月別アーカイブ: 2019年2月

山口・秋吉台で春告げる山焼き

山口・秋吉台で春告げる山焼き

日本を代表するカルスト台地として知られる山口県美祢市の秋吉台国定公園で2月17日、春の訪れを告げる恒例の山焼きが行われた。
地域の消防団やボランティアなど1000人余りが参加。午前9時半になるとガスバーナーで一斉に点火され、観光客らはススキ
やネグサなど枯れ草の草原が、瞬く間に炎に包まれる雄大な光景に歓声を上げ、カメラに収めたりして楽しんでいた。枯れ草で薄茶色だった草原は、約3時間ほどで黒く姿を変え、点在する白の石灰岩とのコントラストが際立った。
美祢市によると、山焼きの範囲は約1138㌶で国内最大級。山焼きは景観維持などを目的に、毎年この時期に実施されている。

近畿1月の企業倒産2カ月ぶり増加

近畿1月の企業倒産2カ月ぶり増加

帝国データバンクのまとめによると、近畿2府4県で1月、1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は183件で、前年同月比で17件(10.2%)増となり、2カ月ぶりに増加した。
人手不足の深刻化などでサービス業を中心に経営不振が表面化していることが主な要因。一方、負債総額は141億7500万円で前年同月比で10億円余(6.7%)減少した。
今後について同社は、米中貿易戦争が関西経済に与える影響や、10月から予定されている消費増税などを控え、先行きの景気動向に不透明感が強まっていて、中期的には倒産は緩やかに増加していく可能性もあるとしている。

ローソン 岐阜・各務原市と高齢者の見守りで連携

ローソン 岐阜・各務原市と高齢者の見守りで連携

大手コンビニエンスストア、ローソン(本社:東京都品川区)は2月19日に岐阜県各務原市と高齢者の見守りで連携する「かがみはら安心ねっとわーく」協定書を締結する。
これにより、各務原市内のローソン17店舗(2019年1月末現在)では、日常の店舗営業の中で高齢者の異変に気付いた際の市役所への連絡や、市役所から提供された情報に基づく行方不明者の発見・保護への協力等を行い、市民の安心・安全なまちづくりのために貢献していく。
ローソンが岐阜県内の自治体と高齢者の見守り協定を締結するのは今回が初めて。

チムニー ネパールに子会社 飲食店・学校事業運営

チムニー ネパールに子会社 飲食店・学校事業運営

チムニー(本社:東京都台東区)は2月15日、ネパールの首都カトマンズ市に飲食店「はなの舞」事業と学校事業を運営する子会社「CHIMINEY NEPAL COMPANY LIMITED(仮称)」を設立すると発表した。新会社の資本金は約500万円で、チムニーが全額出資する。4月中に設立する。
チムニーはグローバル人材確保の一環として、2月1日にベトナム・ハノイに「はなの舞」を出店しているが、ネパール人材の採用・確保へさらなる強化のため、ネパール人から選ばれる企業を目的として、今回カトマンズに子会社を設立したもの。

2018年の世界のはしか患者数50%増 WHO

2018年の世界のはしか患者数50%増 WHO

AFP時事によると、国連の世界保健機関(WHO)はこのほど、2018年の世界の麻疹(はしか)患者数が前年比約50%増だったとして、はしかの流行を阻止するための取り組みが「後退している」と警鐘を鳴らした。
WHOの予防接種・ワクチン・生物学的製剤部門を統括するキャサリン・オブライエン氏は「WHOのデータは、はしかの患者数の大幅な増加を示している。この傾向はあらゆる地域でみられている」と語っている。
また、報告された患者数について「実際の患者の10%足らずだろう。報告数で50%の増加が確認されていることを考えわせると、感染例の実際数は数百件に上るだろう」と指摘している。2018年のはしかによる世界の死者数は約13万人に上るという。

プライメタルズ 中国・上海の宝鋼向けDCRミルが稼働開始

プライメタルズ 中国・上海の宝鋼向けDCRミルが稼働開始

プライメタルズテクノロジーズは2月14日、中国の鉄鋼メーカー、宝山鋼鉄股フン有限公司(以下、宝鋼)の上海工場に納入した新ダブルコールドリダクション(DCR)ミルが稼働を開始したと発表した。
このDCRミルは、宝鋼の「ブリキ製品構成最適化プロジェクト」の一環として、同社が2016年12月に受注したもので、年間20万5000㌧の冷延鋼帯を生産できるように設計されており、DCRモードと調質モードの両モードで操業が可能。処理された鋼帯は飲料缶、金属キャップ、電子部品などの材料として用いられる。
宝鋼は、近年発足した世界第2位の鉄鋼メーカーとして年産やく6540万㌧(2017年)を誇る宝武鋼鉄集団有限公司の一員。

三洋化成 タイで永久帯電防止剤の生産設備を新設

三洋化成 タイで永久帯電防止剤の生産設備を新設

三洋化成(本社:京都市東山区)は2月14日、タイのサンヨーカセイ(タイランド)リミテッドのラヨーン工場(所在地:タイ・ラヨーン県)で、年間1500㌧の永久帯電防止剤の生産設備の建設に着手すると発表した。
同社はプラスチックに添加して半永久的に帯電を防止する高分子量タイプの帯電防止剤「ベレスタット」「べレクトロン」シリーズを製造販売しており、旺盛な需要増大に応える。

三井物産 中国・上海のオフィスビルリノベーション事業に参画

三井物産 中国・上海のオフィスビルリノベーション事業に参画

三井物産(本社:東京都千代田区)は2月14日、アセンダス・シンブリッジ・グループ(本社:シンガポール、以下、ASB社)と共同で、中国・上海市中心地区のオフィスビルリノベーション事業に参画することになり、このほど出資関連の契約を締結したと発表した。
同事業は、既存オフィスビル2棟の一部をリノベーションするもので、三井物産はASB社設立の投資ビークルの45%を取得する。同事業への出資総額は約180億円を予定。

大阪・西成に中華街構想 地元と協議へ

大阪・西成に中華街構想 地元と協議へ

中国人不動産関係者らが2017年に設立した一般社団法人 大阪華商会が中心となり、大阪市西成区で「大阪中華街」をつくる構想が進んでいる。
周辺は近年、転・廃業が相次いで客足が遠のいだ一方、中国系の人が出資する飲食店などが急速に増え、大きな勢力となりつつある。
地元商店主らとの本格的な協議はこれからだが、訪日外国人旅行者の誘客を含め、地元商店主らも生き残りをかけ、かつての”にぎわい”を取り戻すことに全く異論はない。関係者らは「地元商店主らと手を携え、より魅力的な街にしたい」と策を練る。果たして協議の行方は?

アース製薬 ヘルパー支援で介護用品市場に参入

アース製薬 ヘルパー支援で介護用品市場に参入

アース製薬(本社:東京都千代田区)は、介護者を助けるブランド「ヘルパータスケ」を新たに立ち上げ、”ひとを助けるあなたを、助ける。”をコンセプトにした口腔ケア商品・排泄臭対策商品・除菌対策商品を2月20日から新発売する。
ヘルパータスケは、介護者の不満や不便を解消するため、商品のラインアップの強化を図っていく。