月別アーカイブ: 2019年1月

若草山の山焼き 古都の夜空朱色に染める

若草山の山焼き 古都の夜空朱色に染める

古都・奈良の冬の伝統行事、若草山の山焼きが1月26日夜、行われた。午後6時すぎから大勢の観光客らがふもとで見守る中、約700発お花火が打ち上げられた後、ほら貝とラッパの合図で、聖火が灯るたいまつを手にした地元の消防団員ら約300人が山の斜面に、一斉に火を放った。火は瞬く間に燃え広がり、次第に大きな炎となって古都の夜空を朱色い染めていった。

大阪大G 腸内細菌が免疫高める仕組み解明

大阪大G 腸内細菌が免疫高める仕組み解明

大阪大学大学院医学系研究科免疫学フロンティア研究センターの竹田潔教授らの研究グループは、腸内の乳酸菌などが免疫を活性化させるメカニズムを明らかにした。
今回グループは、腸の免疫細胞を詳しく調べたところ、乳酸菌がつくりだす「乳酸」と「ピルビン酸」という2つの物質が免疫細胞と反応していることが分かったという。この結果、乳酸やピルビン酸を摂取することで、ノロウイルスなどの感染症の予防につながる可能性があり、免疫を高める新たな薬の開発などに役立つと期待される。
ヒトの腸内には多くの免疫細胞があり、腸内細菌によって免疫が活性化することが知られているが、その詳しいメカニズムは分かっていなかった。今回の成果は、英国の科学雑誌「ネイチャー」の1月24日付電子版に掲載されている。

トラスト・テック ベトナム大手人材派遣企業へ出資

トラスト・テック ベトナム大手人材派遣企業へ出資

技術系人材サービス業のトラスト・テック(本社:東京都港区)は、ベトナムの大手人材派遣企業Le&Associates(以下、L&A)を傘下に持つL&A INVESTMENT CORPORATION(以下、LAI)の株式44.42%を1月23日取得したと発表した。これによりベトナムは、トラスト・テックにとって日本、英国、中国(香港含む)、インドネシアに続き5カ国目の展開市場となる。
トラスト・テックは日本国内でベトナム人エンジニアを積極的に採用しているが、日本での就労後にベトナムへ帰国するエンジニアは、日本で培ったスキルを活かしL&Aから在ベトナム日系企業へ派遣されることも可能になる。

スシローグローバルHD シンガポール子会社を増資

スシローグローバルHD シンガポール子会社を増資

スシローグローバルホールディングス(本社:大阪府吹田市)は1月24日、シンガポール子会社SUSHIRO GH SINGAPORE PTE.LTD.が増資を行い、その全額を同社が引き受けることを決めた。
1月31日に365万6,000シンガポールドル(約3億円)増資し、増資後の資本金を375万6,000シンガポールドル(約3億800万円)とする。これにより今後、ASEAN諸国を視野に入れ、具体的な店舗進出に向けた取り組みを進めていく。
スシローグループの店舗数は525店で、日本513店、韓国10店、台湾2店となっている。

万博略称は「大阪・関西万博」関西の魅力アピール

万博略称は「大阪・関西万博」関西の魅力アピール

経済産業省は1月24日、2025年に大阪で開催される万博について、正式名称を「2025年日本国際博覧会」とすると発表した。また、略称について大阪だけでなく、関西全体の魅力をアピールする狙いから「大阪・関西万博」とすることも決めた。
1月30日に国と地元自治体、経済界が、経団連の中西会長をトップとする「2025年日本国際博覧会協会」を設立する予定で、官民一体で準備を進める。

三菱自・パナソニックなど 技能実習生受け入れ不可に

三菱自・パナソニックなど 技能実習生受け入れ不可に

法務省と厚生労働省は1月25日、三菱自動車(東京都)、パナソニック(大阪府)、自動車部品製造のアイシン新和(富山県入善町)、建設業のダイバリー(茨城県坂東市)の4社について、国に提出していた技能実習計画の認定を取り消したと発表した。計画に沿った実習を行わなかったことなどが理由。この結果、計136人の実習生は転職や帰国を迫られることになる。
これにより、4社は今後5年間、新たな実習生の受け入れができなくなる。また、法務省は4月に導入される在留資格「特定技能」を取得した外国人についても、これら4社の受け入れを認めない方針だ。

センバツ 履正社高校など近畿から出場6校決定

センバツ 履正社高校など近畿から出場6校決定

3月23日に甲子園球場で開幕するセンバツ高校野球大会に出場する32校が発表された。近畿からはセンバツ出場最多の41回目となる京都の龍谷大平安高校など合わせて6校の出場が決まった。
兵庫の明石商業は3年ぶり2回目、大阪の履正社高校は2年ぶり8回目、智弁和歌山高校は2年連続13回目、京都の福知山成美高校は5年ぶり3回目、市立和歌山高校は3年ぶり6回目のそれぞれ出場となる。大会は休養日を含めて12日間の日程で行われる。
なお、史上初となるセンバツ3連覇を目指していた大阪桐蔭高校は選出されなかった。

外国人労働者146万人余 6年連続で最多更新

外国人労働者146万人余 6年連続で最多更新

厚生労働省のまとめによると、2018年10月末時点で日本で働く外国人労働省は146万463人と前年比18万人余(14%)増え、6年連続で過去最多を更新した。
国籍別では中国が最も多く約38万9,000人、次いでベトナムが31万7,000人、フィリピンが16万4,000人だった。中でもベトナムは前年比30%余増となり、増加率が際立った。
就業地を都道府県別にみると、東京都が43万9,000人と全体の3割を占めたほか、愛知県が15万2,000人、大阪府が9万人となっている。
人手不足が深刻化する産業界の強い要請に応えて、4月から施行される改正出入国管理法のもとで技能実習および留学生アルバイトなどが、介護、外食業、建設、飲食料品製造業、宿泊業、農業などでさらに増え続けるとみられる。

丸紅 ベトナムで段ボール原紙製造・包装資材販売事業開始

丸紅 ベトナムで段ボール原紙製造・包装資材販売事業開始

丸紅(本社:東京都中央区)は、ベトナムで100%出資により段ボール原紙製造・包装資材販売事業を開始する。
ベトナム・バリアブンタウ省に段ボール原紙製造会社、Kraft of Asia Paperboard&Packagig Co.,Ltd.(本社所在地:ベトナム・バリアブンタウ省フーミー3特別工業団地)を設立。工事着工に必要なすべての許認可を取得した。
同工場は2020年度下期の商業稼働を予定。2022年のフル操業時の年産能力35万㌧を見込んでいる。

三菱地所 アセンダスの中国・杭州開発事業へ参画

三菱地所 アセンダスの中国・杭州開発委事業へ参画

三菱地所(本社:東京都千代田区)は1月23日、シンガポール大手デベロッパー、Ascendas-Singbridege Group(以下、Ascendas)が、中国浙江省杭州市で進めている大規模複合オフィスビル開発計画「Singapore-Hangzhou Science&Technology Park(以下、SHSTP)」の第3期開発計画に参画し、3月に着工すると発表した。
三菱地所グループとして中国における2件目のオフィス開発事業で、Ascendas社とは初の共同プロジェクトとなる。