月別アーカイブ: 2018年3月

「卑弥呼の墓では?」福岡県赤村で巨大な前方後円墳の地形

「卑弥呼の墓では?」福岡県赤村で巨大な前方後円墳の地形

福岡県赤村の西端、内田小柳地区の雑木と竹に覆われた民有地に、謎の巨大な前方後円墳のような地形があり、古代史ファンから「卑弥呼の墓ではないか?」といった声も聞かれる。
地元の古代史研究グループによると、現場の航空写真から鍵穴型丘陵の全長は約450㍍あり、日本最大の前方後円墳「大山(だいせん)古墳」(所在地:大阪府堺市)の墳丘長に迫る規模。後円部にあたる部分は直径約150㍍で、「魏志倭人伝」にある邪馬台国女王、卑弥呼の墓の直径「径百余歩」とほぼ一致するという。
ただ、現在まで発掘調査は行われておらず、真偽は謎のまま。同地域の自治体の文化担当者らは一様に「自然の地形」として、前方後円墳との見方を明確に否定している。

大阪と和歌山でサクラ開花 大阪は最も早く

大阪と和歌山でサクラ開花 大阪は最も早く

全国で相次ぎ平年より早めのサクラの開花が伝えられているが、近畿地方でも3月20日、大阪市と和歌山市でサクラの開花が発表された。気象台によると、大阪市では昨年より10日、平年より8日、和歌山市では昨年より10日、平年より6日、いずれも早くなっている。
3月に入って平年を上回る温かさが続いていたため、サクラのつぼみが順調に育っていたとしている。大阪市では観測を始めた昭和28年以降、平成14年と並んで最も早い開花となった。
大阪市と和歌山市のサクラは、1週間から10日間ほどで満開を迎える見通し。

サンコー 車いす型電動昇降機を発売開始 160kgまでOK

サンコー 車いす型電動昇降車を発売開始 160kgまでOK

サンコー(東京都千代田区)は、人をいすに座らせて、電動で階段を昇り降りできる車いす型電動昇降機「ヒューマンアシスト台車」を3月19日から発売開始した。
乗せられる人の最大積載量は160kg。いすの背面に付いたゴムキャタビラが階段をしっかり掴み、昇降する。手元の操作ボタンで簡単に操作でき、角度35度までの階段を、毎分約28段のスピードで昇り降りできるという。
バッテリー充電式で連続使用時間は80分、充電時間は3~4時間。重量は31.24kg。収納時のサイズは幅510×奥行き1050×高さ290(mm)、使用時は幅510×奥行き1075×高さ1050(mm)。

宇部マテリアルズ タイ工場建設 樹脂添加剤需要増大で

宇部マテリアルズ タイ工場建設 樹脂添加剤需要増大で

宇部興産グループの宇部マテリアルズ(本社:山口県宇部市)はタイ・ラヨーン県のUBE Chemical(Asia)Public Company Limitedの拠点内で塩基性硫酸マグネシウム「モスハイジ」製造工場を建設する。
モスハイジは、自動車の軽量化ニーズに寄与する樹脂添加剤。地球温暖化対策やCO2排出量削減を背景とした世界的な自動車の軽量化ニーズの高まりを受けて、モスハイジの需要は拡大しており、2012年、2015年と2度の増強工事を経て現在の生産能力は年間3000㌧。
モスハイジは、山口県宇部市の工場で一極生産されているが、今後も見込まれる需要増に対応するため、アジアにおける自動車産業の中心、タイで工場を建設することになった。新工場の設備能力は年間1500㌧。4月に着工し、2019年8月完工の予定。これにより2019年9月には、宇部マテリアルズはグローバルで年間4500㌧の能力を持つことになる。

船井電機 タイでFOMM向けEV部品生産へ 新事業開拓

船井電気 タイでFOMM向けEV部品生産へ 新事業開拓

船井電機は、タイで今秋にも電気自動車(EV)の部品生産を開始する計画だ。2017年11月に資本提携したEVベンチャーFOMM(川崎市)向けに供給する。
子会社の船井(タイランド)が、東北部ナコンラチャシマで運営する液晶テレビの製造工場で、FOMM向けにEVの内装用の樹脂成形部品を製造する。
船井電機は事業の多角化を進めており、主力事業のAV(音響・映像)機器の製造技術を生かした新事業の開拓を進める。FOMMは4人乗りの小型EVを開発。タイ東部チョンブリ県の工場で2018年末に量産を開始する見通しだ。同工場の生産能力は最大3万台。
NNAが報じた。

ヤマトグループ3社 高知県警と「見守り協定」締結

ヤマトグループ3社 高知県警と「見守り協定」締結

高知県警察本部とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸(本社:東京都中央区)、ヤマトダイアログ&メディア(本社:東京都中央区)、ヤマト・スタッフ・サプライ(本社:東京都中央区)の3社は3月19日、「地域見守り活動に関する協定」を締結し、締結式・出発式を行った。
ヤマトグループ3社は、集配中に犯罪の前兆となる異変を察知した際には、高知県警に連絡し情報を共有する。また、地域の見守りの目を増やすため、「地域見守り隊」のステッカーを車両に貼り、腕章をつけることで犯罪の未然防止に努める。
今回のようにヤマトグループ内複数社が連携して、都道府県の警察と協定を締結するのは全国で初めて。

日揮 フィリピン石化プラント建設プロジェクト受注

日揮 フィリピン石化プラント建設プロジェクト受注

日揮(本社:横浜市西区、JGC CORPORATION)のフィリピン法人、JGCフィリピン社は、イタリアテクニモント社の子会社、テクニモント・フィリピン社と共同で、JGサミット石油化学社から、石油化学プラント建設プロジェクトを受注した。
建設場所はマニラの南120㌔㍍のバタンガス州。契約内容は石油化学プラント建設に係るEPC(設計・機材調達・建設工事)役務。ランプサム契約で、契約金額は約200億円(うちJGCフィリピン社の受注額は約70億円)。納期は2020年中ごろ。
このプロジェクトはJGサミット石油化学社が年産25万㌧の高密度ポリエチレン設備を新設するほか、既設のポリプロピレン設備を年産30万㌧に増強する。合弁事業への出資比率はテクニモント・フィリピン社65%、JGCフィリピン社35%。

住友商事と東芝 タイ3変電所に変圧器24台納入

住友商事と東芝 タイ3変電所に変圧器24台納入

住友商事(本社:東京都中央区)と住商機電(本社:東京都中央区)および東芝エネルギーシステムズ(本社:神奈川県川崎市)は共同で、タイ王国発電公社が推進する変電所建設プロジェクトに変圧器24台を納入し、2018年2月末までに据付および通電が完了した。
今回の変圧器の納入先はバンコクのバーンコークノーイ区(10台)とラクシー区(10台)およびアユタヤ県(4台)に位置する3カ所の変電所。変圧器は東芝エネルギーシステムズと、その関連会社、常州東芝変圧器有限公司が製造したもの。

プリンスホテル 中国のスキー場開発・設計コンサル業務を受注

プリンスホテル 中国のスキー場開発・設計コンサル業務を受注

プリンスホテル(本社:東京都豊島区)の完全子会社、中国現地法人「吉林西武リゾートコンサルティング有限公司」(本店:吉林省吉林市、以下、吉林西武)は、2018年1月「万科(張家口)旅遊開発有限公司」(本店:河北省張家口市、以下、万科張家口)との間で契約を締結し、河北省張家口市で万科張家口が進めている「崇礼汗海梁スキー場プロジェクト(仮称)」に関して、スキー場の開発・設計コンサルティング業務を受託した。
このプロジェクトは2019年12月ごろに、スキー場の第1期開業を予定している。今後スキー場、別荘、テーマパーク、マウンテンスポーツ学校などを併設する。夏季は避暑地、冬季はスキーリゾートとして通年で楽しめる北京郊外の一大リゾートとする計画だ。
第1期のスキーコース面積は約131万平方㌔㍍。2019年末、北京と張家口間を約60分で結ぶ高速鉄道が開通する予定。