山形県南陽市教育委員会などによると、約1万1,000~1万2,000年前の縄文時代草創期の竪穴住居跡が確認された同市赤湯の北町遺跡で、内陸部の縄文遺跡としては全国的に珍しいマグロの骨が出土した。見つかったのは成長段階のマグロの背骨の一部と判明した。白竜湖西側に位置する同遺跡は、枯れた植物が分解せずに積もった泥炭層の湿原だった場所に広がる。こうした環境にあったからか、専門家は「これだけの内陸部で海洋魚の骨が見つかったこと自体、驚き」としている。いずれにしても、当時から内陸部と海岸部で人的、物的交流があったことが推察される。
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スシロー 8/13に香港1号店 50店出店目指す
コベルコ建機 インドで油圧ショベル累計生産 1万台達成
コベルコ建機(東京本社:東京都品川区)は8月9日、インドの子会社、KOBELCO CONSTRUCTION EQUIPMENT INDIA PVT.LTD.(本社:インド・ノイダ市郊外、デリー市中心から東へ約20km、以下、KCEI)が、現地の油圧ショベル工場での累計生産台数が1万台に達したと発表した。8月6日、同社の工場(所在地:インド・アンドラプラディッシュ州SRI CITY工業団地内)で記念式典を執り行い、KCEI幹部はじめ現地従業員約300名が式典に参加した。 コベルコ建機はインドにおける油圧ショベルの需要拡大を見据え、2011年1月から同地で操業開始。以降、8年7カ月ほどでの累計生産1万台の達成となった。油圧ショベルの当初の年間生産能力は1,200台、現在同2,000台、設備増強後同3,000台とする予定。
定
シャープ 事業の分社化進め、他社と連携態勢づくり推進
シャープは台湾の鴻海精密工業の出資を受け、子会社となって経営再建に取り組み、8月12日で3年が経過した。これを機に、同社は事業の分社化を進め、他社と連携、出資を受けやすい態勢づくりに力を入れていくことになった。同社は3年前、新体制の下で工場の閉鎖や白物家電の国内生産縮小など大胆なコスト削減策が奏功。2019年3月期の決算で2期連続の最終黒字を実現している。ただ、2017年12月に東証1部に復帰したものの、株価はV字回復とはいかず、当時と比べて3分の1以下と低迷している。このため、同社は成長分野をすべて自社で抱え込まず分社化することで、純粋に事業ごとに他社からの出資を受けやすい態勢づくりを進め、円滑な事業運営とともに、株価の底上げも図りたい考え。
看護師候補者も「特定技能」移行可能へ検討 EPA来日者
日本政府は経済連携協定(EPA)で来日した外国人介護福祉士および看護師候補者が、目指す国家試験に落ちても帰国せずに、在留資格「特定技能」に移行して取り組めるようにする検討に入った。すでに介護福祉士の候補者は移行できるようにしたほか、看護師の候補者も移行対象にする。 EPAに基づく在留資格は、対象国のインドネシア、フィリピン、ベトナムの介護福祉士および看護師候補生が、介護や看護の現場で働きながら国家資格の取得を目指すもの。合格すれば在留資格を上限なく更新できるが、不合格の場合、介護福祉士候補者は最長5年、看護師候補者は最長4年で帰国しなければならない。日本政府は5月、EPAで来日した外国人が国家試験で不合格となっても、得点が合格点の5割以上などの条件を満たした人が希望すれば、日本語試験などを経ずに「特定技能1号」に移行できるように運用改正している。