月別アーカイブ: 2018年9月

シャープ ベトナム2カ所で計98MWメガソーラー建設受注

シャープ ベトナム2カ所で計98MWメガソーラー建設受注

シャープエネルギーソリューションは、ベトナムのビントゥアン省とロンアン省の2カ所に、それぞれ約49MW-dc、併せて約98MW-dcの出力規模となる太陽光発電所(メガソーラー)を建設する。
Thanh Thanh Cong Group傘下のGia Lai Hydropower Joint Stock CompanyおよびTTC-Duc Hue Long An Power Joint Stock Companyから受注した。両発電所は2018年8~9月に着工し、2019年4~5月に完工・運転開始の予定。年間予測発電量は両発電所合わせて約14万9740MWh/年となる。
ベトナムの一般的な家庭の約7万9353世帯分の年間消費電力に相当し、年間約4万9863㌧のCO2排出量削減に貢献する見込み。

シオノギヘルスケアが宝グループの健康食品事業を譲受・承継

シオノギヘルスケアが宝グループの健康食品事業を譲受・承継

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月20日、子会社のシオノギヘルスケア(本社:大阪市中央区)が、宝ホールディングス(本社:京都市下京区)が保有する宝ヘルスケア(本社:京都市中京区)の全株式取得と吸収合併、並びにタカラバイオ(本社:滋賀県草津市)健康食品事業の吸収分割による事業承継に関して、宝ホールディングスおよびタカラバイオと契約を締結したと発表した。
これによりシオノギヘルスケアは、宝グループの健康食品事業を一体で譲受・承継することになる。正式には2019年初に吸収合併し、新体制をスタートさせる。

「はやぶさ2」の探査ロボ、小惑星「りゅうぐう」に着陸

「はやぶさ2」の探査ロボ、小惑星「りゅうぐう」に着陸

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月22日、探査機「はやぶさ2」から投下された探査ロボット2台が小惑星「りゅうぐう」に着陸したと発表した。ロボットはいずれも正常という。先代の「はやぶさ」は2005年に小惑星「イトカワ」への探査ロボット投入に失敗している。今回13年ぶりの再挑戦に成功した。
送られてきた画像では、りゅうぐうは予想外に岩石が多く、予定されているはやぶさ2の着陸は簡単ではないようだ。だが、はやぶさ2は10月下旬から3度の着陸で、生命の起源を解明する手掛かりとなる有機物などを含む岩石を採取する。そして2019年末にりゅうぐうを離れ、2020年末に地球へ持ち帰る予定だ。

「こうのとり」7号機打上げ成功 ISSに9/27ドッキングへ

「こうのとり」7号機打上げ成功 ISSに9/27ドッキングへ

三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月23日、午前2時52分、H2Bロケット7号機を種子島宇宙センターから打上げた。打上げから15分後に、ロケットに搭載した無人輸送船「こうのとり」7号機を高度287kmの上空で分離し、国際宇宙ステーション(ISS)に送り出す所定の軌道に投入。打上げは成功した。これにより、H2Bロケットは打上げ成功率100%を維持した。
こうのとり7号機は、問題がなければ27日午後8時過ぎにISSへのドッキング作業に入り、滞在中の宇宙飛行士がロボットアームで捕まえ、28日午前5時過ぎにドッキングを完了する予定。
今回こうのとり7号機には、宇宙飛行士の生活必需品やISSの電力を確保するリチウムイオン電池など約6.2㌧の物資が詰め込まれている。

TOWA 中国で精技電子から金型製造事業を譲り受け

TOWA 中国で精技電子から金型製造事業を譲り受け

半導体製造装置と精密金型を主幹事業とするTOWA(本社:京都市南区)は9月21日、シンガポールのKINERGYグループの精技電子(南通)有限公司(所在地:中国江蘇省)から、金型製造事業を譲り受けることを発表した。
今回譲り受ける資産は、金型製造事業で使用する機械設備、備品等2573万7000人民元(約4億1600万円)。精技電子における同部門の直前事業年度の売上高は2522万9000人民元(約4億800万円)。
TOWAは半導体製造装置事業と、今回取得した金型製造事業の連携により、中国市場でさらなる事業発展・拡大を目指す。

JR東海 東海道新幹線 駅・車内で英語放送を充実

JR東海 東海道新幹線 駅・車内で英語放送を充実

JR東海は、訪日外国人旅行者にわかりやすく、安全に安心して東海道新幹線を利用してもらうために、2019年中に駅ホーム上で新たに英語での自動放送を実施する。
列車の接近、到着、出発に合わせた日本語での自動放送に加えて、新たに英語での自動放送を組み込む。対象は17ある新幹線全駅。2018年9月下旬から2019年3月まで、品川・新横浜・小田原・京都・新大阪の5駅で試行する予定。

三井製糖 シンガポールのSIS社を買収

三井製糖 シンガポールのSIS社を買収

三井製糖(本社:東京都中央区)は三井物産(本社:東京都千代田区)と、シンガポールや中東で精製糖の販売事業を営むSIS’88 Pte Ltd(以下、SIS社)の全株式を取得するため、現在の株主のED&F Man Holdings Limitedとの間で、株式譲渡契約を9月21日付で締結したと発表した。
これにより、三井製糖はSIS社株式のうち70.0%(三井物産30.0%)を保有し、SIS社は連結子会社となった。SIS社(本社所在地:シンガポール)の生産規模は約20万㌧(2017年)、売上高は約150億円(同)、従業員数166人(同)。

龍馬花押の唯一の直筆原本を初披露 福井で特別展

龍馬花押の唯一の直筆原本を初披露 福井で特別展

福井県立歴史博物館(福井市)で9月22日から始まった特別展「幕末維新の激動と福井」で、坂本龍馬の花押(サイン)が記された書簡が国内初公開されている。特別展は11月4日まで。
この書簡は越前福井藩士村田氏寿宛てに、元治元(1864)年10月6日付で書かれたもの。訪ねた村田が不在だったため、同行していた薩摩藩の重役、岩下方平とともに近日中に関東へ向かう旨、伝える内容となっている。龍馬直筆の花押を原本で確認できるのはこの書簡だけという。
今回の特別展では初公開されるものが数多く集められている。西郷隆盛が村田に宛てた書簡が初公開されているほか、橋本左内の「啓発録」の原本も展示されている。

JQA 日本電計とベトナムで計測機器の合弁会社設立

JQA 日本電計とベトナムで計測機器の合弁会社設立

日本品質保証機構(略称:JQA、本部所在地:東京都千代田区)は9月20日、日本電計(本社:東京都千代田区)並びに日本電計ベトナム(所在地:ベトナム・ハノイ)と共同で出資し、ベトナムで計測機器の校正をはじめとする計測に関連するサービスを総合的に提供する合弁会社を設立することに合意したと発表した。
新会社「JQA Calibration Vietnam Co.,Ltd.(仮称)」(所在地:ハノイ市)の資本金は240億ベトナムドン(約1億2000万円)で、出資比率はJQA51%、日本電計29%、日本電計ベトナム20%。2018年12月末に設立する予定。

配電盤の河村電器がベトナムに子会社 10/15開所式

配電盤の河村電器がベトナムに子会社 10/15開所式

配電盤製造の河村電器産業(本社:愛知県瀬戸市)はこのほど、ベトナムにKawamura Electric Vietnam Co.,Ltd.を設立し、10月15日にベトナム南部ドンナイ省のロンドウック工業団地内のレンタル工場で開所式を執り行うと発表した。日系の配電盤メーカーが100%独資でベトナムに進出するのは初めて。
2016年9月に子会社化したタイの配電盤メーカー、Thai Aichi Denkiで製造されたキャビネットなどの部品を用いて配電盤を生産し、ベトナム国内の日系企業中心に販売していく予定。ASEAN地域における配電盤の販売台数の受注拡大を見込む。