月別アーカイブ: 2018年10月

日系金融機関と中国のCICがファンド設立で提携の覚書

日系金融機関と中国のCICがファンド設立で提携の覚書

三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、野村ホールディングス、大和証券グループ本社の日系金融機関各社と、中国投資有限責任公司(本社:中国・北京市、以下、CIC)はこのほど、日中産業協力機関ファンド設立に向けた戦略的提携に関する覚書を締結した。
この覚書に基づき、各社は中国市場に進出する日系企業のほか、中国系企業および第三国企業への投資を通じて、日中間の貿易および投資協力の一層の深化を実現することを目的に、この日中産業協力ファンド設立に向けて、各国の関係当局や日系金融機関の監督機関との協議を進めていく。

チェジュ航空 成田ー大邱線週7便、鹿児島ー大邱線週3便に

チェジュ航空 成田ー大邱線週7便、鹿児島ー大邱線週3便に

韓国のLCC(格安航空会社)、チェジュ航空はこのほど、10月28日から始まる冬期スケジュールで、日本~韓国間の主要路線における新規就航および増便計画を発表した。
新規および増便で目立つ路線では、成田ー大邱(テグ)線を10月28日から週7便でで運航するほか、鹿児島ー大邱線を10月30日から週3便で運航する。また、那覇(沖縄)ー釜山線を12月24日から2019年3月3日まで週3便から週6便へ、関空ー務安(ムアン)線も週5便から週7便にそれぞれ増便する。

ローソン スマイルが運営する介護相談窓口併設店舗オープン

ローソン スマイルが運営する介護相談併設店舗オープン

ローソン(本社:東京都品川区)とスマイル(本社:神奈川県横須賀市)は11月2日午前8時に、スマイルが運営する”介護相談窓口”を店内に併設したケア(介護)拠点併設型店舗の神奈川県内1号店「ローソン横須賀鶴が丘店」をオープンする。介護相談は午前9時から。
同店舗では通常のコンビニエンスストア商品に加え、OTC医薬品やドラッグストア商品(日用品・化粧品)の品揃えを強化しており、ケアマネジャー等の介護相談員や登録販売者が店舗に駐在し、介護・薬に関する相談にも応じる。
また、同店では地元医師・診療所・町内会と連携して介護予防の勉強会や健康相談会のイベントを行っていく予定。

和歌山で大津波の教訓伝える「稲むらの火祭り」

和歌山で大津波の教訓伝える「稲むらの火祭り」

和歌山県広川町で10月28日、江戸時代末期の安政南海地震(1854年)の際、豪商、濱口梧陵が収穫された稲の束に火をつけて、村人たちに大津波の襲来を知らせ高台に避難させたという”稲むらの火”の逸話を今に伝える「稲むらの火祭り」が開かれた。
この火祭りは教訓として毎年開かれているが、今回は地元の人たちはじめ、10月31日から和歌山県で開かれる「世界津波の日 高校生サミット」に参加する世界48カ国の高校生およそ250人も加わり、改めて地震が起きたら高台に避難するという津波防災の意識を高めていた。

コシノジュンコさん 大阪府庁でファッションショー

コシノジュンコさん 大阪府庁でファッションショー

ファッションデザイナー、コシノジュンコさんが企画、「光でつなぐ大阪の未来・文化」をテーマとしたファッションショーが10月28日、大阪府庁で行われた。伝統芸能や音楽など大阪の文化を大阪府内各地で実施している「大阪文化芸術フェス」の一環。
大阪府庁本館の正面玄関に特設のランウェイが設けられ、通常のファッションショーとは全く違った趣のショーとなった。コシノさんの出身地、岸和田のだんじり祭りで使われる勇壮な和太鼓を皮切りにショーはスタート。府庁の重厚な造りの階段からモデルが次々と下りてきて、およそ1時間ほどの間に合わせて45の斬新な作品が披露された。

NEC 独居高齢者のフレイルの重症化防止へ研究開発開始

NEC 独居高齢者のフレイルの重症化防止へ研究開発開始

NECは、主に独居高齢者におけるフレイル(虚弱状態)の重症化防止に向けて、タブレット端末を活用したバーチャルアシスタントによるコミュニケーションシステムの研究開発を開始した。
この研究開発ではNECのバーチャル「タブレット パペロ」を活用し、医療関係者の監修のもと、高齢者におけるフレイルの進行抑制に効果的な日々のコミュニケーション機能を開発して同システムに搭載する。虎の門病院の大内尉義院長(東京大学名誉教授)と東京大学の小川純人准教授が協力する。
また、このシステムを用いて高齢者の日常生活における孤独感の軽減や、要支援・要介護の初期症状に対する気づき、心身の活力低下の見守り・安否確認などの利活用のための評価・検証を行う。
今回の研究開発は国立研究開発法人 日本医療研究開発機構による「ロボット介護機器開発・標準化事業(開発補助事業)」の一環として実施する。

豊田通商 タイでSPM社と飼料原料販売合弁設立

豊田通商 タイでSPM社と飼料原料販売合弁設立

豊田通商(本社・東京都港区)はこのほど、タイの大手畜産・飼料製造販売会社、SPM FEEDMILL Co.,Ltd(以下、SPM社)と合弁で、同国ラチヤブリ県に飼料原料販売会社PG AGRO Company Limited(以下、PG AGRO社)を設立した。
PG AGRO社の資本金は4800万タイバーツ(約1億7000万円)で、出資比率はSPM社51%、豊田通商25%、Toyota Tsusyo Asia Pacific Pte.Ltd24%。
PG AGRO社は主に大豆粕を飼料原料として調達し、SPM社をはじめとするタイ国内の配合飼料製造会社と畜産農家へ販売する。

中国の習主席「拉致」解決に協力を表明 首脳会談で

中国の習主席「拉致」解決に協力を表明 首脳会談

複数のメディアの報道によると、10月26日に中国・北京で行われた安倍晋三首相と中国の習近平国家主席の首脳会談で、安倍首相が北朝鮮による拉致問題解決の協力を要請したところ、、習主席が「拉致問題の解決を促進する役割を果たしたい」などと応じたことが分かった。
李克強首相も、同日行われた安倍首相との会談の際、習主席と同様の表現で前向きに取り組む意向を表明したという。複数の政府高官が明らかにしたもの。

富士フィルム 中国の抗インフルウイルス薬の臨床開発で協力の覚書

富士フィルム 中国の抗インフルウイルス薬の臨床開発で協力の覚書

富士フィルム(本社:東京都港区)は10月25日、中国大手製薬会社、浙江海正薬業股份有限公司(以下、海正薬業)、中日友好医院、国家緊急防控薬物工程技術研究中心(以下、NERCED)と、中国における抗インフルエンザウイルス薬の臨床開発に関する覚書を締結した。
この臨床開発はすでに国内で抗インフルエンザウイルス薬として製造販売承認を取得した「アビガン(R)錠」(以下、アビガン)の有効成分を用いて、重症インフルエンザ患者に対する治療法の確立を目指すもの。今後、富士フィルムは「アビガン」の臨床データを提供するなど、この臨床開発に協力していく。

日立 台湾の昇降機事業会社、永電機電の株式公開買付け

日立 台湾の昇降機事業会社、永電機電の株式公開買付け

日立製作所は10月26日、台湾の昇降機事業会社、永電機電工業股份有限公司(本社:台北市、以下、永電機電)の発効済み株式の全株取得を目的とした公開買付けを行うことを決め、永電機電に対して1株当たり60.0台湾ドルで公開買付けを行う意向を記した法的拘束力のある書面を提出した。
これにより、永電機電の完全子会社化を目指す。公開買付け手続きは、関係政府当局による承認を得たうえで2019年に実施する見込み。