月別アーカイブ: 2019年3月

G20を前に首脳警護の訓練 150人が参加

G20を前に首脳警護の訓練 150人が参加

日本で初めての、6月に大阪で開かれるG20サミット(主要20カ国首脳会議)を前に、会議に参加する首脳を警護する訓練が、このほど大阪・堺市で行われた。この訓練には警察署や機動隊からおよそ150人が参加した。
訓練は、首脳が乗った車がホテルに到着したという想定や、首脳がホテルの前で集まった人たちに手を振っている最中に、ナイフを持った男が襲い掛かるといった想定のもとで、いかに迅速かつ安全に首脳らを誘導するか、警護スタッフの動きの訓練などが行われた。
G20サミットでは37の国や地域などから首脳が参加し、過去最大規模の警備体制が想定されている。

日産のEV「リーフ」グローバル累計販売で40万台達成

日産のEV「リーフ」グローバル累計販売で40万台達成

日産自動車(本社:横浜市西区)は3月5日、電気自動車(EV)「リーフ」が史上初となるグローバル販売で40万台を達成したと発表した。
リーフは2010年に発売。累計販売台数をもとに算出すると、1年あたり380万バレルに相当する石油を節約した計算になる。2018年に欧州でEVの販売台数1位となっている。リーフは現在50以上の市場で販売されているが、2019年前半にはラテンアメリカの6つの市場で、また年末までにアジア・オセアニアの7つの市場で発売される予定。

帝人 障がい者雇用促進のため特例子会社設立

帝人 障がい者雇用促進のため特例子会社設立

帝人(本社:大阪市中央区)は3月6日、知的・精神などの障がいのある人がやりがいと働く楽しさを感じられる職場の創出を目的として、2月14日付で100%出資子会社「帝人ソレイユ」(本社所在地:東京都千代田区)を設立したと発表した。
帝人ソレイユは4月に「特例子会社」の認定申請を予定している。同社は帝人グループ内の受託サービスを行うほか、農業・農作物の生産・販売を手掛ける予定。
特例子会社は「障害者雇用の促進等に関する法律」に基づき、企業が障がい者雇用を目的に設立する子会社のこと。

五洲薬品 タイ・バンコクに現地法人を設立

五洲薬品 タイ・バンコクに現地法人を設立

医薬品や機能性食品の製造・販売を手掛ける五洲薬品(本社:富山市)は3月6日、タイの首都バンコクに2月21日付で現地法人を設立したと発表した。事務所はバンコクのプラカノン地区に開設する。
富山湾の海洋深層水を使った自然派商材の需要が見込めると判断し、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域で本格展開するのが狙い。

京大G 拒絶反応起こしにくいiPS細胞作製

京大G 拒絶反応起こしにくいiPS細胞作製

京都大学iPS細胞研究所のグループは3月7日、遺伝情報を書き換える「ゲノム編集」の技術を使ってヒトに移植しても拒絶反応を起こしにくいiPS細胞を作製したと発表した。
グループは免疫の型を決めるたんぱく質の中から拒絶反応と関係するものを選び出し、ゲノム編集の技術を使ってこれらの一部を失わせたiPS細胞を作製した。そしてマウスに移植するなどしたところ、できたiPS細胞はより多くの免疫の型に適合して、拒絶反応が起こりにくくなっていることが確認できたという。
グループによると、この技術を使えば7種類のiPS細胞を確保するだけで日本人の95%以上に移植できる見込み。

日本工営 タイ・チュラロンコン大学と相互協力のMOU締結

日本工営 タイ・チュラロンコン大学と相互協力のMOU締結

日本工営(本社:東京都千代田区)は3月7日、タイのチュラロンコン大学と2月18日、相互協力に係わるMOUを締結したと発表した。
今回のMOU締結により、両者はインターンシップ等での現地人材教育や、都市・社会課題に対応するための共同研究開発を通じて産学連携を進め、より一層の優位技術開発を目指す。
チュラロンコン大学はタイで最初の高等教育機関として1917年に設立された国立総合大学で、近年アジアでもトップランクの研究機関として位置づけられている。日本工営は中央研究所(茨城県つくば市)を窓口として、14件の海外学術研究機関(大学、大学院、研究所など)とMOUを締結している。

住友商事 中国でCRM事業展開のYo-renに出資

住友商事 中国でCRM事業展開のYo-renに出資

住友商事(本社:東京都千代田区)は3月6日、アジア地域におけるコーポレート・ベンチャー・キャピタルSumitomo Corporation Equity Asia(本社:香港特別行政区)を通じ、中国でリテーラーおよび消費財ブランド向けにCRM事業を展開するYo-renに出資したと発表した。
Yo-renは、中国でコンビニエンスストアをはじめとした日系のリテール企業向けに会員アプリ等の顧客サービスプラットフォームを開発・運用している。住友商事はYo-renの技術やノウハウを活用し、住友商事グループの小売り事業のデジタルトランスフォーメーションを推進する。

丸紅 フィリピン・マニラLRT2号線東延伸案件を受注

丸紅 フィリピン・マニラLRT2号線東延伸案件を受注

丸紅(本社:東京都中央区)は3月7日、フィリピン大手建設会社のD.M.Consunji Inc.(以下、DMCI)と共同で、フィリピン運輸省よりマニラLRT2号線(以下、LRT2号線)の東延伸案件(延伸区間:4km、2駅)を受注したと発表した。受注額は約69億円。
丸紅はコンソーシアムリーダーとして、このプロジェクト全体の履行管理および鉄道システム(信号、通信、変配電)一式の納入を担当し、DMCIは鉄道システム一式の据付および軌道の納入、工事を担当する。
このプロジェクトは日本政府の円借款432億円が供与されている「首都圏大量旅客輸送システム拡張事業」の一環。

デリーで第1回日印宇宙対話 定期開催で一致

デリーで第1回日印宇宙対話 定期開催で一致

第1回日印宇宙対話が3月8日、インドのデリーで開催された。日印の宇宙関係府省および機関関係者が一堂に会し、日印双方の宇宙政策に関する情報交換のほか、安全保障、関係機関間協力、宇宙産業、測位衛星、宇宙状況把握および宇宙空間に関する国際規範等に関し意見交換を行った。
この結果、両国は相互理解を増進し協力を深めるべく、この対話を定期的に開催することで一致した。

森村G4社が燃料電池の共同出資会社設立で合意

森村G4社が燃料電池の共同出資会社設立で合意

ノリタケカンパニーリミテドなど森村グループ4社はこのほど、セラミックスを主原料とする「固体酸化物形燃料電池(SOFC)」の開発や製造・販売を手掛ける共同出資会社を設立することで基本合意したと発表した。
4社は、ノリタケカンパニーリミテド、TOTO、日本ガイシ、日本特殊陶業で、新会社の所在地は愛知県小牧市。12月1日に事業を開始する。