月別アーカイブ: 2018年5月

日本生協連 介護サービス「生協10の基本ケア」を本格導入

日本生協連 介護サービス「生協10の基本ケア」を本格導入

日本生活協同組合連合会(本部:東京都渋谷区、略称:日本生協連)は、社会福祉法人協同福祉会(本部:奈良県大和郡山市)と連携し、自立した在宅生活を支援するための介護サービス「生協10の基本ケア」を全国の生協の福祉事業で本格的に導入する。
生協10の基本ケアは①換気をする②床に足をつけて座る③トイレに座る④温かい食事をする⑤家庭浴に入る-など日常の生活行為そのものをリハビリと捉え、利用者自身の「普通の生活」を取り戻し、利用者、家族のQOL(生活の質)を高めていくもの。
生協では、介護サービスのさらなる質の向上を目指し、全国で福祉事業を行う56生協(生協が母体の社会福祉法人含む)のうち、2018年4月末現在で28の生協・法人で「生協10の基本ケア」導入を進めている。

古河電工 100億円投じ比の自動車用W/H拠点拡張

古河電工 100億円投じ比の自動車用W/H拠点拡張

古河電工グループの古河AS(本社:滋賀県犬上郡)は、北米を中心としたグローバル車向け自動車用ワイヤーハーネス(以下、W/H)の新規受注を受け、総額100億円を投じフィリピン拠点の生産能力を増強することをことを決めた。
今回の投資は、中期経営計画の注力事業強化の一環で、FALP(Furukawa Automotive Systems Lima Philippines)の新工場の建屋建設・土地購入、製造設備、倉庫等の一式を新増設するもの。建屋面積は現状の約2万4000平方㍍から2倍強の約5万平方㍍となり、新建屋は2019年2月竣工予定。従業員数は現状の約5500名から約8500名へ増員する予定。
これにより北米市場向けW/Hは、メキシコ1極生産からW/H主力工場を有するアジア地区(フィリピン、ベトナム)を加えた2地域からの供給体制整備されることになる。

阪急電鉄 駅・車内でインバウンド施策を推進

阪急電鉄 駅・車内でインバウンド施策を推進

阪急電鉄はインバウンド施策の一環として、駅や車内に観光案内所や無料Wi-Fi、自動外貨両替機などを設置する。早いものは2018年夏から順次導入していく。
まず京都・烏丸駅に「(仮称)阪急京都 観光案内所・烏丸」を2018年度中に開設する。また、2018年秋から車内無料Wi-Fiサービスを京都線特急車両9300系「京とれいんに」導入する。
同社の駅では初の自動外貨両替機を、2018年夏ごろから梅田に設置する。以降、河原町と烏丸、嵐山駅に順次設置する。取り扱い通貨はUSドル、ユーロ、UKポンド、豪ドル、香港ドル、中国人民元、韓国ウォン、新台湾ドル、シンガポールドル、タイバーツ、インドネシアルピア、マレーシアリンギットの12カ国・地域の通貨。10カ国によるモニター表示が可能。

フジトランス ベトナム進出でASEANの物流ネットワーク強化

フジトランス ベトナム進出でASEANの物流ネットワーク強化

フジトランスコーポレーション(本社:名古屋市港区)はベトナム・ホーチミンにFUJITRANS(VIETNAM)CO.,LTD.を設立した。ベトナム全土を対象に事業展開し、将来的には倉庫事業への進出も含めた業容の拡大を検討していく。
新会社の資本金は100万米㌦で、同社が全額出資する。フォワーディング事業、物流コンサルティング事業を手掛ける。ASEAN10カ国中8カ国となるベトナムへの進出により、同社グループのネットワークはASEANのほぼ全域を網羅することになる。

DG 海外進出する通販事業者向けワンストップ支援サービス開始

DG 海外進出する通販事業者向けワンストップ支援サービス開始

デジタルガレージ(本社:東京都渋谷区、以下、DG)は、海外進出を狙う通販事業者(主に化粧品や健康食品メーカー)向けに、マーケティングとフルフィルメントをワンストップで支援するサービスの提供を開始した。
近年、多くの通販事業者が海外進出先として狙うタイと台湾で、このサービス体制を構築した。このサービスによって通販事業者は、商品を国内倉庫に卸すだけで、自社での物流・販売スキームの構築やリソースの確保が不要となる。

日本・シンガポール間の通貨スワップ取極を改正

日本・シンガポール間の通貨スワップ取極を改正

日本銀行とシンガポール通貨監督庁は、締結中の第3次二国間通貨スワップ取極(BSA)を、その内容を深化させたうえで延長し5月21日、改正第3次取極が発効した。
今回の改正によってシンガポール当局は、米ドルに加えて新たに日本円を、流動性需要を満たすべく自国通貨と交換することが可能となった。本取極の交換上限額はシンガポールが30億米ドル相当、日本が10億米ドル。

滋賀県の遺跡から国内最古の「獣脚」の鋳型出土

滋賀県の遺跡から国内最古の「獣脚」の鋳型出土

滋賀県草津市教育委員会によると、同市野路町にある集落の遺跡、榊差遺跡から鍋や釜などの器を支える脚で、「獣脚」と呼ばれる部分を作るための鋳型が出土した。
同市教委は、この鋳型は奈良時代前半のものと推定され、これまでに出土した中では国内最古のものになるとしている。今回、同市教委は今年1月~3月にかけて古墳時代から平安時代にかけての集落の遺跡で発掘調査を行った。
その結果、金属製品を作るための鋳型の破片およそ50点が出土した。獣脚の鋳型の出土例は全国でも少なく貴重な発見という。天智天皇が造営した「近江大津京」が開かれて、多くの人が移り住んだことで、当時の最先端の技術が入ってきた可能性があるとしている。

大阪・寝屋川 警察署と郵便局が見守りで協定

大阪・寝屋川 警察署と郵便局が見守りで協定

大阪府の寝屋川警察署は寝屋川市内の郵便局と協定を結び、配達の際に子どもの見守りなどをしてもらうことになった。
同警察署が協定を結んだのは同市内にある27すべての郵便局で、局員が車やバイクなどを使って郵便物を配達するときに、迷子になっている子どもや不審な人などがいないか、見守る活動を行うという。

今年は313人、EPAのフィリピン人看護師・介護士候補6月来日

今年は313人、EPAのフィリピン人看護師・介護士候補6月来日

日本とフィリピンの経済連携協定に基づくフィリピン人看護師・介護福祉士候補者が6月に来日する。第10陣となる今年の候補者は313人で、2016年度の336人に次ぐ規模となる予定。
候補者たちは日本語の研修期間を経た後、受け入れ先の医療・介護施設の現場で必要な知識やスキルを習得し、日本の国家試験合格を目指す。
人手不足が深刻化する日本の医療・介護の現場では人材の受け入れ需要は高まっているが、国家資格取得のハードルは高い。

GSユアサ ミャンマー・ティラワに新会社設立

GSユアサ ミャンマー・ティラワに新会社設立

GSユアサ(本社:京都市南区)の子会社、Siam GS Battery Co.,Ltd.(本社:タイ・サムットプラカーン県)は5月22日、ミャンマー・ヤンゴン管区ティラワ工業団地に2018年1月、Siam GS Battery Myanmer Limitedを設立したと発表した。
新会社は自動車用および家庭用電源鉛蓄電池の充電、営業、物流機能を備えており、2019年1月の操業開始を予定。新会社への出資金は714万米㌦(約7億5000万円)で、全額GSユアサが出資する。敷地面積は8920平方㍍。