月別アーカイブ: 2019年1月

奈良・富雄丸山古墳の「国内最大円墳」を再確認

奈良・富雄丸山古墳の「国内最大円墳」を再確認

奈良市教育委員会は、富雄丸山古墳を発掘調査した結果、直径が109㍍だったことが分かったと発表した。これにより、これまで国内最大といわれた埼玉県の丸墓山古墳の105㍍を上回る国内最大の「円墳」であることを再確認した。
奈良市の富雄丸山古墳は4世紀後半に造られた円墳で、2017年行われた上空からのレーザー測量で直径が110㍍前後と分かり、国内最大規模の円墳として注目された。
今回古墳の正確な大きさを調べるため、発掘調査が進められていた。古墳は3段構造になっていて、平坦な部分の幅は1段目が7.2㍍、2段目が8.8㍍で、他の円墳に比べてかなり広いことが分かった。

村田製作所 ベトナム・メコンデルタの塩害対策推進

村田製作所 ベトナム・メコンデルタの塩害対策推進

村田製作所(本社:京都府長岡京市)は、農地の状態を可視化する土壌モニタリングシステムを活用、ベトナム国立カントー大学と協力してベトナム・メコンデルタ地域での実証実験を行い、農業の塩害対策を推進している。
これは日本・ベトナム両政府間で合意の農業の塩害対策事業に関するODA(政府開発援助)供与案件。ベトナムのメコンデルタ地域は国土の30%を占める農地で、同国内の食糧生産量の過半数を担っているが、深刻な塩害により農産物に数十億~数百億円規模の被害を受け大きな問題となっている。
今回の塩害対策プロジェクトにより、水田や果樹園などへの塩害の予防、農地と水路環境の塩・硫酸汚染の改善、肥料、農作物、灌漑システムなどを統合的に管理する仕組みを構築することで、メコンデルタ地域における農業へのIT技術の導入に貢献する。

MUFG 傘下のインドネシア・ダナモン銀とBNPが合併へ

MUFG 傘下のインドネシア・ダナモン銀とBNPが合併へ

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は1月22日、子会社の三菱UFJ銀行が出資するインドネシアの民間大手銀行バンクダナモン(ダナモン銀行)と、MUFG傘下のアコムが出資するバンク・ヌサンタラ・パラヒャンガン(BNP)の合併計画を発表した。
合併により、三菱UFJ銀行は存続会社のダナモン銀行の発行済み株式総数の40%超を保有することになる。これにより成長・拡大するインドネシア国内のリテールおよび中堅中小企業の取引の事業基盤を確立するとともに、インドネシアへの進出を目指す顧客企業へ幅広い総合的なサービスを提供する。

阪神電鉄と台湾・桃園メトロが相互連携協定

阪神電鉄と台湾・桃園メトロが相互連携協定

阪神電鉄(本社:大阪市福島区)と台湾の桃園大衆捷運股份有限公司(本社:台湾・桃園市、以下、桃園メトロ)は1月21日、相互連携協定を締結したと発表した。
両社はともに沿線に様々な観光地を有しており、沿線には人気球団が本拠地とする野球場があり、観客の輸送を行っているという共通点があることから、両社が連携することで新たな相互送客の実現を目指す。

JICA マニラの鉄道延伸などフィリピンに2,051億円の円借款

JICA マニラの鉄道延伸などフィリピンに2,051億円の円借款

国際協力機構(JICA)は1月21日、フィリピンの首都マニラで同国政府との間で、2事業を対象に総額2,051億400万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。
今回の対象事業は①南北通勤鉄道延伸事業(第一期)(借款金額1,671億9,900万円)②パッシグ・マリキナ川河川改修事業(フェーズⅣ)(借款金額379億500万円)の2件。鉄道延伸事業はアジア開発銀行(ADB)との協調融資により実施される。

トヨタ・パナソニック EV用電池事業で合弁新会社

トヨタ・パナソニック EV用電池事業で合弁新会社

トヨタ自動車とパナソニックは1月22日、車載用角形電池事業に関する新会社設立に向けた事業統合契約、および合弁契約を締結したと発表した。
主な合意内容は①2020年末までに合弁会社を設立する②合弁会社への出資比率はトヨタ51%、パナソニック49%とする③合弁会社の事業範囲は車載用角形リチウムイオン電池、全固体電池、および次世代電池に関する研究・開発・生産技術・製造・調達・受注・管理④合弁会社に移管する対象事業に関わる両社の従業員数は約3,500人(2018年12月末現在)⑤製品は原則としてパナソニックを通じて、広く自動車メーカーへ販売する。
両社の経営資源・リソースを結集し、両社の強みを融合することで、「No.1開発力」と「No.1製造力」の実現を目指す。

「関西元気文化圏賞」大賞に本庶さん

「関西元気文化圏賞」大賞に本庶さん

関西の経済団体などが、日本を元気にすることに貢献した関西ゆかりの個人や団体に贈る「関西元気文化圏賞」の大賞に昨年、ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学特別教授の本庶佑さんが選ばれた。
また、特別賞に昨年夏の全国高校野球選手権で史上初となる2度目の春夏連覇の偉業を達成した大阪桐蔭高校硬式野球部と、ジャイアントパンダの16頭目の繁殖に成功した和歌山県白浜町の動物公園、アドベンチャーワールドが選ばれた。

「ちふれ」マレーシア初進出 イオン28店舗で販売開始

「ちふれ」マレーシア初進出 イオン28店舗で販売開始

ちふれ化粧品(本社:埼玉県川越市)は、イオンの子会社イオンマレーシア(本社:クアラルンプール)が展開するマレーシア国内のイオン28店舗で、1月21日から「ちふれ」ブランドのスキンケア、メイクアップ商品のセルフ販売を開始した。
「ちふれ」ブランドは日本国内では約1万9,000店舗、海外では中国、タイ、台湾で販売しており、マレーシアは海外4カ国・地域目。

中国の18年出生数1,523万人 80年以降で最少

中国の18年出生数1,523万人 80年以降で最少

中国国家統計局のまとめによると、中国の2018年の出生数は前年比200万人少ない1,523万人にとどまった。2年連続の減少で、1980年以降で最も少なくなった。
中国では中央政府が「一人っ子政策」を撤廃、2016年にすべての夫婦に2人目の出産を認めた。その結果、同年の出生数は1999年以来高水準の1,786万人に達した。しかし、長く続いた産児制限の反動なのか、子育て・社会環境の変化なども加わってか、早くも「二人っ子政策」の効果が薄れたことは確かだ。

SGホールディングス ネパールで国際エクスプレス事業開始

SGホールディングス ネパールで国際エクスプレス事業開始

SGホールディングスグループの海外事業統括会社、SGホールディングス・グローバル PTE.LTD.のタイ現地法人、SG佐川タイはネパールの航空貨物輸送事業者、スターライトエクスプレスとの間で代理店契約を締結し、ネパール発の国際エクスプレス事業を2019年1月2日から開始したと18日発表した。
これにより、ネパールにおける事業法人・個人向けに日本を中心とした海外向けの航空貨物配送や国際宅配サービスの提供が可能となり、スターライトエクスプレス社との連携を通じて、ネパール国内における物流ニーズへの対応を強化していく。