月別アーカイブ: 2018年4月

65歳以上の身障者手帳保持者5年で45.7万人増加

65歳以上の身障者手帳保持者5年で45.7万人増加

厚生労働省が全国在宅障害児・者等を対象に行った「平成28年(2016年)生活のしづらさなどに関する調査」によると、身体障害者手帳を所持する人のうち、65歳以上の人口は前回調査時(2011年)より45万7000人多い311万2000人に上ることが分かった。
障害者手帳の所持者数は559万4000人。内訳は身体障害者手帳が428万7000人、療育手帳が96万2000人、精神障害者保健福祉手帳が84万1000人となっている(いずれも推計)。
生活のしづらさの頻度をみると、「毎日」と回答した人が最も多く、65歳未満では35.9%、65歳以上では42.5%だった。
障害者手帳の所持者のうち、介護保険サービスを「利用している」と答えた人の割合は65歳以上では34.4%、要介護度は「要介護2」が20.4%で最多。次いで「要介護3」15.3%、「要介護1」13.8%の順だった。
調査は在宅障害児・者1万2601人を対象に行われ、6175人から有効回答を得た。

近畿の29年度貿易収支は3年連続黒字 中国向け好調

近畿の29年度貿易収支は3年連続黒字 中国向け好調

大阪税関が発表した近畿2府4県の平成29年度の貿易概況(速報)によると、貿易収支は2兆円余りの黒字で、3年連続で黒字となった。
輸出額は、中国向けのスマートフォン用メモリーや、4Kテレビ用の液晶ディスプレーが好調だったことから、前年度比12.1%増の16兆9520億円に達し、記録が残る昭和54年度以降ではリーマンショック前の平成19年度以来10年ぶりに過去最高を更新した。一方、輸入額はLNG(液化天然ガス)の価格上昇や中国からのゲーム機増加などにより、前年度比13%増の14兆9368億円だった。この結果、貿易収支は前年度比5.8%増の2兆152億円の黒字となった。

旧石器人は南方系の顔つき 石垣島の人骨から復元

旧石器人は南方系の顔つき 石垣島の人骨から復元

沖縄県立埋蔵文化財センターによると、同県石垣島の白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴遺跡(石垣市)で見つかった旧石器時代人骨(約2万7000年前)の生前の顔がデジタル復元され、南方系の人々の顔つきに近いことが分かった。日本人の祖先がどんな容姿で、どこからやってきたのかを解き明かす手掛かりになるとみられる。
同センターはじめ国立科学博物館、複数の専門家らでつくる研究グループは、頭骨が残る4体をX線CT撮影し、そのデジタルデータをもとに頭部を復元。このうち30代から40歳前後の男性とみられる4号人骨について、3次元プリンターで骨格をつくり、肉付け作業をした。
その結果、鼻の付け根が落ち込む彫りの深い顔立ちが現れ、中国南部や東南アジアの古人骨や、後の縄文時代人と似ていることが確認できたという。

NTN 中国FSAT社と技術ライセンス契約 新エネ車量産視野

NTN 中国FSAT社と技術ライセンス契約 新エネ車量産視野

NTN(本社:大阪市西区)は、空冷式のインホイールモータ駆動システム(以下、IWM駆動システム)と車両運動制御技術(i2-Drive System)を開発し、中国自動車設計・製造メーカー、長春富晟汽車創新技術有限公司(以下、FSAT社)とのライセンス契約を締結した。
NTNが技術支援し、FSAT社はIWM駆動システムを搭載した軽量化新エネルギー車(新エネ車)を量産する。FSAT社が量産する新エネ車には、CFRP製ボディとアルミ鋳造製シャーシを採用したFSAT社の軽量化技術と、NTNが開発したIWM駆動システムおよび車両運動制御技術が搭載される。
新エネ車は2019年に量産開始し、2023年には年間130万台の量産が予定されている。

スズキ インドネシアで新型「エルティガ」発表

スズキ インドネシアで新型「エルティガ」発表

スズキのインドネシア子会社スズキ・インドモービル・モーター社は、3列シートの7人乗り多目的乗用車「エルティガ」の全面改良車を発表した。新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、全長を130mm延長したことで広い室内空間と荷室スペースを実現した。新開発の1.5Lガソリンエンジンを搭載した。
このほか、力強さとエレガントさを表現したスタイリングと、繊細につくり込まれたダッシュボードや木目調の加飾あしらった上質なインテリアを採用している。
2012年からインドとインドネシアで生産・販売を開始したエルティガは、2018年2月末までに両国内での販売および輸出を通じて、世界70以上の国・地域で累計68万台を販売している。

JINS フィリピン・マニラ首都圏に初進出 海外4地域目

JINS フィリピン・マニラ首都圏に初進出 海外4地域目

ジンズ(東京本社:東京都千代田区、以下JINS)は4月19日、フィリピンマニラ首都圏タギック市のショッピングモール「SM Aura Premier(エスエム オーラ プレミア)」1階にオープンした。JINSの海外出店は2010年12月の中国、2015年4月の北米、同年11月の台湾に続き4地域目。
フィリピンのアイウエア市場規模は現在約600億円で、2021年には700億円程度まで拡大すると見込まれている。JINSは現在、日本国内に339店、中国に125店、北米に4店、台湾に20店(2018年3月末時点)を展開している。

村田製作所 EV向け電子部品に1000億円規模の設備投資

村田製作所 EV向け電子部品に1000億円規模の設備投資

村田製作所(本社:京都府長岡京市)は、スマートフォンやパソコンなどに使われるセラミックコンデンサーの電気自動車(EV)向けの需要増大を受け、今後2年間で最大1000億円規模の設備投資を行う。
島根県と福井県のほか、中国とフィリピンの合わせて4工場を増築するなどして生産体制を強化する。これにより、現在およそ年間1兆個のセラミックコンデンサーの生産を2年間で20%増やす計画だ。

オタフクソース 台湾・台北市に初の海外支店開設

オタフクソース 台湾・台北市に初の海外支店開設

オタフクソース(本社:広島市)はこのほど、台湾・台北市中山区に初の海外支店を開設した。調味料の営業販売を手掛ける。支店名は「日商御多福食品股份有限公司 台北分公司」。
同社の台湾での売上高は、ここ5年間で約2.8倍に伸びている。また、お好み焼き、焼きそば、たこ焼きなど日本の粉もの食文化は近年、訪日台湾人の増加により認知度が高まり、同地におけるお好み焼き専門店が増えている。

北朝鮮、核実験とICBM発射中止を発表

北朝鮮、核実験とICBM発射中止を発表

北朝鮮の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩委員長は4月20日、21日から核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を中止する方針を発表した。また、これに伴い北部核実験場も、その使命を終えたとし廃止も発表した。

ラグビーW杯キャンプ地に近畿で大阪・堺など6市町

ラグビーW杯キャンプ地に近畿で大阪・堺など6市町

2019年のラグビーワールドカップ日本大会に出場するチームが大会期間中に滞在する「公認キャンプ地」に、近畿から大阪府堺市や神戸市など6つの市と町が選ばれた。
近畿からは既述の2市のほか、滋賀県大津市、大阪府東大阪市、兵庫県淡路市、和歌山県・上富田町が、全国22都道府県の合わせて59の自治体から52カ所が公認キャンプ地として選ばれた。
神戸市ではイングランドやアイルランド、南アフリカなど強豪チーム、大津市ではウェールズやフィジー、堺市ではトンガや米国などがそれぞれキャンプを行う予定。
ラグビーワールドカップ日本大会は2019年9月20日に開幕し、近畿では神戸市の御崎公園球技場と東大阪市の花園ラグビー場で試合が行われる。