月別アーカイブ: 2019年4月

泉佐野市 政府のふるさと納税改正を批判

泉佐野市 政府のふるさと納税改正を批判

大阪・泉佐野市は4月11日、改正地方税法により6月以降、過度な返礼品を贈る自治体は制度の対象から外されることについて、「今回の法改正は拙速かつ一方的な判断のもとに行われたもので、数多くの問題がある」などと批判した。
そのうえで「仮に新たな基準に沿うようにすると、返礼品の数は現在の1200種類から半分以下になり、寄付額も100分の1になる可能性がある」としている。
泉佐野市は、ふるさと納税の寄付額が2017年度は全国1位で、2018年度も前年度の3倍近い360億円を超えるとの見通しを明らかにしている。

JICAと東京海上日動 企業の海外展開支援で連携の覚書

JICAと東京海上日動 企業の海外展開支援で連携の覚書

国際協力機構(JICA、本部所在地:東京都千代田区)と東京海上日動火災保険(本社:東京都千代田区)は4月
11日、日本企業の海外展開の支援を通じ、開発途上国の社会・経済開発と国内における地域の活性化を目的に、連携の覚書を締結したと発表した。
これを機に両者は、それぞれの特長を活かして企業の海外展開を支援し、海外進出プロジェクトのリスクマネジメントの考え方や、想定される各種リスクと保険等、各種情報提供も併せて行っていく。

三井住友建設 カンボジアの上水道拡張整備工事が竣工

三井住友建設 カンボジアの上水道拡張整備工事が竣工

三井住友建設(本社:東京都中央区)は4月11日、カンボジア・カンポット市で進めていた上水道拡張整備工事が竣工したと発表した。4月2日に挙行された落成式典にはカンボジアのフン・セン首相、在カンボジア日本国大使館の堀之内秀久特命全権大使、国際協力機構(JICA)カンボジア事務所の菅野祐一所長、三井住友建設の栗林武弘執行役員、水ingの二宮朗代表取締役副社長ら工事関係者や地域住民など約7000人が出席した。
このプロジェクトは、カンボジア政府の「国家戦略開発計画2014-2018」において掲げられている「安全な飲料水へのアクセス率向上」のために、日本政府の無償資金協力(ODA)により計画されたもの。取水施設新設8250㎥/日、浄水場新設7500㎥/日が整備され、敷設工事は導水管敷設5km、配水管敷設89kmに及んだ。請負金額はJV全体で約21億円だった。

春秋航空 関西-合肥線、関西-鄭州線を新規就航

春秋航空 関西-合肥線、関西-鄭州線を新規就航

関西国際空港を運営する関西エアポートは4月10日、中国の春秋航空が関西-合肥線および関西-鄭州線を4月17日に新規就航すると発表した。関西-合肥線は週4便、関西-鄭州線は週3便それぞれ運航する。使用機材はエアバスA320で、座席数は180席または186席(エコノミークラスのみ)の予定。
春秋航空は、上海市に本社を置くLCC(格安航空会社)で、今回の就航により同社の関西国際空港発着路線は11路線となり、関西国際空港は中国の36都市と結ばれることになる。

ローソンとマイライフ ヘルスケア・介護相談窓口併設店舗

ローソンとマイライフ ヘルスケア・介護相談窓口併設店舗

ローソン(本社:東京都品川区)は4月10日、マイライフ(本社:広島県呉市)と連携し、マイライフが運営するヘルスケア複合施設「オールファーマシータウン」内に、「ローソンファーマシー呉中通店」(所在地:広島県呉市)を4月22日にオープンすると発表した。
同店舗にはOTC医薬品を取り揃え、介護相談窓口やサロンスペースを店内に併設。マイライフがフランチャイズ(FC)オーナーとして、OTC医薬品の販売を含めたローソン店舗を運営し、介護相談窓口には呉市を中心に介護サービスを展開しているハートパートナーが運営する。
店舗面積は約100坪(売場面積約60坪、サロンスペース約10坪)、介護相談窓口約5坪

ソフトバンクロボ 法人3000施設にAI清掃ロボ1カ月無料提供

ソフトバンクロボ 法人3000施設にAI清掃ロボ1カ月無料提供

ソフトバンクロボティクスは4月10日、ダスキンなど8社とパートナー契約を締結して3000施設を対象に、AI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」を最大1カ月無料提供するキャンペーンを実施すると発表した。
4月10日に開始し、第1弾の申込受付を4月30日まで行う。第2弾の申込受付は夏以降に予定。このキャンペーンで第1弾で1000施設、第2弾で2000施設の合計3000施設にAI清掃ロボットWhizを提供する。
このキャンペーンに合わせて同社はアクティオ、大塚商会、シーバイエス、ソフトバンク、ダスキン、ディーコープ、リコージャパン、リ・プロダクツの8社とそれぞれパートナー契約を締結した。
Whizは、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」に続くソフトバンクロボティクスが開発・提供する2種目目のロボット。

新種の人類か フィリピン・ルソン島の洞窟で化石見つかる

新種の人類か フィリピン・ルソン島の洞窟で化石見つかる

フランスの国立自然史博物館やフィリピン大学などの研究グループは、フィリピンルソン島のカラオ洞窟で小型の人類の化石が見つかり、調査・分析した結果、およそ5万年前に姿を消した新種の人類だとする内容の論文を4月10日、英国の科学雑誌「ネイチャー」に発表した。
同洞窟の石灰岩の地層から2007年以降、人類のものとみられる歯や足の指の骨、そして太ももの部分とみられる骨の化石が見つかっており、分析の結果、身長1mほどの人類のものであることが分かった。
足の指の骨は300万年ほど前にアフリカに生息していた初期の人類「アウストラロピテクス」と同じように曲がり、木登りしやすいようになっている一方で、歯の根の部分の形が現在の人類「ホモ・サピエンス」を含めた、これまでに知られているすべての人類と異なっているという。このため、同研究グループは「ホモ・ルゾネシス」(=ルソン島の人)と名付けた。

世界初 ブラックホールの輪郭撮影に成功

世界初 ブラックホールの輪郭撮影に成功

日本などの国際研究グループは4月10日、極めて強い重力で光も吸い込む天体、ブラックホールの輪郭を撮影することに世界で初めて成功したと発表、画像を公開した。撮影したのは、地球から5500万光年離れたおとめ座の「M87」と呼ばれる銀河の中心にあるブラックホール。
世界各地の電波望遠鏡をつないで、口径がおよそ1万kmという地球サイズの巨大な望遠鏡を構築したことによる成果で、ブラックホールの存在を直接示すものとして世界的に注目されている。日米欧などでつくる研究グループが世界6カ所で同時に会見し明らかにした。

MHPS 18年の排煙脱硫装置 世界市場でシェア1位

MHPS 18年の排煙脱硫装置 世界市場でシェア1位

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は4月10日、2018年における排煙脱硫装置(FGD)の世界市場で、トップシェアとなる61.5%を獲得したと発表した。米国の有力市場調査レポートにより明らかになったもの。2014年から5年間の累計でも設備出力4150万KW、世界最大シェア40%を獲得した。
世界最高レベルの環境技術で、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、および煤塵などの大気汚染物質を大幅に抑制し、地球環境の改善に貢献している。

鹿児島銀行 台北駐在員事務所を開設

鹿児島銀行 台北駐在員事務所を開設

九州フィナンシャルグループの子会社、鹿児島銀行(本店:鹿児島市)は4月8日、新たに台湾・台北市信義区に「台北駐在員事務所」を開設した。同グループはこれまでの中国(上海)の拠点に加え、新たに台湾(台北)に拠点を設けることで、より一層、取引先企業の海外進出、貿易取引拡大などのサポートに努めていく。