月別アーカイブ: 2018年7月

西田幾多郎の多数の直筆ノート見つかる

西田幾多郎の多数の直筆ノート見つかる

「善の研究」などの著書で知られ近代日本を代表する哲学者、西田幾多郎(きたろう、1870~1945年)の遺族宅で、西田直筆の多数のノートが見つかった。
石川県かほく市の西田幾多郎記念哲学館などが、修復とともに読み解きを進めており、専門家はノートの修復や読み解きが今後の哲学研究のモデルになると指摘している。
西田は、西洋思想と東洋思想を融合させた独自の哲学体系をつくり、当時の知識人や若者に大きな影響を与え、「京都学派」の中心となった。

豪雨犠牲者の7割超が60歳以上「災害弱者」浮き彫り

豪雨犠牲者の7割超が60歳以上「災害弱者」浮き彫り

朝日新聞社のまとめによると、西日本を中心に大きな被害に見舞われた豪雨災害で、7月12日時点で年齢や死亡した状況が明らかになっている141人のうち、60歳以上が100人に上り、7割を超えたことが分かった。
年代別でみると、60代が25人、70代が37人、80代が29人、90代が9人だった。30~50代は34人、10代、20代はそれぞれ1人。そのほか3~9歳が5人となった。この結果、犠牲者のうち60代以上の割合が約71%に達し、「災害弱者」とされる高齢者の実態が浮き彫りになった。

うめきた第2期開発事業主体は三菱地所や阪急電鉄に決定

うめきた第2期開発事業主体は三菱地所や阪急電鉄に決定

JR大阪駅北側の「うめきた」で、「グランフロント大阪」建設に続く第2期の大規模開発は、三菱地所、阪急電鉄、オリックス不動産など15社でつくるグループが事業主体に選ばれ、2024年夏ごろをの開業を目指して整備されることになった。
うめきたは、JR大阪駅北側にある梅田貨物駅の跡地、およそ24㌶の地区。第2期の開発は「緑と融合した都市空間」をコンセプトに、ベンチャー企業や研究機関が集積するビルや国際会議が開催できる施設、それにホテルや商業施設を整備するほか、1万人規模のイベントができる広場を備えた公園を設ける計画だ。

JICA スリランカ保健医療サービス改善事業に106億円の円借款

JICA スリランカ保健医療サービス改善事業に106億円の円借款

国際協力機構(JICA)は7月11日、スリランカの首都コロンボで同国政府との間で、「保健医療サービス改善事業」を対象として106億3900万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。
この事業はスリランカの西部州、北西部州、中部州、北中部州、東部州、ウバ州の三次医療機関の施設・機材整備、保健人材育成機関の機材整備および、保健省や医療機関の医療機材の維持管理体制の強化を通じ非感染性疾患の診断・治療に係る医療サービスを改善することを目的としている。貸付資金は施設・機材整備およびコンサルティングサービス等に充てられる。

富士精工 連結子会社がインドで超硬工具販売で合弁

富士精工 連結子会社がインドで超硬工具販売で合弁

富士精工(愛知県豊田市)は7月11日、連結子会社の韓富エンジニアリングがインドで超硬工具販売等の販売事業で合弁会社を設立すると発表した。
合弁新会社「HanBoo India Prv.Ltd.(韓富インド有限会社)」(所在地:インド・タミルナドゥ州チェンナイ市)の資本金は6400万インドルピーで、出資比率は韓富エンジニアリング55%、Lachumanan Thangav45%。8月下旬設立予定。超硬工具等の販売、工具管理業務などを手掛ける。

ホンダ 量産型で世界初のハイブリッド二輪車発売へ

ホンダ 量産型で世界初のハイブリッド二輪車発売へ

ホンダは9月14日から、エンジンとモーターを併用するハイブリッドシステムを搭載した二輪車を販売する。排気量125ccの中型二輪車「PCX」をベースにした「PCX ハイブリッド」。
同社によると、量産型のハイブリッド二輪車は世界で初めてという。価格は消費税込みで43万2000円から。通常のPCXよりもおよそ9万円高。

清水建設 ベトナム政府と汚染土壌の洗浄プラントを建設

清水建設 ベトナム政府と汚染土壌の洗浄プラントを建設

清水建設(本社:東京都中央区)はベトナム国防省と共同で、枯葉剤由来ダイオキシン汚染土壌の洗浄プラントを建設し、実証試験を行うことになった。同社はこのほど、ベトナム国防省傘下の研究機関、CTET(CENTER FOR TECHNOLOGY OF ENVIRONMENTAL TREATMENT)と実証試験に関する覚書を締結した。
同社は2018年11月にも汚染土壌が大量に残るホーチミン市近郊のビエンホア空港内でオンサイト型実規模の土壌洗浄プラントの建設に着手。12月までに同空港内に最大処理能力40㌧/時のプラントを完成させ、1月の稼働開始を目指す。2019年1月下旬から4月末までの3カ月半にわたり、ダイオキシン汚染土壌の洗浄実証試験を行う。
この実証試験はベトナム政府が計画している同空港の土壌浄化に向けた技術選定プロセスの一環。ベトナム国内には28カ所の高濃度汚染エリアが存在する。

大阪モノレール 東大阪市へ延伸要請 2029年開業予定

大阪モノレール 東大阪市へ延伸要請 2029年開業予定

大阪モノレールは7月11日、国土交通大臣に現在、大阪空港から終着駅となっている大阪府門真市駅から先、東大阪市までの8.9㌔㍍の区間を延伸するための許可申請をした。
延伸区間は11年後の2029年に開業する計画で、同区間に4つの駅を設置し、それぞれ大阪メトロやJR西日本、近鉄と接続し利用客の利便性の向上を図る。
延伸に要する費用は概算で総額1000億円。このうち車両を7編成増やしたり、車庫の建設費用などで300億円、支柱や軌道の建設費がおよそ700億円で、この700億円については国や大阪府が負担するという。

日本人の人口9年連続で減少 37万人余の最大幅

日本人の人口9年連続で減少 37万人余の最大幅

総務省が発表した住民基本台帳に基づく2018年1月1日現在の日本人の人口は1億2520万9603人と前年より37万4055人減少した。この結果、日本人の人口は2009年をピークに9年連続の減少となり、今回は調査を開始した1968年以降で最大の減少となった。
一方、中国、韓国、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど、3カ月以上のビザを持つ外国人住民の人口は249万7656人と前年に比べ7.5%増え、全体に占める割合は1.96%となった。