月別アーカイブ: 2019年10月

八千草薫さん すい臓がんで死去、大阪府・ 宝塚歌劇団出身

映画やテレビで可憐でひたむきな日本女性の役などを演じ幅広い世代に支持された大阪府・宝塚歌劇団出身の女優、八千草薫さんが10月24日、東京都内の病院で亡くなったことが分かった。死因はすい臓がん。88歳だった。昭和26年に本格映画デビュー以来、70年近い女優人生にピリオドを打った。

伊藤忠 中国でリサイクル事業会社と車載用電池の再利用ビジネス開始

伊藤忠商事(本社:東京都港区)は10月28日、リチウムイオン二次電池事業取り組みの一環として、中国で車載用電池のリユース、リサイクル事業を手掛けるShenzhen Pandpower(本社:中国広東省深圳市、以下、PAND社)から第三者割当増資を引き受け、車載用電池のコンテナ型定置用蓄電池への再利用ビジネスを開始すると発表した。                                                                                                                                    中国では2010年代半ばから電気自動車(EV)の販売が増加、世界に先駆けて試乗が拡大している一方、過去販売されたEVに搭載された電池が今後大量に市場へ出回ることが予想されており、使用済み電池の有効活用が大きな課題となっている。            伊藤忠商事はリユース電池を活用したコンテナ型定置用蓄電池をベースに、従来、コストの問題で蓄電池の導入が困難だった電力変動の調整弁や電力過疎地でのマイクログリッド化等、新たな市場領域へ競争力のあるエネルギーサービスを提供する。

日本初の長編アニメ「白蛇伝」の制作資料見つかる 東映アニメ

日本初の長編カラーアニメーション映画として61年前に公開された「白蛇伝」の絵コンテなどの資料が、京都市右京区の東映太秦映画村で見つかった。専門家は草創期のアニメの制作過程が分かる貴重な資料だとしている。                                                        白蛇伝は東映動画、現在の東映アニメーションが昭和33年に公開した、日本で初めての長編カラーアニメーション映画。見つかった資料は、アニメーターがキャラクターの立体感を考える際に使われたとされる粘土模型4体や、全体の構成を指示する絵コンテの第1稿などおよそ40点。これらの資料の一部は11月4日まで京都文化博物館で展示されるほか、今後、東映太秦映画村でも展示される。

ラグビーW杯決勝はイングランドvs南アの対決に 11/2

ラグビーワールドカップ2019日本大会の決勝戦は史上初の3連覇を目指していた王者・ニュージーランドを破ったイングランドと、ウェールズ大接戦の末を退け、3度目の優勝を目指す南アフリカとの間で争われることになった。11月1日にニュージーランドとウェールズとの3位決定戦の後、決勝戦は2日に行われる。W杯で初めてニュージーランドに勝利したイングランドが、この勢いで頂点を極めるのか、実績のある南アフリカが3度目の優勝を飾るのか、注目される。

ミャンマーで初の特定技能試験 宿泊業に238人受験、6割女性

ミャンマー最大都市ヤンゴンで10月27日、外国人労働者の新たな在留資格「特定技能」の宿泊業の技能測定試験が初めて行われた。受験者数は238人で、約6割が女性だった。合格者は11月5日に発表される。特定技能の対象14業種のうち海外で試験が行われたのは介護分野に続いて2業種目。政府は宿泊業で今後5年間に2万2,000人の外国人材の受け入れを見込んでいる。

日産自 大分市とEVを軸とした地域課題解決へ連携,災害・交通弱者対策

大分市と日産自動車(本社:横浜市西区)、大分日産自動車販売(本社:大分市)、日産プリンス大分販売(本社:大分市)の4者は10月25日、「電気自動車(EV)を軸とした地域課題解決に関する包括連携協定」を締結したと発表した。この協定は、EVの普及促進を通じて温室効果ガスの削減を実施するほか、災害対策の強化および交通弱者対策等の地域課題の解決に取り組むことを目的としている。

ブリヂストンの建設・鉱山車両用タイヤ新工場 タイで開所式

ブリヂストン(本社:東京都中央区)は10月25日、子会社のブリヂストン・スペシャリティ タイヤ マニュファクチャリング(タイランド)カンパニーリミテッド(所在地:タイ・ラヨーン県アマタ・シティ工業団地)が、建設・鉱山車両用ラジアルタイヤ新工場の開所式を24日、執り行ったと発表した。新工場の敷地面積は約87万㎡、生産能力は約35トン/日。開所式にはBOI(タイ投資委員会)、ラヨーン県、日本大使館などから来賓、関係者らを迎えて行われ、グローバル供給拠点のスタートを祝った。

日本在留の外国人3.6%増の283万人で過去最多

法務省・出入国在留管理庁のまとめによると、2019年6月末現在の在留外国人数(速報値)は282万9,416人で、2018年末に比べ9万8,323人(3.6%)増え過去最多となった。男女別では女性が144万2,015人、男性が138万7,401人でそれぞれ増加している。                                                                                                                                   国別・地域別では①中国が78万6,241人(前年末比2.8%増)で最も多く、以下、②韓国45万1,543人(同0.4%増)、③ベトナム37万1,755人(同12.4%増)、④フィリピン27万7,409人(同2.3%増)、➄ブラジル20万6,886人(同2.5%増)、⑥ネパール9万2,804人(同4.3%増)、➆台湾6万1,960人(同2.1%増)、➇インドネシア6万51人(同8.4%増)ト続き、上位ではベトナム(12.4%増)とインドネシア(8.4%増)の伸びが目立っている。   在留資格別では「永住者」が78万3,513人(同1.5%増)と最も多く、次いで「技能実習」が36万7,709人(同12.0%増)、「留学」が33万6,847人(同0.05%減)、「特別永住者」が31万7,849人(同1.1%減)、技術・人文知識・国際業務が25万6,414人(同13.6%増)で、技能実習と技術・人文知識・国際業務の2ケタの伸びが目立つ。                                   厚生労働省がまとめた2018年10月時点の外国人雇用状況によると、日本の外国人労働者数は146万463人で、国籍別の構成比は中国が26.6%で最も多く、以下、ベトナム21.7%、フィリピン11.2%、ブラジル8.7%と続いている。

秋の都大路彩る京都「時代祭」 歴史絵巻に6万人余の見物客

10月22日の「即位礼正殿の儀」と重なるのを避け、今年だけ例外的に26日に日を変えて、京都三大祭りの一つ「時代祭」が行われた。王朝の平安時代から武家政権時代、そして明治時代までのそれぞれの時代を象徴する装束に身を包んだおよそ総勢2,000人の行列が、京都御所から平安神宮までのおよそ4.5kmの都大路を練り歩いた。           行列は明治時代の鼓笛隊や官軍を先頭に、時代を遡る形で歴史上の人物が登場。維新への扉を開くのに重要な役割を果たした坂本龍馬、色鮮やかな十二単を身に着けた皇女和宮、さらには織田信長などが次々に登場し、沿道では昨年より多い6万人余りが、この華やかな歴史絵巻を楽しんだ。

18年度パワハラ民事の相談件数8万件超で過去最多 厚労省調べ

厚生労働省によると、2018年度に寄せられた民事上の個別労働紛争の相談件数のうち、パワーハラスメントなどの「いじめ・嫌がらせ」が8万件超に上り、過去最多となった。相談内容別でも25.6%を占め、7年連続でトップとなっている。この主な要因として①職場におけるジェネレーションギャップ②職場の余裕のなさ-などが指摘されている。     職場では世代間で意識に大きなずれがあり、指導の際、一昔前なら”愛のムチ”で受け止め、受け容れてもらえたかも知れないことでも、今は働く人の意識も価値観も多様化。そのため、かつて自分が育てられたように指導しても、相手にはその思いが伝わらず響きにくいというわけだ。また、職場は効率化が進められ、しかも成果を急ぐあまり時間に追われ、過重労働に近い現場も少なくない。その結果、相互に十分なコミュニケーションが取れていなかったり、ストレスがたまりやすかったりする。そこで、力を期待ほど力を発揮しきれない、弱い立場の従業員に思わず感情をぶつけてしまうケースが多い。