月別アーカイブ: 2018年3月

東芝 台湾・中華郵政へ郵便物自動処理システム一式を納入完了

東芝 台湾・中華郵政へ郵便物自動処理システム一式を納入完了

東芝インフラシステムズ(本社:川崎市幸区)はこのほど、2015年に台湾の公共企業体、中華郵政から受注した郵便物自動処理システム一式について納入を完了した。
今回納入したのは中華郵政の台中、台南、高雄の各局における郵便物自動処理機器一式および各種機器を統合・運用するITシステム。このシステムは高い文字認識(OCR)率と1時間当たり郵便物4万2500通・小荷物8500個の高速処理が特長。
同社は今回の納入に併せて、今後10年間の保守サービスも提供していく。

琉球銀行 ベンチャーキャピタルと業務提携

琉球銀行 ベンチャーキャピタルと業務提携

琉球銀行(本店:沖縄県那覇市)は、沖縄県内企業の東南アジア進出支援に係る取り組みとして、Spiral Ventures Pte.Ltd(本社:シンガポール)と業務提携した。
Spiral Venturesはベンチャー企業に投資および支援を行うベンチャーキャピタルファンド。シンガポールをはじめ、東京、ジャカルタにも拠点を置き、シンガポール金融管理局よりファンド運用会社のライセンスを取得するなど、厳格なリスクマネジメント、コンプライアンス遵守の中で投資活動を行っている。

三谷産業 ベトナムで粉わさびの受託製造開始

三谷産業 ベトナムで粉わさびの受託製造開始

三谷産業(本社:石川県金沢市)の健康食品・サプリメント向け原料の製造を担う海外子会社、Aureolo Fine Chemical Products Inc.(本社:ベトナムドンナイ省、以下、AFCP社)は、新たに粉わさびの製造を開始した。
わさびの加工メーカー、マル井(本社:長野県安曇野市)の海外販路拡大を進めるにあたり、東南アジア進出のための製造拠点として、今回AFCP社が選ばれたもの。今後はマル井の加工わさびに対する深い知見とAFCP社の誇る技術力を用いて、ベトナム発日本品質の高グレードで低価格な粉わさびを提供する。
ベトナム国内では年間20㌧の販売を見込み、日本食レストランで粉わさびのトップシェアを目指す。また東南アジア、ヨーロッパをはじめ、中近東、オセアニアにも拡販していく予定。

高村光太郎の未公表書簡34通見つかる「智恵子抄その後」

高村光太郎の未公表書簡34通見つかる「智恵子抄その後」

詩人・彫刻家の高村光太郎(1833~1956年)が編集者に宛てた、全集に収録されていない未公表書簡34通が見つかった。これは代表作の詩集「智恵子抄」を出版した龍星閣(東京都千代田区)の元社長、澤田伊四郎氏に宛てたもの。1942年から55年に書かれたはがき32通、封書2通。
1941年に出版された、愛妻を題材にした「智恵子抄」の好評価を得て、戦後、続編「智恵子抄その後」が出版された。しかし今回見つかったはがきでは、高村は続編について「ものにならないと思います」と記しており、出版前はこの続編に乗り気ではなかったことがうかがえる。
未公表書簡は、2017年5月、澤田氏が残した書簡や書籍が遺族から同氏の出身地、秋田県小坂町に寄贈され、その中から全集収録分も含め約70通の中から見つかった。同町は博物館でこの未公表書簡を無料公開する。

近畿の2月企業倒産 2カ月ぶりに前年上回る

近畿の2月企業倒産 2カ月ぶりに前年上回る

帝国データバンクのまとめによると、近畿2府4県で2月に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は、173件で前年同月比10.9%増となり、2カ月ぶりに前年同月を上回った。一方、負債額は161億4000万円で前年同月比30.0%減少、7カ月連続で前年同月を下回った。
帝国データバンクでは、短期的に倒産が急増するリスクは低いとみられるが、景気回復に伴って深刻化する人手不足と、人手確保のため実施した賃金引上げによる人件費上昇が、中小零細企業の収益を圧迫することが懸念されるとしている。

介護職員の高齢者虐待10年連続最多更新

介護職員の高齢者虐待10年連続最多更新 厚労省

厚生労働省の調査によると、2016年度に65歳以上の高齢者が家庭や介護施設で虐待を受けたと認められた件数が前年度比2.8%増の1万6836件に上った。このうち施設職員による虐待件数は同10.8%増の452件だった。全体では4年連続、施設では10年連続の増加となり、いずれも過去最多を更新した。虐待により、死亡に至ったケースは25人。
虐待を発生要因(複数回答)別にみると、認知症への理解不足など「教育・知識・介護技術などに関する問題」が66.9%と最も多く、「職員のストレスや感情コントロールの問題」が24.1%で2番目に多かった。
虐待の内容(複数回答)は「身体的虐待」が65.4%と最多。次いで「心理的虐待」(27.5%)、「介護等放棄」(27.0%)、「経済的虐待」(9.1%)などが続いた。

セントラル硝子 中国でリチウムイオン電池用濃縮液製造で合弁

セントラル硝子 中国でリチウムイオン電池用濃縮液製造で合弁

セントラル硝子(本社:東京都千代田区)は、中国の化学メーカー、広州天賜高新材料股份有限公司(所在地:広東省広州市)の100%子会社、九江天賜高新材料有限公司(所在地:江西省九江市)と、リチウムイオン電池用LiPF6濃縮液(LiPF6:六フッ化燐酸リチウム)を製造するため、合弁会社を設立することで合意した。急拡大している需要に応える。
新設する合弁会社は江西天賜中硝新材料有限公司で、所在地は江西省九江市。資本金は1億2000万人民元で、出資比率は九江天賜高新材料有限公司65%、セントラル硝子35%。

富士通 中国の上海儀電と合弁 スマート製造市場開拓へ

富士通 中国の上海儀電と合弁 スマート製造市場開拓へ

富士通(中国)信息系統有限公司(以下、FCH)は3月9日、中国のスマートシティーソリューションを提供する国有大手企業の上海儀電(集団)有限公司(以下、INESA)と、スマート製造ソリューションのプラットフォームおよびサービスを提供する共同出資会社「上海儀電智能科技有限公司」(以下、儀電智能科技)を設立した。
両社はスマート製造分野で2015年から協業を開始。INESAが持つ80年を超える製造現場で培ったノウハウと、富士通が持つIoT、ビッグデータ、AIなどのICT技術を結び付け、中国の製造業に向けトータルソリューションを提供し、顧客企業の製造の最適化、工場効率化、きめ細かい製造管理におけるコスト削減を実現する。

EAファーマ タイで分岐酸アミノ酸製剤発売

EAファーマ タイで分岐鎖アミノ酸製剤発売

エーザイ(本社:東京都文京区)の消化器事業会社、EAファーマ(本社:東京都中央区)は3月9日から、タイ国内で「リーバクト配合顆粒」の販売を開始した。
リーバクト配合顆粒は、分岐酸アミノ酸を配合した顆粒剤で、食事摂取量が十分にもかかわらず低アルブミン血症を呈する非代償性肝硬変患者の低アルブミン血症の改善を適応とする医療用医薬品。
タイで販売代理店契約しているDKSHグループ現地法人が配置した専属のマーケティングマネジャーと連携し、日本、ベトナム、ミャンマーなどで得られた知見をもとに、タイでのマーケティングマネジャー活動を展開していく。

JENESYS2017 ラオス・タイから高校生ら53名が訪日

JENESYS2017 ラオス・タイから高校生ら53名が訪日

JENESYA2017の一環として3月13日から20日まで、ラオスの高校生・大学生23名、およびタイの高校生30名が訪日する。一行は「日本文化交流」をテーマに、東京都内で講義を聴講後、2つのグループに分かれて北海道、鳥取県を訪問し、歴史的建造物の視察や伝統文化の体験を行う。また、地域産業や最先端技術の視察、ホームステイ等を通じて日本の魅力に直接触れる機会を持つ。