月別アーカイブ: 2018年11月

10月訪日外客数1.8%増の264万1,000人で過去最高

10月訪日外客数1.8%増の264万1,000人で過去最高

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2018年10月の訪日外客数は前年同月比1.8%増の264万1,000人となった。2017年10月の259万5,000人を約4万人上回り、10月として過去最高を記録した。
主要市場の韓国、台湾、香港が前年同月を下回った。これは昨年、10月上旬にあった休暇が今年は9月下旬だったことなどが響いた。ただ、16市場(中国、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、米国、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)で、10月として過去最高を記録した。
このほか、2018年1月からの累計でベトナム(33万人)、イタリア(12万9,000人)、ロシ(7万9,000人)、スペイン(10万4,000人)の4市場が10月までに、昨年年間の帆日客数を超え、過去最高を更新した。

プリンスホテル 海外ラグジュアリーブランドで中国・広州に進出

プリンスホテル 海外ラグジュアリーブランドで中国・広州に進出

プリンスホテル(本社:東京都豊島区)の子会社StayWell Holdings Pty.Ltd.(本社:オーストラリア・シドニー、以下、StayWell)が中国で展開するホテル運営子会社StayWell Hospitality Management Limitedは、Guangzhou Xiehe Precision Medical Co.,Ltd.と新ホテルの運営受託に関する契約を11月19日に締結した。
このホテルはプリンスホテルが海外で展開するラグジュアリーブランド「The Prince AKATOKI」として、2019年冬以降、中国・広州に開業する。The Prince AKATOKIブランドのホテルは、イギリス・ロンドンに次ぐ2店舗目。新ホテルは広州国際バイオアイランドに位置し、標準49平方㍍のゆったりとした客室全275室のほか、レストランバー、会議室、SPA、プール、ジム、クラブラウンジ、ビジネスセンターを持つ。
また、ホテルにはメディカルセンターも併設されることから、療養目的や医療関係者をメインターゲットとして、ラグジュアリーな空間を提供する。

日立 交通流シミュレーションシステムの新バージョン販売開始

日立 交通流シミュレーションシステムの新バージョン販売開始

日立産業制御ソリューションズ(東京本社:東京都台東区)は11月20日、交通流シミュレーションシステム「TRAFFICSS(トラフィックス)」で、より精巧なシミュレーション機能を追加した「TRAFFICSS OD Ver3.1」を提供すると発表した。同日から日本、中国、東南アジア地域で販売開始した。
新バージョンでは、道路を走行する車の挙動をシミュレーションした2Dアニメーションのほかに、新たに歩行者干渉機能を搭載し、ラウンドアバウトなどの信号のない交差点でも、横断歩行者の交通の影響を考慮した交通流シミュレーションが可能となった。新バージョンの価格(税別)は80万円(CD+1ライセンス)から、追加1ライセンスが40万円から。
日立産業制御では、国内外の建設コンサルタントやゼネコンの道路施策立案関係者中心に製品を拡販し、今後2年間で20システム、請負業務100件の受注を目指している。

三菱電機 台湾に初のDOAS搭載のダブルデッキエレベーター12台納入

三菱電機 台湾に初のDOAS搭載のダブルデッキエレベーター12台納入

三菱電機(本社:東京都千代田区)は11月20日、台湾台北市の都心部に建設された超高層複合施設「台北南山広場」向けに、台湾初となるセキュリティシステムと連動した行先予報システム(以下、DOAS)搭載のダブルデッキエレベーター(2階建てエレベーター)12台納入したと発表した。
高層複合施設・台北南山広場は、オフィス棟1棟(高さ272㍍、地上48階建て)、商業施設1棟(地上7階建て)と文化施設棟1棟(地上1階)で構成される。同社はこの超高層複合施設で、ダブルデッキエレベーターを含むエレベーター27台、エスカレーター45台を納入した。

ガルーダ航空 19年3/23から名古屋-ジャカルタ線就航

ガルーダ航空 19年3/23から名古屋-ジャカルタ線就航

ガルーダ・インドネシア航空(本社:インドネシア・ジャカルタ)は、2019年3月23日から「名古屋(中部)-ジャカルタ線」を運航することを発表した。同路線は、中部国際空港(セントレア)とジャカルタを結ぶ初の直行便として週4便運航する。使用機材はA330-200/300型機を予定。
ガルーダ・インドネシア航空は現在、成田-デンパサール(バリ島)、羽田-ジャカルタ、関空-デンパサール線を毎日、関空-ジャカルタ線週3便直行便で運航しており、今回の名古屋-ジャカルタ線を加えて日本-インドネシア間の運航は5路線週28便となる。

ニプロ子会社 伊勢工場に事業所内保育施設を開園

ニプロ子会社 伊勢工場に事業所内保育施設を開園

ニプロの医薬品製造子会社、ニプロファーマ(本社:大阪市中央区)は11月20日、伊勢工場(所在地:三重県松坂市)の附属施設として、事業所内保育施設の運営を11月19日から開始したと発表した。
同施設「うれしのひだまり保育園」は木造平屋建て、建築面積約363平方㍍、延床面積約269平方㍍。定員12名。0歳児(生後57日)から3歳児までが対象。利用時間は平日8時~18時。
同施設は内閣府が待機児童問題の解消と、仕事と子育ての両立支援を目的に進める「企業主導型保育事業」として認められた施設。

味の素 HAFの株式売却を通じCITIC CapitalとJV開始

味の素 HAFの株式売却通じCITIC CapitalとJV開始

味の素(本社:東京都中央区)は11月19日、同社グループが保有する香港アモイ・フード社(以下、HAF社)株式の100%をCITIC Capital Holdings Limited(以下、CITIC Capital社)系列の投資ファンドが保有する会社(CITIC Capital Asian Foods Holdings Limited)へ譲渡する契約を締結。そのうえで当該会社の株式15%を取得して、ジョイントベンチャーを開始すると発表した。株式譲渡および取得の取引時期は2018年度第4四半期の予定。

オネストビー 7社・ブランドと提携し全国展開開始

オネストビー 7社・ブランドと提携し全国展開開始

買い物代行サービスのシンガポールの「オネストビー」を展開する日本法人honestbee(以下、オネストビー、所在地:東京都江東区)は11月19日から、伊勢丹など7社・ブランドと提携し、沖縄と離島を除く日本全国への配送を開始した。生鮮食品を除く食品雑貨品を対象とする。
今回提携したのは伊勢丹(ISETAN)、DEAN&DELUCA、丸山珈琲(MARUYAMA COFFEE)、ヴィノス(蔵直ワインの専門店ヴィノスやまざき)、アコメヤ(AKOMEYA TOKYO)、日進(NISSIN Woeld Delicatessen)、山本海苔(梅)の7社・ブランド。

物語コーポレーション 東南ア子会社再編 物語香港を清算

物語コーポレーション 東南ア子会社再編 物流香港を清算

物語コーポレーション(本社:愛知県豊橋市)は11月19日、子会社の物語香港有限公司(以下、物語香港)が保有する物語(上海)企業管理有限公司(以下、物語上海)の株式を同じく子会社のStorytellerへ譲渡および、物語香港を清算することを決めた。11月30日に譲渡契約を締結し、2020年に物語香港の清算を完了する予定。
2018年8月に設立した海外事業のアジア地域統括会社、Storytellerによるアジアにおける外食事業の市場調査および情報収集の迅速化と海外グループ会社の統括業務を推進させるのが狙い。

失踪外国人実習生の待遇 月給「10万円以下」半数超え

失踪外国人実習生の待遇 月給「10万円以下」半数超え

失踪実習生に対する法務省の調査によると、実習先から失踪した外国人技能実習生2,870人のうち、7割弱が失踪の動機に「低賃金」を挙げたことが分かった。また、実習先での月給については、半数以上が「10万円以下」と回答している。法務省の失踪外国人実習生に対する調査結果が明らかになるのは初めて。
外国人技能実習制度は、新興国への「技能移転」などの国際貢献が掲げられ運用されている。しかし、現場の活用事業者には「安価な労働力」として利用されている実態が改めて明らかになり、多くの失踪者を生み出す事態につながっている構図が浮かび上がってきた。
失踪技能実習生の数は2017年で7,089人、2018年は1~6月の上半期だけで4,279人に達している。国籍別では中国の1,537人が最多で、ベトナムの1,085人が続いている。