月別アーカイブ: 2019年3月

自民党 大阪市長選に元市議の柳本氏を擁立

自民党 大阪市長選に元市議の柳本氏を擁立

4月7日に投開票される大阪市長選に自民党大阪府連は3月15日、元大阪市議会議員の柳本顕氏を擁立することを決めた。この結果、府知事選および市長選で、大阪維新の会と自民党などが対決する構図となった。
柳本氏はニ階幹事長に報告・あいさつし、安倍総理大臣と面会した後、記者団に「大阪に安定的な政治を取り戻す決意だ。今回の戦いをもって、”大阪都構想”に終止符を打つ決意で臨んでいきたい」などと語った。
柳本氏は、大阪都構想の是非をめぐる前回の住民投票の直前、当時の大阪維新の会代表で大阪市長だった橋下徹氏と、反対派の代表としてNHKの特番に出演。都構想「反対」の論陣を張った。そして、都構想を否決、反対派の勝利につなげた立役者の一人だ。

和歌山で肉食恐竜「スピノサウルス類」の歯の化石発見

和歌山で肉食恐竜「スピノサウルス類」の歯の化石発見

和歌山県立自然博物館は県内のおよそ1億3,000万年前の地層から、大型の肉食恐竜「スピノサウルス類」の歯の化石が見つかったと発表した。
今回見つかったのは長さ1.4cmほどの円すい形の歯の化石。東京都市大学の中島保寿准教授が分析したところ、縦方向に筋が入っていることや表面のエナメル質が厚いことなどから、スピノサウルス類のものと分かったという。
この歯の化石はスピノサウルス類としてはアジアで最も古い部類だということで、進化の過程を解明するうえで重要な手がかりになるとみている。スピノサウルス類の化石が見つかるのは3例目で、西日本では初めて。
スピノサウルス類を代表する恐竜、スピノサウルスは体長が15mにも達する最大の肉食恐竜といわれ、映画『ジュラシック・パーク3』にも登場している。

東プレ インドネシアに子会社 東南ア事業拡大へ

東プレ インドネシアに子会社 東南ア事業拡大へ

東プレ(本社:東京都中央区)は3月14日、インドネシアに自動車用プレス部品の製造・販売を手掛ける子会社を設立すると発表した。
新会社「PT.Topre Indonesia Autoparts」(予定)の資本金は15億円で、東プレが全額(間接保有含む)出資する。3月に設立する予定。
新会社は、タイの現地法人とも連携を図りながら、インドネシア国内の自動車メーカーへの部品供給を行い、成長する東南アジア地区での事業の拡大と収益性の確保を図っていく。

シキボウ 3/26付でタイ・シキボウを解散

シキボウ 3/26付でタイ・シキボウを解散

シキボウ(本社:大阪市中央区)はこのほど、持分法適用会社「THAI SHIKIBO CO.,LTD.」を3月26日付で解散すると発表した。
解散するのはシキボウが35%出資する紡績糸の製造販売会社で、2017年9月に事業停止し、以後、解散に向けて手続きを進めていた。

第一稀元素化学のベトナム子会社へJBICが5億円出資

第一稀元素化学のベトナム子会社へJBICが5億円出資

第一稀元素化学工業は3月14日、ベトナム子会社のVietnam Rare Elements Chemical Joint Stock Company(所在地:ベトナム・バリアブンタオ省、以下、VREC)へ、国際協力銀行(JBIC)より優先株式で最大5億円の出資を受けることで株主間契約を締結したと発表した。
VRECはジルコサンドの安定調達と高品質ジルコニウム中間体のオキシ塩化ジルコニウム(以下、ZOC)の製造を目的として設立。需要増に対応するため、VRECの生産能力増強と事業拡大を目的に、新工場の建設を決定している。
今回、日本企業の海外展開を支援することを目的として設けられている、JBICの「海外展開支援出資ファシリティ」の一環として出資を受けるもの。これにより第一稀元素化学工業は、ベトナムのVREC事業の発展と安定的な経営をより一層推進していく。

くら寿司 大阪・通天閣前に訪日客向け店舗開業

くら寿司 大阪・通天閣前に訪日客向け店舗開業

回転ずし大手のくらコーポレーションは3月12日、大阪市の通天閣の前に訪日外国人向けの「くら寿司」を開業した。同店では日本語を含む5カ国語に対応する。店舗はひと目ですし店と分かるように、外壁に直径2.5mの回るレーンとすしのオブジェを設置している。

特養で昨年度の事故死1,117人 厚労省が初の調査

特養で昨年度の事故死1,117人 厚労省が初の調査

厚生労働省が行った初の調査で、特別養護老人ホーム(特養)で昨年度、転倒や誤嚥(ごえん)などの事故で死亡した高齢者が全国で772施設、1,117人に上ったことが分かった。
特養は全国でおよそ1万か所あり、60万人の要介護者が利用している。施設内で事故が起きた場合、市区町村への報告義務があるが、国への報告は求められていない。このため今回、厚生労働省は実態把握のため初めて調査を行ったもの。

トランスコスモス コンサル企業のMarkPlusと業務提携

トランスコスモス コンサル企業とMarkPlusと業務提携

トランスコスモス(本社:東京都渋谷区)は3月13日、マーケティングに特化したコンサルティング企業、MarkPlus,Inc.(本社:インドネシア・ジャカルタ)と業務提携したと発表した。
「コトラーマーケティング4.0」で提唱されている新たなマーケティング概念である「5A」の測定尺度を日本国内で独占的に使用し、独自のロイヤルマーケティングサービスを幅広い業界の顧客企業に提供していく。

「中国の人権侵害はケタ外れ」米国務省が強く非難

「中国の人権侵害はケタ外れ」米国務省が強く非難

米国務省は3月13日、2018年の世界各国の人権状況をまとめた報告書を発表した。この中で、中国が新疆ウイグル自治区で、イスラム教徒のウイグル族など大勢の少数民族を拘束し、施設に収容したなどとして、「人権侵害の内容はけた外れだ」と強く非難した。そして、恣意(しい)的に拘束された人は80万人から100万人以上ともされると指摘している。
中国当局はウイグル族の人たちの拘束について、「過激な思想の影響を受けた人などに対する正当な職業訓練だ」などと主張しており、今回の報告書に強く反発することが予想される。

大和郡山市の「平城京南方遺跡」で新たに道の跡「小路」か

大和郡山市の「平城京南方遺跡」で新たに道の跡「小路」か

大和郡山市教育委員会の発掘調査によると、同市の「平城京南方遺跡」で細かく区画整備された、東西に延びる幅およそ6mの道の跡が見つかった。
この遺跡は、平城京の南の端とされる九条大路と、それより南にある「十条大路」とも指摘される大規模な道の跡の間にある。このため同市教委は、今回見つかったのは、当時の都でみられたのと同様に、細かく区画整備された「小路」と呼ばれる道ではないかとみている。近くには都の正門、羅城門などがあることから、それらと一体的に道が整備された可能性があるとしている。
現地説明会は3月16日に行われる。