月別アーカイブ: 2019年7月

日立建機 カナモト中国から大型油圧ショベル21台受注

日立建機(本社:東京都台東区)は7月10日、中国の現地法人、日立建機(上海)有限公司(本社:上海市浦東新区、以下、日立建機(上海))は、カナモト(本社:北海道札幌市)の中国法人、●納磨拓(中国)投資有限公司(本社:上海市長寧区、以下、カナモト中国)から重掘割仕様の大型油圧ショベルZX490LCH-5A21台を受注し、中国安徽省合肥市の日立建機(中国)有限公司で出荷式典を開いたと発表した。                                      日立建機グループが、中国レンタル市場向け建設機械をカナモトから受注するのは、今回が初めて。

はやぶさ2,2度目のリュウグウ着陸に成功 惑星内部の岩石採取

太陽系宇宙の成り立ちの一端を解明することにつながるのか?宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月11日、「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」内部の岩石を採取する、世界初のミッションのため、リュウグウへの2度目の接地(タッチダウン)=着陸に成功したと発表した。JAXAは、タッチダウンは大成功、何らかの岩石が採れたと思われるとしている。はやぶさ2の着陸はわずか数秒間で探査機の下から伸びる筒状の装置の先端を地表につけて、その瞬間に弾丸を発射し、砕けて舞い上がった岩石の破片を採取するという仕組み。

生國魂神社の夏祭り 7/12渡御行列 大阪に夏告げる

大阪市天王寺区の生國魂神社の夏祭りが7月11日、あいにくの雨の中始まった。同日朝、神社の本殿で地域の人々が参列する中、祭りの安全を祈って神職が祝詞を捧げた。祭りは12日、中心となる行事、神輿を担いで大阪城までの道のりを練り歩く「渡御行列」が行われ、沿道にはおよそ500の屋台が並ぶとみられる。                                        生國魂神社の夏祭りは、大阪天満宮の「天神祭」、住吉大社の「住吉祭」とともに大阪の三大夏祭りの一つに数えられ、大阪に夏の到来を告げる祭り。無病息災を祈願して平安時代から続く伝統行事。

日本人の人口10年連続減少、外国人266万人余で初の2%超

総務省による今年1月1日現在の住民基本台帳に基づく日本人の人口は1億2,477万6,364人で10年連続で減少した。減少数は43万3,239人に上り、1968年の調査開始以降、最も多くなり、5年続けて最多を更新した。一方、外国人の人口は16万9,543人増えて過去最多の266万7,199人となり、日本人と合わせた総人口に占める割合が初めて2%を超えた。人口を都道府県別でみると、1位が東京で1,318万9,049人、2位が神奈川で897万6,954人、3位が861万3,021人と続き、最も少ないのが鳥取の56万1,445人だった。人口が増えたのは東京、神奈川、千葉、埼玉、沖縄の5つの都県だけで、42の道府県では減少した。減少数が最も多かったのは北海道の3万9,461人で、7年連続で減少数が最も多くなった。東京は23年連続で増加している。

近畿も人口減少,大阪市内中心部や子育て支援で増加自治体も

総務省が今年1月1日現在の住民基本台帳をもとにまとめた日本人の人口は10年連続で減少したが、近畿2府4県もいずれも前年より減少し、市町村別で神戸市が全国で最も多く減少した。ただ、大阪市の北区、西区などの中心部や、子育て世代への支援や環境が充実した自治体では人口が増えていて二極化が顕著になった。                   府県別にみると、大阪府が861万3,021人で1万8,154人の減少、兵庫県が546万2,316人で2万3,336人の減少、京都府が249万4,923人で1万1,278人の減少、滋賀県が139万806人で2,282人の減少、奈良県が135万265人で9,670人の減少、和歌山県が95万8,055人で1万693人の減少となっている。市町村別では神戸市が全国で最も多い6,235人の減少となったのが目を引く。以下、京都市が5,374人の減少、大阪府堺市が3,693人の減となった。一方、大阪市は6,167人、兵庫県明石市が1,727人、京都府木津川市が854人、滋賀県草津市が756人それぞれ増えた。

高齢者1406万世帯,全体の27.6%占めいずれも過去最高に

厚生労働省の2018年(平成30年)国民生活基礎調査によると、高齢者世帯数は1,406万3,000世帯で、全世帯に占める割合は27.6%となり、いずれも過去最高となったことが分かった。高齢者世帯の構造別内訳は「単独世帯」が680万世帯(構成比48.6%)、「夫婦のみの世帯」が664万8,000世帯(同47.3%)。単独世帯の性別は男性32.6%に対して、女性67.4%と3分の2が女性で、圧倒的に女性の比率が高いことが分かった。1世帯当たり平均所得額は「全世帯」が551万6,000円、「高齢者世帯」は334万9,000円。平均所得金額の構成割合をみると、全世帯では「稼働所得」が73.4%、「公的年金・恩給」が20.3%だったが、高齢世帯では「公的年金・恩給」が61.1%、「稼働所得」が25.4%となった。所得が公的年金・恩給のみの世帯は、これらを受給している高齢者世帯の51.1%に及ぶ。

三井住友海上,インドネシア・ シナールマスMSIG生命への出資比率80%へ

MS&ADインシュランスグループの三井住友海上火災保険(本社:東京都千代田区)は7月9日、インドネシアのシナールマスMSIG生命(以下、シナールマス社)の普通株式30%を約3.8兆ルピア(約290億円)で追加取得し、出資比率を80%に引き上げたと発表した。なお、シナ-ルマス社は7月9日付でインドネシア証券取引所に上場する。

住友倉庫 シンガポールに需要増の定温保管の新倉庫竣工

住友倉庫(本社:大阪市北区)は7月9日、シンガポール子会社のSumitomo Warehouse(Singapore)Pte Ltdが建設を進めていた倉庫が竣工したと発表した。新倉庫の所在地はシンガポール・チュアス地区。鉄筋コンクリート造5階建て1棟、延床面積は1万1,005.76㎡(約3,329坪)。東南アジア市場では、各国の経済成長に伴い取引貨物の多様化が進み、定温保管の需要が拡大。これに対応するため定温庫(15~25℃)を備えた新たな倉庫の建設を進めていた。新倉庫の稼働により、同社の自社倉庫面積は約4万1,000㎡となる。

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21万年前の人類の化石発見、人類は定説より早くアフリカ外へ進出

ドイツのチュービンゲン大学などの研究グループによると、ギリシャの洞窟から見つかった現代の人類の化石が、アフリカ以外で見つかったものとしては最も古い21万年前のものとみられることが分かった。その結果、グループでは、現在に人類は定説より数万年も早くアフリカの外に進出し、ネアンデルタール人などとの共存や競争が長い間、複雑な形で繰り広げられてきたことになり、人類の歴史の解明に役立つと分析している。ギリシャ南部の洞窟から発見された2つの頭蓋骨を復元し、放射線による年代測定を行った。7月10日付の英国の科学雑誌「ネイチャー」に論文が掲載された。

横浜ゴム フィリピンのタイヤ生産販売子会社に太陽光発電システム設置

横浜ゴム(本社:東京都港区)は7月9日、フィリピンのタイヤ生産販売子会社Yokohama Tire Philippines,Inc.(ヨコハマタイヤフィリピン)の生産工場の屋根に太陽光発電システムを設置し、7月4日より運転を開始したと発表した。出力規模は約4MW-dcで、年間予測発電量は約5,363MWh。発電した電気は同工場で使用し、年間で約2,858㌧の温室効果ガス排出量を削減できる見込み。この案件はシャープエネルギーソリューションと共同で、日本の環境省が実施する「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」の採択を受け実施している。