月別アーカイブ: 2018年2月

新幹線新型「N700S」を披露 20年度から運転 JR東海

新幹線新型「N700S」を披露 20年度から運転 JR東海

JR東海は2月17日、東海道新幹線の新型車両「N700S」を日本車両製造豊川製作所(愛知県豊川市)で報道陣に披露した。
環境、安全性能を高めたほか、新幹線で初めてとなる発光ダイオード(LED)を使ったヘッドライトを採用、車両のボディに青いラインが入った。
空気抵抗の低さと、駆動システムの小型軽量化などにより、現行のN700Aに比べ消費電力を7%削減できる見込み。
車両は日本車両製造と日立製作所が製造し、2020年度に営業運転を始める予定。名称の「S」は「最高の」を意味する英語の形容詞「Supreme(スプリーム)」から。

岡山・西大寺で裸祭り 1万人の男たちが福求め争奪戦

岡山・西大寺で裸祭り 1万人の男たちが福求め争奪戦

岡山・西大寺の奇祭、裸祭りが2月17日あった。まわし姿の男たちが、福を呼ぶとされる「宝木(しんぎ)」を奪い合う裸祭り「西大寺会陽(さいだいじえよう)」は室町時代に始まったとされ、今年で509回目を数える。
午後10時、金陵山 西大寺(岡山市東区)境内の明かりが一斉に消されると漆黒の闇の中、住職が高さ約4㍍の本堂の御福窓(ごふくまど)から2本の宝木を投げ込む。すると、本堂にひしめく約1万人のまわし姿の男たちが、この争奪戦を繰り広げる。しばらくすると、裸の渦からは熱気で湯気が舞い上がり、荒い息遣いとともに汗のにおいが立ち込め、一瞬寒さを忘れるほど。
宝木を手に境内を出た男性が今年の「福男」になる。

がんの最新治療「大阪重粒子線センター」完成

がんの最新治療「大阪重粒子線センター」完成

大阪府では初めてとなる重粒子線の最新がん治療施設「大阪重粒子線センター」(大阪市中央区)が完成し2月17日、記念式典が執り行われた。国内では6カ所目。式典では、松井知事が「府民や国内外の患者に最先端のがん医療を提供することが可能になった」などとあいさつした。
放射線の一種、重粒子線を使うがん治療は、がんの病巣部をピンポイントで狙って照射することができるため、従来の放射線と比べて効果が高く、正常な細胞組織へのダメージを極力抑えられるとされている。
このため、照射を受ける回数や日数が少なくて済み、入院の必要がなく、1年間で最大1800人に治療を行うことができるという。
同センターでは3月1日から、他の医療機関から紹介された患者を受け付ける予定。

JFEエンジ 丸紅からタイの産業廃棄物発電プラント受注

JFEエンジ 丸紅からタイの産業廃棄物発電プラント受注

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は、丸紅(本社:東京都中央区)から廃棄物発電プラント(発電容量8630KW)を受注した。このプラントはタイ南東部ヘマラートチョンブリ工業団地内に建設され、産業廃棄物を受け入れる計画。
今回受注したプロジェクトは、スエズエンバイロメント社(フランス)、WHAユーティリティーズ アンド パワー社(タイ)およびグロウエナジー(タイ)の合弁会社チョンブリ クリーン エナジー社が計画するもの。
丸紅が元請で、JFEエンジニアリングは主要機器の設計・調達および据付・試運転時のスーパーバイザー派遣を行う。廃棄物の処理規模はストーカ式360㌧/日×Ⅰ炉(最大処理量)、契約納期は2019年12月末。

イオンG マレーシアの買物代行サービスで業務提携

イオンG マレーシアの買物代行サービスで業務提携

イオンマレーシアは、デジタリゼーション戦略の一環として、マレーシア首都圏で買物代行サービスを運営するオネスビーマレーシアと、オムニチャネル化に向けた業務提携に関する覚書を締結した。
提携第一弾のサービスとして、ネットスーパーに相当する機能となるオネストビーマレーシアの買物代行サービスを、1月24日からイオンミッドバレー店、2月2日からイオンタマンマルリ店で導入している。各店を中心とした半径17㌔㍍に居住する顧客に、食品をはじめ約5000品目を注文してから最短で1時間以内に指定先まで配送する。
今後、対象品目や対応店舗を順次増やし、人口が密集する首都圏クランバレーや南部ジョホールバルでサービス拡大を図る。

オリコ 日本トイザらスの一部店舗に訪日中国人向け「アリペイ」導入

オリコ 日本トイザらスの一部店舗に訪日中国人向け「アリペイ」導入

オリエントコーポレーション(本社:東京都千代田区、以下、オリコ)は2月16日から、日本トイザらス(本社:川崎市)が運営する3店舗(池袋サンシャインシティ店、船橋店、なんばパークス店)に訪日中国人向け電子決済サービス「支付金(以下、アリペイ)」を導入した。
訪日中国人の買物額の44.1%を占める中国人のインバウンド需要を取り込むため、同社は2016年8月からアリペイの日本での提供を開始している。
アリペイは中国のモバイル決済では50%以上のシェアを誇り、中国では5.2億人以上のアクティブユーザーを持つ。日本国内では4万店舗以上に導入されている。

衣料品メーカー300社参加の新通販サイト2/15始動

衣料品メーカー300社参加の新通販サイト2/15始動

デパートを主な販路としてきた日本の衣料品メーカーおよそ300社が参加したネット通販のサイトが2月15日スタートした。この新しい通販サイトは、岡山市の衣料品メーカーで、若い世代に人気のあるストライプインターナショナルと、通信大手のソフトバンクが共同で運営する。
このサイトには三陽商会やレナウンをはじめ、デパートを主な販路としてきた衣料品メーカー289社が出品し、30代から40代の女性を主なターゲットにした商品を扱う。利用者は1回につき3着まで試着ができるほか、スタイリストがネットを通じてコーディネートの相談に有料でのるサービスもある。
国内の衣料品市場は縮小が続いているが、ネット通販に限ると2016年の市場規模は1兆5297億円で前年比およそ11%増えている。

春節を日本で 関空に中国から続々観光客

春節を日本で  関空に中国から続々観光客

2月15日から春節(旧正月)の休みに入った中国から、連休を日本で過ごそうという観光客が関西空港へ続々と到着している。21日までの休みの間、中華圏からの観光客でにぎわう見通しだ。
大阪入国管理局関西空港支局によると、2017年のこの期間に関西空港から入国した外国人は16万8550人で、航空各社では今年も同程度の利用者を見込んでいる。
大阪・天王寺公園では16日、関西に住む中国人でつくる団体が2017年から始めた中国の旧正月を祝う春節祭を開き、中国伝統の二胡の演奏や獅子舞で新年を祝った。この春節祭は18日まで。

国家公務員の定年 段階的に65歳に引き上げへ

国家公務員の定年 段階的に65歳に引き上げへ

政府は2月16日、関係閣僚会議を開き、国家公務員の定年を現在の原則60歳から65歳へ引き上げる方針を決めた。早ければ2019年の通常国会に国家公務員法などの関連法改正案を提出し、21年度から段階的に実施する見通し。地方公務員の定年も65歳となる方向だ。
人事院に60歳以上の職員の給与水準などについて検討を要請し、回答を踏まえて制度の詳細や実施スケジュールを詰める。

伊藤忠 頂新株式を売却し、TFCC社株式を取得

伊藤忠 頂新株式を売却し、TFCC社株式を取得

伊藤忠商事(本社:東京都港区)と頂新グループは、伊藤忠が保有するTING HSIN(CAYMAN ISLANDS)HOLDINGS CORP.(本社:CAYMAN ISLANDS、以下、頂新)全株式17.8%を頂新グループに売却することに加え、同時に頂新グループよりTaipei Finacial Center Corporation(本社:台湾台北市、以下、TFCC社)全株式37.2%を取得することで正式合意し、2月14日に台湾当局からの承認を取得した。
TFCC社への投資は安定した配当等のキャッシュ収入が見込めることに加え、伊藤忠が培ってきた不動産事業における経験を活かした適切な運営管理ができると判断した。頂新グループは中国および台湾の大手食品・流通企業、頂新を傘下に持つ企業グループの総称。