約の締結40年を記念する集いが2月23日、大阪市中央区のホテルで行われた。会場には自民党の二階俊博幹事長や中国の程永華駐日大使、日中交流の関係者や関西に住む中国人など400人余りが出席した。
あいさつした程大使は「2017年に日本を訪れた中国人は730万人を超えた。中国人が親しみを感じる関西での人的交流や経済交流をさらに深め拡大、発展させ、両国にとって記憶に残る1年にしたい」と述べた。

唐招提寺 奈良時代の瓦の窯跡と判明

唐招提寺 奈良時代の瓦の窯跡と判明

奈良県立橿原考古学研究所によると、奈良市の世界遺産、唐招提寺で50年以上前に発見された窯の跡を再調査した結果、奈良時代の終わりごろの瓦を焼くための窯と分かった。
窯は高さが1㍍以上、幅およそ2.2㍍、奥行きおよそ4.2㍍の「有畦式平窯」と呼ばれる瓦を焼くための窯であることが判明した。一緒に出土した瓦などから奈良時代末期から平安時代初めにかけて使われたことが分かった。
この窯で唐招提寺の主要な建物の瓦をつくっていた可能性があるという。

17年の金塊密輸の摘発額54億円で過去最多

17年の金塊密輸の摘発額54億円で過去最多

大阪税関によると、管轄する空港や港での金塊の密輸の摘発件数が、2017年は299件と前年の2倍近くに達し、金額は54億円と過去最多になった。兵庫県を除く関西と、北陸地方を管轄する大阪税関がまとめたもの。
押収された金塊は1200㌔㌘余り。金の密輸の押収量は2015年以来3年連続で増加している。国や地域別では韓国、台湾、香港からが全体の9割を占めている。

介護ロボの市場規模5年で20倍に 政府が目標

介護ロボの市場規模5年で20倍に 政府が目標

政府はこのほど5年ぶりでまとめた新たな「高齢社会対策大綱」を閣議決定した。これによると、2015年時点で24億4000万円だった介護ロボットの市場規模を2020年までに約20倍の500億円まで成長させる目標を打ち出している。

パラマウントベッド トータルリフトベッド取扱い開始

パラマウントベッド トータルリフトベッド取扱い開始

パラマウントベッドは米国Vital Go Inc.社製ICU向け電動ベッド「トータルリフトベッド」の取扱いを開始する。このベッドは主にICU(集中治療室)などで使用される早期離床・早期回復を促すための電動ベッドだ。
最大82度まで無段階で傾斜するチルト機構や柔軟性のある素材で患者を支えるストラップシステムを備え、ベッド上に寝た状態のまま安全に起立訓練を行うことができる。
また体重・重力負荷量のリアルタイム測定・表示機能や、床ずれ防止に役立つ湿潤管理機能付きベッド連動エアマットレスなど、より高度な早期リハビリテーションをサポートする機能が標準装備されている。

武田薬品 神経系疾患治療でシンガポール企業と提携

武田薬品 神経系疾患治療でシンガポール企業と提携

武田薬品工業は2月21日、遺伝的神経系疾患の治療法開発に向け、シンガポールのウェーブ・ライフ・サイエンシズと提携したと発表した。同疾患に対するアンチセンスオリゴヌクレオチド医薬品の開発を目指し、研究開発(R&D)と販売に関する契約を締結したほか、複数のプログラムに関するオプション契約を締結した。

住友商事 インドで日系企業初のマンション開発・分譲事業

住友商事 インドで日系企業初のマンション開発・分譲事業

住友商事(本社:東京都中央区)は、Krishna Group(所在地:インドハリヤナ州、以下クリシュナグループ)と共同で、在インドの事業会社「Krisumi Corporation Private Limited」(以下、クリスミ)を設立し、クリシュナグループがインド北部ハリヤナ州グルグラム市で開発するマンション事業「Krisumi Cityプロジェクト」へ参画した。
このプロジェクトは、日系企業が初めて参画するインドでのマンション開発、分譲事業となる。約26㌶の敷地に住宅約5000戸と商業施設、オフィスビルを全8期にわたって建設する計画で、グルグラムでも最大級の大規模開発案件。建設予定地はニューデリー中心部から南西約30㌔㍍、インディラガンジー国際空港から南西約18㌔㍍に位置し、ニューデリーとグルグラムを結ぶ主要幹線道路、NH8(国道8号線)に近接している。
住友商事はクリスミを通じて、このうち約2.1㌶の敷地にマンション2棟(35階建て、総戸数約433戸)を建設する第1期プロジェクトに参画する。今後、第2期以降の事業についてもクリシュナグループとともに検討を進めていく。第1期プロジェクトの総事業費は約160億円で、2021年完成予定。

川崎重工 バンコク地下鉄建設工事のシールド掘進機3機受注

川崎重工 バンコク地下鉄建設工事のシールド掘進機3機受注

川崎重工は、タイのバンコク地下鉄オレンジライン建設工事に投入されるシールド掘進機3機を、同国のシーケーエスティー(CKST)共同企業体より受注した。川崎重工はシールド掘進機の設計・製作・海上輸送などを担当し、2019年2月から同8月にかけて順次納入する予定。
今回受注した掘進機はバンコク中心部の交通渋滞緩和のために新設される地下鉄オレンジライン(全長約39.5㌔㍍)の第1期工事イーストセクションに投入され、E01工区(約4.2㌔㍍)とE02(約2㌔㍍)の各上下線、合計12.3㌔㍍を掘削する。これらのトンネル掘削工事は2021年の完了を予定している。