月別アーカイブ: 2018年6月

鹿児島で7000万年前の大型草食恐竜の化石発見

鹿児島で7000万年前の大型草食恐竜の化石発見

国立科学博物館と鹿児島県薩摩川内市などは6月23日、同市の甑(こしき)島で、約7000万年前(中生代白亜紀最末期)の地層から、大型草食恐竜の左大腿(だいたい)骨の化石が見つかったと発表した。この恐竜は体長10㍍を超えるハドロサウルス類とみられる。
今回見つかった化石は長さ70㌢、直径最大28.5㌢。2016年7月、地質調査中に発見された。化石周辺の鉱物にレーザーを当てる「ウラン・鉛年代測定法」で、白亜紀最末期と特定した。白亜紀最末期は、恐竜が絶滅する直前の時期とされる。

大和ハウス・大成建設 ベトナム・ハノイで第1期開業

大和ハウス・大成建設 ベトナム・ハノイで第1期開業

大和ハウス工業(本店:大阪市北区)と大成建設(本社:東京都新宿区)は、先にベトナム・ハノイ市で設立した合弁会社「DT デベロップメントベトナム」が推進している複合開発プロジェクト「(仮称)ビナタタワーズ プロジェクト」の第1期開発が6月30日から開業すると発表した。
これは、両社がベトナムで初めて手掛ける賃貸住宅事業およびホテル事業となる「ロイジェント パークス ハノイ」(総戸数256戸、地上24階建)。
ロイジェント パークス ハノイは、ハノイ中心部から約8kmにあり、日本食レストランや大型スーパーなどの商業施設のほか、各国の大使館や日本人学校を含む複数の外国人学校があるコウザイ地区に位置する、利便性の高いホテル機能を兼ね備えたサービスアパートメント。

三井住友カード「銀聯QRコード決済」を国際決済に日本初導入

三井住友カード「銀聯QRコード決済」を国際決済に日本初導入

銀聯国際有限公司(本社:中国・上海市、以下、銀聯)と三井住友カード(本社:東京都港区)は、国際決済ブランドによるQRコード決済である「銀聯QRコード決済」の取り扱いを、2018年7月上旬を目途に日本で初めて開始する。
今回日本で導入するスキームは、加盟店がタブレット端末等でQRコードを表示して会員が読み取る方式で、加盟店が銀聯の「QRコード加盟店サービスプラットフォーム」をダウンロードし、登録を行うことで取り扱えるようになる。
システム上の改造は一切不要で、羽田空港(ターミナル免税店から順次導入予定)、松屋銀座(レストランシティの全9店舗)、ラオックス(全国26店舗)、JTC(基幹3店舗でスタート)の4社が導入を予定。

SOMPOホールディングス 米介護施設とパートナー提携契約

SOMPOホールディングス 米介護施設とパートナー提携契約

SOMPOホールディングス(本社:東京都新宿区)はこのほど、同社の米国子会社でデジタル分野の研究・開発を行うSOMPO Digital Lab.Inc.が、米国カリフォルニア州の綜合介護施設Carlton Senior Living(以下、Carlton社)とパートナー提携契約を6月1日に締結したと発表した。
Carlton社が運営する介護施設で、最先端のデジタル技術活用の共同トライアルを実施するほか、グローバルな視点で介護のイノベーションを推進する。

AKB48 ベトナムで「SGO48」結成 海外7グループ目

AKB48 ベトナムで「SGO48」結成 海外7グループ目

人気アイドルグループ、AKB48の運営会社AKSは6月21日、ベトナム・ホーチミン市で記者会見を開き、同地を拠点とする新たな姉妹グループ「SGO48」を結成すると発表した。SGO48のグループ名は、同市市街中心部の旧称「サイゴン」の英語表記「Saigon」に由来する。
海外の姉妹グループはインドネシア・ジャカルタの「JKT48」、タイ・バンコクの「BNK48」、台湾・台北の「TPE48」、フィリピン・マニラの「MNL48」、中国・上海の「AKB48・TeamSH」、インド・ムンバイの「MUM48」に続く7グループ目。

富士電機 中国でシステムエンジニアリング事業で合弁

富士電機 中国でシステムエンジニアリング事業で合弁

富士電機(本社:東京都品川区)は、中国におけるシステム事業拡大に向け、遼寧省大連市の大連●山集団有限公司(以下、大連●山)の子会社、大連●山集団管理コンサルティング有限公司と、システムエンジニアリングを行う会社を共同で設立する旨の契約書を締結したと発表した。●は「にすい」に「水」、以下、同。
新会社「大連富士●山スマート制御システム有限公司」(仮称)の資本金は2700万人民元(約4億5000万円)で出資比率は富士電機51%、大連●山集団管理コンサルティング49%。2018年9月設立の予定。
新会社はエネルギーの使用状況を見える化し、最適に制御することで省エネを実現する「エネルギーマネジメントシステム(EMS)」を中核商材に扱うシステムエンジニアリング会社。両社の設備機器やソフトウェアで顧客企業の施設・設備に応じたシステムを構築する。
富士電機は現在、全社売上高の60%を占め、中核となるパワエレシステム(パワーエレクトロニクスシステム)事業の強化を推し進めており、システムビジネスで海外事業を拡大していくことを重点施策に掲げている。

大阪北部地震被災地に全国からボランティア続々

大阪北部地震被災地に全国からボランティア続々

大阪府高槻市、茨木市など大阪府北部地震被災地の自治体が設けたボランティアの受付に6月23日、全国から集まった人たちが列をつくった。
午前9時に受付を始めた高槻市の災害ボランティアセンターには九州などから来たというおよそ50人が並んだ。
被災者が期待するのは、建物の損壊部分を雨などから守るためのブルーシート張りや散乱した家具類の片付けで、職人や大学生らが活躍する。地震で壊れた屋根などを覆うブルーシート張りは危険な作業を伴うため、専門技術を持つ人の手が必要だ。週明けから専門技術を持った人たちの被災地入りが予定されているが、当面被災地では復旧へ、数多くのボランティアの手が求められる。

纏向遺跡から出土の1800年前のイヌの骨初公開 桜井市

纏向遺跡から出土の1800年前のイヌの骨初公開 桜井市

奈良県桜井市の市立埋蔵文化財センターで、邪馬台国の有力候補地とされる同市の纏向(まきむく)遺跡から出土した、およそ1800年前の3世紀前半のイヌの骨が展示されている。一般公開は今回が初めて。9月30日まで。
このイヌの骨は平成26年度調査で、女王卑弥呼の居館との見方がある大型建物群より以前の区画溝とみられる溝から見つかった。古墳時代では貴重な事例で、ほぼ全身の骨が確認されている。

介護現場で働く職員の7割がパワハラ・暴言の被害

介護現場で働く職員の7割がパワハラ・暴言の被害

介護職員の労働組合「日本介護クラフトユニオン」が行った調査によると、介護現場で働くスタッフの7割が、利用者やその家族からパワハラや暴力の被害を受けた経験があることが分かった。調査は4~5月に実施。ホ問介護や有料老人ホームで働く組合員2411人から回答を得た。
被害の内容は「攻撃的に大声を出す」が最多の61.4%。ほかには、契約していないサービスの強要34.3%、身体的な暴力21.7%、「バカ」などの暴言21.6%などと続いている。中には土下座を強要したり、書類を破ったりするなどのケースもあった。
被害を受けた人の9割が精神的なストレスを感じた。7割が上司や同僚などに相談したが、その多くは状況が変わらなかったと回答している。
対策として利用者・家族への啓発58.4%、事業所内の情報共有57.9%、パワハラに対応する組織体制の整備30.0%などが挙がった。

ジャトコ 中国江蘇省に自動変速機工場設立

ジャトコ 中国江蘇省に自動変速機工場設立

自動車用変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジャトコ(本社:静岡県富士市)は6月21日、中国におけるCVTの生産能力の拡大のため、中国江蘇省張家港経済技術開発区に、中国における同社第2のCVT生産拠点となるジャトコ(蘇州)自動変速機有限公司(以下、ジャトコ蘇州)を設立すると発表した。
新工場は同社の全額出資により資本金64億円で、2018年7月に設立する予定。用地面積は9万6000平方㍍、建屋面積は4万3000平方㍍。生産開始は2019年末、立ち上げ時の生産能力は年間48万台、従業員数は約1000名規模で、中・大型FF車用のJatco CVT8を生産する予定。
同社は2017年のCVTグローバルシェア37%(同社調べ)で、CVT世界トップシェアを維持し続けており、2018年4月にCVT累計生産台数4000万台を突破した。