月別アーカイブ: 2019年1月

積水ハウス センサーで病気の予兆つかむ「見守りシステム」開発着手

積水ハウス センサーで病気の予兆つかむ「見守りシステム」開発着手

大手住宅メーカー、積水ハウス(本社:大阪市北区)は、住宅内にセンサーを設置し、居住者の病気による体の変調を早期につかむ「見守りシステム」の開発を始めた。
寝室や浴室、リビングの壁などにセンサーを設置して、居住者の心拍や呼吸などを計測し、異常があれば警備会社などに連絡が入る仕組みだ。様々な事情で高齢者が単身で暮らさざるを得ないケースは多く、極めてニーズや需要が多いとみられる。
同社は大学などとも協力してこのシステムの開発を進め、2020年には実用化して自社物件をはじめ、他の住宅メーカーの物件や介護施設などにも広げていきたいとしている。

UA 台湾に4店舗目「台北微風南山アトレ」オープン

UA 台湾に4店舗目「台北微風南山アトレ」オープン

ユナイテッドアローズ(本社:東京都渋谷区、UA)の台湾現地法人は1月10日、台湾・台北市信義区のブリーズ南山アトレ3階に「台北微風南山アトレ ウィメンズストア」をオープンした。台湾におけるUA店舗は、台北大安店、台北微風信義店、アウトレット林口店(新北市)に次いで4店舗目

明治 中国・上海市に基盤強化へ中国事業統括会社設立

明治 中国・上海市に基盤強化へ中国事業統括会社設立

明治(本社:東京都中央区)は1月11日、1月中に中国事業の拡大に向けて、マネジメント基盤の強化などを目的に、上海市黄浦区に中国事業統括会社を設立すると発表した。新会社「明治(中国)投資有限公司」(略称:明治チャイナ)の資本金は3,000万米ドルで、明治が全額出資する。
同社は現在、中国で牛乳・ヨーグルト、アイスクリーム、菓子などの各事業を展開し、業績も順調に拡大している。新会社では中国事業全体での最適戦略を立案、意思決定の迅速化を図ることにより、確実に事業拡大を推進していく。

ジャストプランニング ワールドトリップと業務提携

ジャストプランニング ワールドトリップと業務提携

外食店向けソフト開発のジャストプランニング(本社:東京都大田区)は、旅行関連情報のプラットフォームを運営するシンガポールのワールドトリップ・シンガポールと業務提携すると発表した。子会社が展開する飲食・小売店の注文・支払いシステム「プットメニュー」と連携させ、ツーリストのスムーズな飲食・ショッピング体験を提供していく。

中小企業の半数が反対 65歳継続雇用年齢の引き上げ

中小企業の半数が反対 65歳継続雇用年齢の引き上げ

日本商工会議所が全国2,800余の中小企業を対象に行った調査によると、政府が現在65歳までとなっている継続雇用年齢の引き上げを検討していることについて、中小企業の半数が反対していることが分かった。
すでに65歳を超えたを雇用しているものの、義務化には反対だという企業が29.7%、65歳を超えた人の雇用は難しいという企業が20.8%で、これらを合わせて半数の企業が反対している。
また、継続雇用年齢が引き上げられた場合、拡充すべき支援策を複数回答で尋ねたところ、雇用した際の補助金や助成金が74.2%、賃上げをした際の補助金や助成金が51.8%、病気などで業務ができなくなった際に雇用契約の解消を円滑に行う制度の創設が45.5%となっている。

「G20サミット」の警備は過去最大規模に

「G20サミット」の警備は過去最大規模に

6月28~29日、インテックス大阪で開催される、日本で初めてとなる「G20サミット」(主要20カ国首脳会談)の警備態勢は、3年前の伊勢志摩サミットお2万3,000人を上回る過去最大規模になる見通しだ。
同サミットでは20カ国首脳に加え、8カ国の招待国と9つの国際機関が参加する。これだけ多くの首脳が一度に来日する初の機会となる。
大阪府は2月の定例府議会に、会場周辺などでドローンを飛ばすことを禁止する条例案を提出するほか、首脳が移動する際には阪神高速の湾岸線や環状線を中心に大規模な交通規制が見込まれることから、開催期間中の交通量を半分まで抑えることを目標に、企業や市民に協力を呼び掛ける。

雇用・労災保険 過少給付537億円、対象1,973万人

雇用・労災保険 過少給付537億円、対象1,973万人

厚生労働省は1月11日、賃金や労働時間を示す「毎月勤労統計」で不適切な調査が行われていた問題で、同統計を基に算定する雇用保険と労災保険の過少給付額が約537億円に上ると発表した。この対象者は延べ1,973万人。厚労省は過少だったすべての対象者に不足分を追加で給付する。
厚労省の試算によると、追加給付の対象は雇用保険の場合で約1,900万人に上り、総額は280億円の見込み。労災保険の給付の対象者は約27万人で、総額は約240億円の見込み。

マルコメ タイ・バンコクに海外常設アンテナショップ

マルコメ タイ・バンコクに海外常設アンテナショップ

マルコメ(本社:長野市)は2月22日に、海外の常設アンテナショップとしては初となる「発酵らぼ(Hacco labo)」をタイ・バンコクに開業する。
発酵らぼでは、味噌や糀甘酒、大豆ミートなど同社商品のほか、長野県内企業の商品を扱う物販スペースに試飲・試食コーナーを設ける。また、長野県と連携し、海外に向けた観光資源PRなども行い、「発酵食品を世界に広げていく」という同社ビジョンとの相乗効果を高めていく。

「ドンドンドンキ」1/11シンガポール3号店オープン

「ドンドンドンキ」1/11シンガポール3号店オープン

ドン・キホーテグループの海外事業持株会社Pan Pacific International Holdings Pte.Ltd.(本社:シンガポール)は1月11日、シンガポールの商業施設「シティスクウェアモール」内に、「ドンドンドンキ シティスクウェアモール店」をオープンする。
シンガポール国内3号店となる同店には、ラーメンなど日本食を提供する初のフードコートを併設している。同店の営業時間は午前9時~午後0時。売場面積は1,543.16平方㍍。

京大 植物の葉で全遺伝子の働きの季節変化把握に成功

京大 植物の葉で全遺伝子の働きの季節変化把握に成功

京都大学の研究グループは、植物の葉で機能している全遺伝子を対象に、兵庫県多可郡でアブラナ科のハクサンハタザオについて、毎週・2年間にわたり、遺伝子の働きを測定した。
その結果、葉で働いていた1万7,205種類の遺伝子のうち、16.7%にあたる2,879の遺伝子が季節に応じてその働きの強さを変化させることを明らかにした。また春分・夏至・秋分・冬至で日内変化を調べ、7,185の遺伝子が1日のうちで働きの強さを変化させることも明らかにした。
今回の研究は、年間を通して網羅的に遺伝子の働きを季節変化を明らかにした初めての例で、この成果により季節変化を示す遺伝子がカタログ化され、簡単に検索できるようになると考えられる。
この研究成果は1月8日、国際学術誌「Nature Plants」のオンライン版に掲載された。